キャンプ当日に雨予報が出ると、「どうしよう…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。ですが、適切な装備と工夫を押さえれば、雨の日でも安全かつ快適にキャンプを満喫できます。本記事では、雨天時のテント設営や撤収のコツ、服装選び、便利アイテム、そして雨ならではの楽しみ方まで幅広く解説。読めば、悪天候を味方にして思い出深いアウトドア体験ができるようになります。
雨の日にキャンプをするメリット4つ
キャンプ当日が雨予報だと、気分が沈む人もいるでしょう。しかし、実際には雨の日キャンプならではの魅力も数多く存在します。ここでは、雨天時にキャンプを行う際の利点をご紹介します。
メリット① キャンプ場が空いていて静かに過ごせる
アウトドアを楽しむ多くの人は晴天を好むため、雨が降ると予定を取りやめるケースが少なくありません。その結果、キャンプ場が普段よりも空いていることがほとんどです。
周囲に人が少ない環境では、静かな雰囲気の中で落ち着いて過ごせるため、よりリラックスした時間を堪能できます。さらに、普段は予約が困難な人気スポットでも、雨予報が出ると直前に空きが出る場合があります。こうしたタイミングを狙えば、人混みを避けながら名所をゆったり楽しむことができるでしょう。
メリット② 虫が少なく快適
ブヨや蚊が多くなる季節でも、雨天時は虫の動きが鈍くなり、普段よりも虫の発生が少ない環境で過ごせます。
もちろん、完全にいなくなるわけではないため、最低限の虫よけ対策は欠かせません。それでも、虫が苦手な人にとっては快適にキャンプを楽しめるチャンスと言えるでしょう。
メリット③ 雨だからこそ料理に集中できる
雨の日はテントやタープの下で過ごす時間が中心になります。屋外でアクティブに動くことは難しい反面、時間をかけて料理を楽しめるのが魅力です。
傘を差しながら食材を洗ったり、調理器具を運んだりするのは手間がかかるため、下準備は事前に済ませておくのがおすすめです。煮込み料理など時間のかかるメニューも、会話を楽しみながらじっくり作れるので、雨の日は新しいキャンプ飯に挑戦する絶好の機会とも言えます。
メリット④ 雨の日ならではの非日常感を楽しめる
雨の日のキャンプでは、周辺をゆっくり歩いてみたり、タープの下から景色を眺めたりするのも趣があります。
しっとりとした空気と静けさに包まれた景色は、晴天時とは異なる魅力を持ち、特別な時間を演出してくれます。落ち着いた自然の表情を味わえるのも、雨の日ならではの醍醐味でしょう。
雨キャンプで事前に確認すべきポイント5つ
雨の中でのキャンプは、思わぬトラブルが発生することも少なくありません。そのため、出発前には入念な準備と確認が欠かせません。特に押さえておきたい事前チェック項目は次の5つです。
- 川の近くに設営しない
- テントの耐水圧を確認する
- 内側のシームテープを点検する
- 撥水スプレーをかけておく
- 料理は簡易的に済ませる方法も検討する
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
ポイント① 川の近くに設営しない
渓流や河川沿いに位置するキャンプ場では、雨による急な増水に細心の注意が必要です。下流が小雨、あるいは雨が降っていなくても、上流で大雨が降れば水位が一気に上がる危険があります。
特に中洲での設営は非常に危険で、増水時に川を渡ろうとするのも厳禁です。管理人が常駐しているキャンプ場では、必ずスタッフの指示に従いましょう。また、雨の可能性がある日は、雨雲の動きや降水量などの天気情報をこまめに確認し、安全を最優先に行動してください。
ポイント② テントの耐水圧は1,000mm以上か
雨天でのキャンプでは、テントの「耐水圧」を事前に確認しておくことが重要です。耐水圧とは、生地に水が浸透しようとする力をどれだけ抑えられるかを示す数値のこと。数値が低いと雨漏りや水の侵入が起こりやすくなります。
一般的に傘の耐水圧は200〜300mm程度ですが、長時間使用するテントでこのレベルだと浸水リスクが高まります。雨天時の設営には、1,000mm以上の耐水圧が推奨されます。耐水圧が1,500mm以上であれば中度の雨でも数時間安心して過ごせます。防水性がさらに必要な場合は、2,000mm以上を選びましょう。
ただし、高ければ良いというわけではありません。耐水性が高すぎると通気性が損なわれ、結露の発生が増えることもあります。気温や季節、使用環境を踏まえて適切なバランスを選びましょう。
ポイント③ シームテープの劣化具合をチェック
出典:山岳テントのシームテープ張替え・はがし方・穴あき補修も
テントの縫い目部分には、雨や風の侵入を防ぐためのシームテープが貼られています。しかし、このテープは経年劣化するため、長く使用していると剥がれや変色が目立ってきます。剥がれたまま放置すると縫い目から水が染み込み、雨漏りの原因となります。
茶褐色や白色への変色、または浮きや剥がれが見られたら貼り替えのタイミングです。交換方法は業者に依頼するか、自分で行うかの2通り。シームテープはアウトドアショップやオンラインで安価に購入できるため、コストを抑えるならDIYも有効です。
ポイント④ 撥水スプレーをあらかじめ使用する
テントに撥水スプレーを施しておくことで、生地の撥水性能が向上し雨水の侵入を防ぎやすくなります。特に、キャンプ当日に雨が予想される場合は必ず事前に処理しておきましょう。
購入から年数が経ったテントは、撥水効果が低下している場合も多いため、防水処理を前もって行えば安心感が増します。
撥水剤には塗布型やスプレー型など種類があり、ホームセンターやアウトドアショップ、ネット通販で手軽に購入可能です。中でもスプレータイプは作業が簡単で、準備にあまり時間を割けないときにも便利です。
ポイント⑤ 調理はシンプルに準備しておく
雨の日のキャンプで注意したいのが調理場所の確保です。テント内でガスコンロやバーナーを使用すると、一酸化炭素中毒の危険があり非常に危険です。
タープ下でも大雨や強風時には調理が難しくなることがありますし、炊事場への移動も一苦労です。
こうした状況では、無理に調理せず「手間のかからない食事」を選ぶのも立派な選択肢です。周辺の飲食店を利用したり、お弁当や惣菜を持ち込んだりすれば、安全かつ快適に過ごせるでしょう。雨キャンプならではのゆったりした時間を楽しむ工夫としておすすめです。
雨キャンプの必需品や便利アイテム5選
雨天でのキャンプを快適に過ごすには、事前に必要な装備や便利グッズをしっかり用意しておくことが大切です。ここでは、雨の日に役立つアイテムをご紹介します。
アイテム①レインウェア・長靴
雨天時のキャンプでは、レインウェアと長靴は欠かせない装備です。特にテントの設営や撤収では両手を使うため、防水性の高い装備を身につけることで作業がスムーズになります。レインウェアは上下セパレートタイプが動きやすく、耐水圧が高く通気性のあるものが理想的。しっかりした防水対策があれば、雨の中でも快適に作業できます。
アイテム②速乾性タオル・大きめゴミ袋・ブルーシート
速乾性タオルは、濡れた手や道具をすぐに拭ける便利アイテムで、多めに持っていくと安心です。大きめのゴミ袋は、濡れたり汚れたりしたテントやギアを持ち帰る際に重宝します。ブルーシートは車内の荷室に敷いて汚れ防止に使えるほか、荷物を覆って雨から守るカバーとしても活躍します。1枚だけでなく、2〜3枚用意しておくと、さまざまな場面で役立つでしょう。
アイテム③すのこ
出典:キャプテンスタッグ
雨天時のキャンプでは足元が濡れやすく、泥汚れが付着してそのまま入るとテント内の床がすぐに汚れてしまいます。出入り口にすのこを設置すれば、靴を置くスペースが確保でき、雨の日でも脱ぎ履きがスムーズになります。中には泥や水に強いアルミ製のすのこも販売されているため、耐久性や手入れのしやすさを重視する場合は検討してみると良いでしょう。
アイテム④ 雨でも安心のポータブル電源
① BLUETTI AORA 30 V2 ポータブル電源
AORA 30 V2は、日本専用設計の小型ポータブル電源で、防水仕様により雨天の屋外利用も安心です。288Whのリン酸鉄リチウムバッテリーは3,000回以上の充放電に対応し、高い耐久性を誇ります。さらに過充電や過放電を防ぐ安全システムを搭載し、突然の停電時にもUPS機能がわずか10msで自動給電。約4.3kgの軽量設計で持ち運びやすく、キャンプや防災用に最適な一台です。
参考使用時間:スマホ16回分、ノートパソコン4回分、LEDライト24.6時間分、扇風機5.5時間
②BLUETTI AORA 100 V2 ポータブル電源
AORA 100 V2は、1,024Whの大容量ながら約11.5kgと軽量で、防水性能により雨の日の使用も安心。電力リフト機能で最大2,700Wまで対応し、冷蔵庫や調理家電も長時間運転可能です。UPS機能により、停電時でもわずか10msで自動的に給電を開始します。リン酸鉄リチウムバッテリーは4,000回以上の充放電に耐え、長期間安定した性能を維持します。アウトドアから防災備蓄まで幅広く活躍します。
参考使用時間:スマホ52回分、ノートパソコン12.6回分、LEDライト51.8時間分、車用冷蔵庫6.4時間
BLUETTIポータブル電源は、雨の日のキャンプだけでなく非常時や日常使いにもおすすめです。
雨キャンプのテント設営ポイント4つ
雨天時にテントを設営する際は、快適さと安全性を確保するためのコツがあります。特に次の4つを意識すると、設営後も安心して過ごせます。
- タープを張って雨よけスペースを作る
- ブルーシートやグランドシートをテント下に敷く
- 長めのペグを使用する
- 水はけの良い場所を選んで設営する
それでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
ポイント①タープを張り雨をしのぐスペースを作る
タープを先に張っておくと、雨をしのぐ屋根として機能し、設営作業や休憩が快適になります。タープ下にテーブルや椅子を置けば、ちょっとした調理やくつろぎスペースとして活用可能です。
さらに、テントをタープ下に配置すれば雨濡れや片付けの手間も軽減できます。設置の際は、一部のロープを引いてタープに傾斜をつけ、雨水が自然に流れるよう工夫しましょう。
ポイント②ブルーシートやグランドシートをテント下に敷く
出典元:FIELDOOR(フィールドア)
設営時には、テントの底面が直接地面に触れないよう、ブルーシートやグランドシートを敷くことが重要です。これにより、雨水や泥水の侵入を防ぎ、テントの底の汚れや劣化を軽減できます。サイズはテントよりも5〜10cmほど小さいもの、もしくは専用シートを選びましょう。大きすぎる場合は端を折りたたみ、はみ出さないようにするのが鉄則です。
ポイント③長め(30㎝程度)ペグを使用する
雨天時は地面が水を含み柔らかくなるため、ペグが抜けやすくなるリスクが高まります。そのため、30cm程度の長いペグを使うと固定力が増し、風や雨でも安定します。もし長いペグが手元にない場合は、ペグの上に大きな石を置くなどして抜けにくくする工夫を取り入れましょう。
ポイント④雨水が貯まりにくく、水はけのいい場所で設営する
雨が予想される日やすでに降っている状況では、土よりも砂利や芝生など水はけの良い地面を選ぶのが理想です。特に高台や雨水が溜まりにくい場所を選ぶことが快適さの鍵です。逆に、窪地や雨水の通り道、低地などは避けるべきポイント。近くの地面の傾斜が弱い場合、地表に雨水が溜まり続ける可能性があります。設営場所を慎重に見極めることで、滞在中の過ごしやすさが大きく変わります。
雨キャンプのテント撤収ポイント4つ
雨天での撤収作業は、通常時よりも丁寧な段取りと工夫が必要です。特に次の4つのポイントを押さえることで、スムーズかつ安全に撤収できます。
- タープの下へテントを移動する
- 濡らしたくないギアから先に片付ける
- 車を横付けして準備する
- 最後にタープを片付ける
それでは順番に見ていきましょう。
ポイント①タープの下へテントを移動する
雨に濡れたテントは全体的に水分を含み、触れるとしっとりしています。まずはタープ下へ移動させ、雨を避けながら撤収作業を進めましょう。特にインナーテントなど乾いた部分から優先的に片付けると効率的です。タープの下なら雨に打たれず、余計な水濡れを防ぎながら作業ができます。
ポイント②濡らしたくないギアから先に片付ける
多くのアウトドア用品は多少の雨に耐えられますが、長時間の濡れや大雨では劣化や故障の原因になります。特にカビやサビが心配な道具は、水気をしっかり拭き取ってから早めに収納するのが鉄則です。優先順位をつけて動くことで、大切なギアを守ることができます。
ポイント③車を横付けして効率よく準備する
オートキャンプ場で車の乗り入れが可能な場合は、撤収作業の直前にテントの近くまで車を寄せておくと効率的です。荷物の運搬距離が短くなるため、ギアが雨に濡れるのを防げるほか、帰宅後の片付け負担も軽減できます。雨天時こそ、車の配置を工夫することで作業時間を大幅に短縮できます。
ポイント④最後にタープを片付ける
タープは撤収作業中の雨よけとして頼れる存在です。そのため、片付けはすべての荷物を運び終えた後がベスト。ギアやキャンプ道具をタープ下にまとめ、最後に車へ積み込めば、雨に濡れる心配なくスムーズに撤収できます。タープを活用すれば、最後まで快適な作業環境を確保できます。
帰宅後のテント&タープのメンテナンス方法まとめ
雨天で使用したテントやタープは、雨水や泥、濡れた落ち葉などで汚れやすくなります。長く愛用するためには、キャンプ後の適切なメンテナンスが欠かせません。ここでは、帰宅後に行うべき手順をご紹介します。
方法①テント・タープはの汚れは帰宅後すぐに落とす
雨に濡れたまま長時間放置すると、カビや悪臭、さらに耐水加工の劣化を招く恐れがあります。帰宅したらできるだけ早く汚れを落とすことが大切です。薄めた中性洗剤を染み込ませた布やタオルで全体を拭き、落ちにくい汚れは軽く水洗いしてから再度拭き取ります。
方法②しっかり乾燥させてから収納袋へ入れる
濡れた状態で収納すると、カビや臭いだけでなく生地の寿命を縮める原因になります。物干し竿やガレージなど風通しの良い場所でテント全体を広げ、しっかり乾燥させましょう。スペースが限られる場合は、室内干しや浴室乾燥機を活用する方法も有効です。
方法③テント乾燥サービスを利用する
自宅にテントを干すスペースがない場合は、専門業者の「テント乾燥サービス」を利用するのも有効な手段です。検索すると複数の業者が見つかり、雨や湿気で濡れたテントをしっかり乾燥・清掃まで行ってくれる場合もあります。保管環境が限られている方や、大型テントを使うキャンパーに特におすすめです。
雨キャンプでも楽しめる過ごし方10選
過ごし方①タープの下で焚き火やバーベキューを楽しむ
タープをしっかり張れば、小雨程度なら焚き火やバーベキューも安心して楽しめます。雨音を聞きながらの食事は、晴れの日とは違う趣があり、食材の香りや温かさが一層引き立ちます。煙や火の扱いには十分注意し、風向きや火力を調整しながら安全に行いましょう。
過ごし方②じっくり料理に集中する
雨の日でも、タープやテントを活用すれば時間をかけて本格的な料理を楽しむことが可能です。外での活動時間が減る分、煮込み料理や凝ったメニューに挑戦してみるのも良いでしょう。
※ただし、テント内での焚き火など強い火力は危険を伴うため、慣れていない場合はガスコンロの使用がおすすめです。その際は、一酸化炭素中毒を防ぐためにも必ず換気を行い、安全な環境で調理を楽しみましょう。
過ごし方③テント内でトランプや読書を楽しむ
雨音をBGMに、テント内でトランプや読書を楽しむのもおすすめです。家族や仲間とゲームをすれば笑顔が絶えず、一人なら読書で静かな時間に浸れます。照明やクッションなど、居心地を高めるアイテムを用意すれば、雨の日でも快適な屋内キャンプが満喫できます。
過ごし方④スマホやタブレットで動画鑑賞
AmazonプライムやU-NEXTなどの配信サービスは、キャンプ中でも活用できます。事前に作品をダウンロードしておけば、電波が不安定な場所でも視聴可能です。雨音が周囲の雑音を消してくれる一方、端末の音声も聞き取りにくくなることがあります。そんな時はイヤホンを使えば快適に鑑賞でき、バッテリーの節約にもつながるので一石二鳥です。
過ごし方⑤テレビゲームをする
「キャンプでゲーム?」と思われるかもしれませんが、それも楽しみ方のひとつです。キャンプは自由な時間を過ごす場ですから、好きなことをすればOK。Switchは非常に人気があり、屋外でプレイするゼルダは特別な冒険気分を味わえるでしょう。さらにSwitchはゲームだけでなく動画視聴もでき、タブレット以上に多彩な使い方ができるのも魅力です。
過ごし方⑥ 雨の自然散策
レインウェアを着て雨の森を歩くと、しっとりとした緑や草木の香りが鮮やかに感じられます。雨粒が葉を伝う音や湿った土の香りは、晴天時とは異なる自然の表情です。足元が滑りやすいので、防水性のある靴や長靴で安全に散策しましょう。
過ごし方⑦クラフトキットで手作り体験を楽しむ
キャンプ中でもできるクラフトキットを持参すれば、雨の日も有意義に過ごせます。木工やレザークラフト、アクセサリー作り、キャンドル作りなど、完成すれば旅の記念にもなります。大人も子どもも一緒に楽しめるため、雨天時のアクティビティとして人気です。
過ごし方⑧温泉施設で身体をリフレッシュ
近くに温泉施設があれば、雨キャンプの合間に立ち寄って体を温めましょう。冷えた体が芯からほぐれ、気分もリフレッシュします。入浴後に再びキャンプサイトへ戻れば、快適さも倍増。温泉のあるキャンプ場を事前に選んでおくと便利です。
過ごし方⑨あえて「何もしない」時間を楽しむ
雨音を聞きながら、ただ椅子に座って過ごすのも贅沢なひとときです。スマホを置き、自然の音や景色に身を委ねることで、心が落ち着きリセットされます。普段忙しく過ごす人にこそ試してほしい、雨の日ならではの過ごし方です。
過ごし方⑩雨の日に釣りを楽しむ
雨天時は、雨によって餌となる虫が川や湖に流れ込み、魚が活発に動き回る絶好のタイミングです。そこで釣った魚をそのままキャンプ飯にすれば、アウトドアならではの贅沢な一品になります。
※ただし、濡れた岩場やぬかるんだ土は滑りやすく、転倒の危険が高まります。安全のためにも、防滑性のある靴を履くなど足元への注意を怠らないようにしましょう。
雨キャンプの服装におすすめの日本ブランド5選
雨天時のキャンプでは、防水性や快適性に優れたアウトドアウェアが欠かせません。ここでは、機能性とデザイン性を兼ね備えた日本ブランドを紹介します。
■DESCENTE(デサント)
デサントは、スキー・野球・バレーボールなど多様なスポーツウェアを手掛ける日本ブランドです。近年は、山でも街でも快適に着られるキャンプ向けウェアも展開。例えば、耐久はっ水機能を備えたシンプルかつスタイリッシュなシェルジャケットは、雨天だけでなく晴れ間や雨上がりでもおしゃれに着こなせる万能アイテムです。一着持っておくと幅広い天候に対応できます。
■モンベル(mont-bell)
1975年創業のモンベルは、「機能美」と「軽量・迅速」をコンセプトにアウトドアギアを展開する日本を代表するブランドです。トレッキング、キャンプ、釣りなどあらゆるシーンで活躍する製品を揃え、耐久性と快適性のバランスが魅力。大型ギアから高性能なウェアまで、幅広いラインナップでアウトドア愛好家から高い支持を得ています。
■ロゴス(LOGOS)
1985年創業のロゴスは、日本発のアウトドアブランドで、「海辺5メートルから標高800メートルまで。」というキャッチコピーが示すように幅広い環境に対応します。海、山、川といった多彩なシーンで役立つアイテムを展開し、性別や世代を問わず楽しめるラインナップが魅力。ファミリー層にも人気が高く、初心者から上級者まで幅広いキャンパーに支持されています。
■スノーピーク(snow peak)
1958年創業のスノーピークは、新潟県燕三条の自然豊かな山間に本社を構える日本の老舗アウトドアブランドです。本社には広大なキャンプ場が併設され、自然と共生しながら開発される独創的で高品質なギアやアパレルが魅力。耐久性とデザイン性を兼ね備えた製品は国内外で高い評価を受け、長く愛用できるアイテムが揃います。
■ナンガ(NANGA)
1941年創業のナンガは、日本を代表する寝袋ブランドで、羽毛の選定から洗浄、管理まで一貫した高い技術力が強みです。長年培われたノウハウを活かし、寝袋だけでなくダウンジャケットやアパレル、アウトドアアクセサリーまで幅広く展開。どれも快適性と保温性に優れ、キャンプや登山など様々なシーンで上質なアウトドア体験を提供してくれます。
雨キャンプの服装におすすめの海外ブランド5選
雨天時のキャンプでは、防水性や機能性に優れたアウトドアウェアが心強い味方になります。ここでは、世界的に信頼される海外ブランドをご紹介します。
■コロンビア(Columbia)
1938年、自然豊かなアメリカ・オレゴン州で誕生したコロンビアは、登山・キャンプ・スキー・釣り・パドルスポーツなど、多彩なアクティビティに対応する機能的なウェアを展開しています。耐久性と快適さを兼ね備えたアイテムに加え、豊富なカラー展開と洗練されたデザインも魅力で、アウトドアから日常まで幅広く活躍します。
■ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
1966年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したザ・ノース・フェイスは、高品質なグースダウンを使用したスリーピングバッグや、耐久性に優れたドーム型テントで高い評価を得ています。機能性を追求したアウトドアギアに加え、日常使いできるデザイン性の高いアパレルも人気で、街からフィールドまでシームレスに対応します。
■パタゴニア(patagonia)
アメリカ発のパタゴニアは、スノー、ハイク、クライミング、フライフィッシング、サーフィン、マウンテンバイクなど、多彩なアウトドア分野を網羅する製品ラインナップが魅力です。高い機能性と耐久性に加え、環境保護への積極的な取り組みでも知られ、ユーザーと地球の双方に優しいブランドとして世界中で支持されています。
■マムート(MAMMUT)
1862年創業のマムートは、スイス発の老舗アウトドアブランドです。長い歴史に裏打ちされた技術力と洗練されたデザインで、アパレル、フットウェア、バックパックなど幅広い製品を展開。高い機能性を備えたギアは、登山から日常使いまで幅広く対応し、世界中のアウトドア愛好家から信頼を集めています。
■アークテリクス(ARC’TERYX)
カナダ発のアークテリクスは、コースト山脈という過酷な環境で繰り返しテストを行い生まれた高品質・高耐久のアウトドアギアが特徴です。優れた防護性能で身体をしっかり守りつつ、洗練されたデザインが魅力。機能性と美しさを兼ね備え、ワンランク上のアウトドアスタイルを実現します。
まとめ
雨の日のキャンプは、工夫次第で安心・安全かつ快適に楽しめる特別な時間になります。適切な装備や設営方法を押さえれば、悪天候でも自然の魅力を存分に堪能可能です。タープや防水ウェア、ギアのメンテナンスなど事前準備を整え、雨音やしっとりとした景色を味わいましょう。少しの工夫が、忘れられない思い出と最高のアウトドア体験へとつながります。
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