アウトドアシーンで、様々な電化製品を使うために必要なポータブル電源。
「今度のキャンプに持っていきたいけど、どの容量を選べば良いんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
最適な容量のポータブル電源があれば、キャンプをもっと快適に楽しく過ごせるはずです。
今回は、キャンプにぴったりなポータブル電源の容量、キャンプに持参するポータブル電源の選び方について解説します。
記事の後半では、キャンプでポータブル電源を使うときに注意することや、キャンプにおすすめのポータブル電源もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプにぴったりなポータブル電源の容量【シーン別】
こちらでは、キャンプにぴったりなポータブル電源の容量を、以下3つのシーン別にご紹介します。
- デイキャンプの場合
- 宿泊キャンプや車中泊の場合
- 防災目的も兼ねる場合
どんなシーンで使いたいのか想像しながらチェックしてみてください。
デイキャンプの場合
デイキャンプをする場合は、300〜500Wh程のポータブル電源を用意してみましょう。
400Whなら、スマートフォン(13W)を約24回充電できますし、モバイルプロジェクター(100W)も約3時間の稼働が可能なため、日帰りのキャンプなら十分かもしれません。
また、自宅の庭でバーベキューをする場合なども、300〜500Wh程のポータブル電源があれば小型扇風機などの電化製品を動かすことができるので、非常に便利です。
宿泊キャンプや車中泊の場合
宿泊キャンプや車中泊の場合は、500〜700Wh程のポータブル電源がおすすめです。
600Whのものを用意すれば、電気毛布(60W)を約8時間程、ポータブル冷蔵庫(45W)なら約12時間程の稼働が期待でき、充実したキャンプ時間を過ごせるでしょう。
さらに、一眼レフカメラなど使用回数の高い機器も、複数回充電できるので、最後までしっかりと思い出を残しておきたい方にも一押しです。
防災目的も兼ねる場合
キャンプだけではなく、防災目的も兼ねてポータブル電源を用意したい場合は、1,000Wh以上のものが安心でしょう。
1,000Whのタイプなら、デスクライト(70W)は約12時間程、ポータブル冷蔵庫(45W)は約20時間程使用できますし、別途でソーラーパネルも準備しておけば万が一のときにも慌てずに済みます。
さらに、テレビ(60W)も約15時間程稼働することが見込まれるので、不安になりがちな災害時にもぴったりですね。
キャンプに持っていくポータブル電源の容量を選ぶポイント
キャンプに持っていくポータブル電源の容量は、以下3つのポイントを意識して選んでみましょう。
- どんな電化製品を使いたいかで選ぶ
- 電化製品を使用する時間で選ぶ
- 持ち運びのしやすさで選ぶ
上記3つのポイントについてお話します。
どんな電化製品を使いたいかで選ぶ
ポータブル電源の容量は、どんな電化製品を使いたいかで選ぶとキャンプ時に困ることがないでしょう。
例えば、スマートフォンやタブレットの充電のみを行いたい場合は少ない消費電力で済みます。
しかし、冷蔵庫や調理家電を使用したい場合は、消費電力が高いことから大容量のポータブル電源を用意したほうが良いでしょう。
事前に、利用したい電化製品をリストアップしておくのがおすすめです。
電化製品を使用する時間で選ぶ
キャンプで電化製品を使用する時間も、ポータブル電源の容量を選ぶうえで大切です。
稼働する時間は、以下の式で計算してみましょう。
ポータブル電源の容量(Wh)x DoD(90%)xη(90%) ÷電子機器の消費電力
※DoDは放電深度、ηはインバーターの効率を指します。
使用時間について考慮せずにポータブル電源を選んでしまうと、思っている通りに電化製品を稼働できなくなるので注意してください。
持ち運びのしやすさで選ぶ
持ち運びしやすいかどうかも、キャンプに持っていくポータブル電源の容量を選ぶときのポイントです。
一般的に、容量が増えるほどポータブル電源のサイズや重量も大きくなります。
商品の公式ホームページをチェックし、事前にサイズと重量を確認してから検討してみてください。
「キャンプ道具は何かとかさばる…」とお悩みの方は、「キャンプ収納のコツ!収納グッズの選び方からおすすめの家電まで」を参考にしてみると良いでしょう。
【容量以外】キャンプに持参するポータブル電源の選び方
キャンプに持参するポータブル電源は、容量以外に以下4つのポイントも考慮しましょう。
- 充電方法を考慮する
- 出力波形をチェックする
- バッテリーサイクルを確認する
- 機能性を意識する
上記4つの選び方についてお話します。
充電方法を考慮する
ポータブル電源をどのように充電するかも、考えておきましょう。
主な充電方法は、以下の通りです。
- AC充電:自宅のコンセントで充電する方法
- シガーソケット充電:車のシガーソケットから電力を供給して充電する方法
- ソーラーパネル充電:ソーラーパネルをポータブル電源につないで充電する方法
宿泊キャンプや車中泊、災害目的で用意する場合は、シガーソケットやソーラーパネル充電ができるように用意しておくと安心ですよ。
出力波形をチェックする
ポータブル電源から出力される電気の波形についても、使用したい電化製品と誤差がないか確認しましょう。
出力波形は、「正弦波」「修正正弦波」「矩形波」の3種類に分けられますが、多様な電化製品を使いたい場合は「正弦波」がおすすめです。
滑らかで連続的な波形を持つ正弦波なら、電化製品のダメージを心配せずに安定して使用できますが、修正正弦波や矩形波は故障のリスクを伴うので注意してください。
バッテリーサイクルを確認する
ポータブル電源のバッテリーサイクルとは、内臓されているバッテリーが充電と放電を繰り返すことのできる回数です。
バッテリーサイクルの回数が大きいほど、ポータブル電源の寿命も長くなります。
大体2,000〜3,000回以上のものであれば、すぐに買い直す必要もないため、キャンプで大活躍してくれるでしょう。
機能性を意識する
長く愛用するために、機能性の高いポータブル電源を選んでみましょう。
例えば、スマートフォン用アプリでモニタリングや操作できるものなら、使用電力状況をすぐに確認できるうえ、充電モードの選択や出力のオン/オフを指先で簡単に操作可能です。
さらに、急速充電できるタイプの場合、煩わしい充電を短時間で終わらせられるので、ストレスフリーで使えます。
優れた機能性のポータブル電源で、とことんキャンプを楽しみましょう。
キャンプでポータブル電源を使うときに注意すること
キャンプでポータブル電源を使うときは、以下3つの点に注意しましょう。
- 保管方法に気を付ける
- 使用場所に注意する
- 充電中に他機器を利用しない
使用方法を誤ると思わぬトラブルにつながってしまうので、事前に確認してみてください。
保管方法に気を付ける
ポータブル電源を保管するときは、箱から出して風通しの良い場所に置きましょう。
適温は25℃前後であり、埃の多い場所や湿度の高過ぎる場所は避けてください。
保管方法は電池の劣化を防ぐためにも大切なポイントなので、ぜひ意識してみてください。
使用場所に注意する
ポータブル電源の使用場所として、高温多湿な環境や寒すぎる環境はおすすめできません。
暑い時期に直射日光の当たる場所で使うと、バッテリーが熱くなって劣化の原因になります。
一方、低温環境では電池の使用時間が短くなり、本来の動きを出せないことも。
製品によって使用できる環境は異なるので、商品情報を確認しながら検討してみましょう。
充電中に他機器を利用しない
ポータブル電源の充電中に、他機器を利用することも、できれば避けたほうが良いです。
電気の入力と出力を同時に行なうことは可能ですが、電池に負荷をかけてしまい、寿命を短くさせてしまいます。
キャンプで、ソーラーパネルや走行充電をする場合は、スマートフォンやLEDランタンといった他の電子機器を充電しないように気を付けましょう。
キャンプにおすすめのポータブル電源
「今度のキャンプで、どんなポータブル電源を持っていこうかな」と悩んでいる方は、BLUETTI AC180T 大容量ポータブル電源がおすすめです。
バッテリー容量は1,433.6Whもあり、最大出力は通常モードで1,800W、電力リフトモードでは2,700Wを発揮するので、多種多様な電化製品へ十分な電力を供給できます。
1回充電をするだけで、 iPhoneを62回以上充電できたり、1,200Wのコーヒーマシンで淹れたてのエスプレッソを21カップ分味わえたりなどが叶うので、キャンプライフをさらに充実させられるでしょう。
さらに、高品質で安全性の高いリン酸鉄バッテリー(LiFePO₄)を搭載し、バッテリーサイクルは3,000回で10年以上の長寿命なのも大きな特徴です。
45分で80%まで充電し、わずか1.1時間でフル充電が実現される最先端の急速充電技術を採用しているからこそ、キャンプで電気不足になったときも安心ですね。
スマートフォン用BLUETTI アプリと連携させれば、使用電力状況やエラーをリアルタイムですぐに確認できたり、充電モードの選択や出力のオン/オフ、モード設定などを瞬時に行うことが可能です。
まとめ
キャンプにぴったりなポータブル電源の容量は、以下の通りです。
- デイキャンプの場合:300〜500Wh程
- 宿泊キャンプや車中泊の場合:500〜700Wh程
- 防災目的も兼ねる場合:1,000Wh以上
多様な電化製品を使用したい方や、電力不足になりたくない方は、1,000Wh以上のポータブル電源を選ぶと安心でしょう。
容量が十分なポータブル電源を用意して、今よりもっと自由にキャンプを楽しんでくださいね。