オートキャンプ場で叶える快適な休日｜初心者も安心のスポットを徹底紹介

キャンプを始めたいけれど、「どんなスタイルが自分に合っているのかわからない」「荷物の準備が大変そう」と感じていませんか？そんな方におすすめなのが、車を使って快適に楽しめるオートキャンプです。荷物の運搬が楽で、天候の変化にも柔軟に対応できるため、近年は初心者や家族連れにも人気のキャンプスタイルとなっています。

本記事では、オートキャンプの特徴やメリット・デメリット、さらに関東・甲信越でおすすめのオートキャンプ場まで詳しく紹介します。あなたにぴったりのキャンプスタイルを見つけ、快適で自由なアウトドア体験を楽しみましょう。

話題のオートキャンプとは？普通のキャンプとはどこが違う？

「オートキャンプ」とは本来、キャンピングカーや自動車にキャンプ用品を積み込み、車中泊やテント泊をしながら旅を楽しむスタイルを指します。しかし最近では車を使ったキャンプ全般を指す言葉として広く使われています。自動車でキャンプ場まで荷物を運ぶスタイルも、広い意味ではオートキャンプに含まれるということです。

オートキャンプならではの楽しみ方

オートキャンプの魅力は、車でキャンプ場まで行けるため、多くの荷物を気軽に持ち込める点にあります。大きめの焚き火台で炎を囲んだり、調理器具をそろえて本格的なキャンプ料理を楽しんだりと、荷物の制限を気にせずアウトドアを満喫できます。

また、キャンプ場の周辺施設に車で出かけたり、テントではなく車内で寝泊まりしたりすることも可能なので、食材を買い足したり、急な雨でもすぐ車内に避難でき、初めてキャンプをする人にも安心でおすすめのスタイルといえるでしょう。

オートキャンプ場と普通のキャンプ場の違いはココ！

通常のキャンプ場では、車をサイト内に乗り入れることができず、駐車場から荷物を運ぶ手間が発生します。

一方、オートキャンプ場では車をサイトまで直接乗り入れられるため、テントのすぐそばに停めて荷物を下ろせます。重い荷物を何度も運ぶ必要がなく、設営もスムーズに進められるのが大きな利点です。

ただし、施設によっては一時的な乗り入れのみ許可されている場合もあります。キャンピングカーを利用したい場合や、車を常時そばに置いておきたいときは、事前に利用ルールを確認しておくことが重要です。

オートキャンプ場の4つのメリット

車をテントサイトのすぐそばに停められるオートキャンプ場は、「キャンプは大変」というイメージを一新してくれる存在です。ここでは、オートキャンプ場を選ぶことで得られる主な4つの利点を紹介します。

メリット①｜荷物の運搬と設営が簡単になる！

オートキャンプ場では、サイトの真横まで車で乗り入れられるため、荷物を駐車場から運ぶ手間が大幅に軽減されます。通常のキャンプでは、重い荷物をカートに積んで何往復もしなければなりませんが、その必要がなく時間と手間を大幅に削減できます。

到着後は必要な道具だけを取り出してすぐに設営でき、片付けも使い終えたものを順次車に戻すだけ。設営や撤収の負担が少ない分、よりゆったりとキャンプの時間を楽しめます。

メリット②｜万が一の際も、追加の買い出しに行きやすい

車がすぐ近くにあるため、食材や備品を買い足したいときも手軽に出かけられます。「準備を万全にしなきゃ」と考えがちな通常のキャンプと違って、チェックインからチェックアウトまでの時間を有効に使え、スムーズに行動できるのが魅力です。

特にファミリーキャンプでは、急な体調不良などにもすぐ対応できるのが心強いポイント。車さえあれば、病院やコンビニにも即座にアクセスでき、安心して過ごせます。

メリット③｜急な悪天候でも、車内に避難できる

すぐそばに車があることで、突然の雨や強風が起きても安心。車内へすぐに避難できる安全性がオートキャンプの大きな強みです。悪天候でテントに雨が入り込んだ場合でも、車中泊に切り替えるだけで快適に過ごせますし暖を取ることも可能です。

あまりの悪天候で撤収を決めた場合も、荷物をそのまま車に積み込めば短時間で退避が可能。通常キャンプのようにびしょ濡れで荷物を運ぶ必要がなく、撤収後も快適に帰路につけます。

メリット④｜テント内を広々と使える

オートキャンプでは、すぐ使わない荷物を車に置いておけるため、テント内のスペースを広く活用できます。使用後の道具もそのまま車に収納すれば、テント内は必要最低限のアイテムだけでスッキリします。

荷物が減れば、就寝スペースにもゆとりが生まれ、小さめのテントでも快適に過ごせるでしょう。家族やグループでのキャンプでも、動きやすく居心地の良い空間を保てます。

抑えておきたいオートキャンプの３つのデメリット

快適で便利なオートキャンプ場ですが、利用前に知っておくべき注意点も存在します。これらのデメリットは、人によっては「気軽に楽しめない」と感じるケースもあるでしょう。以下では主な3つのデメリットを紹介します。

デメリット①｜通常のキャンプより料金が高い

オートキャンプ場は利便性が高い分、一般的なキャンプ場よりも料金が割高に設定されています。特にゴールデンウィークやお盆、夏休みなどの繁忙期は、さらに価格が上昇する傾向があります。

そのため、費用をできるだけ抑えたい人には負担に感じられるかもしれません。コスト重視でキャンプを楽しみたい場合は、時期やプランを工夫する必要があります。

デメリット②｜車の出入りが多いと、落ち着かない場合がある

オートキャンプ場では、他の利用者も頻繁に車を出入りさせるため、場内での安全管理が欠かせません。小さな子どもやペットがいる場合は特に、車の通行には十分注意が必要です。

また、エンジン音やドアの開閉音などが気になる人も多いでしょう。静かな自然の中でのんびり過ごしたい方には、少々落ち着かない環境と感じるかもしれません。

デメリット③｜車種や台数の制限がある場合がある

オートキャンプ場では車をサイトに乗り入れられるのが魅力ですが、全ての車種が対象ではない点に注意が必要です。キャンピングカーなどの大型車を禁止している施設もあるため、事前確認を怠らないようにしましょう。

また、複数台で訪れる場合は台数制限が設けられていることも。サイトごとに1台までと定められているケースでは、追加の車に別途料金が発生する場合があります。予約前に、自分の車のサイズや台数が条件を満たしているか必ず確認しましょう。

気を付けたい！オートキャンプ場ならではのルール＆マナー

オートキャンプ場では車の乗り入れが認められているため、通常のキャンプとは異なるマナーや注意点があります。他の利用者に迷惑をかけたり、思わぬトラブルを起こしたりしないよう、事前にルールを把握しておくことが大切です。

マナー①：【移動時】車の移動に気を付ける

車でサイトまで行けるといっても、どこを走っても良いわけではありません。走行できる範囲を事前に確認し、他のキャンパーの区画を横切らないようにすることが基本マナーです。

人が通ることもあるため、場内では徐行運転を徹底しましょう。また、エンジン音やドアの開閉音などは周囲に響くことに注意が必要です。夜間の車移動やハイビームの使用を禁止している施設も多いため、事前にキャンプ場独自のルールを確認しておくと安心です。

マナー②：【設営時】設営ができる区画なのかを確認する

オートキャンプ場によっては、テントや車を設置できる位置があらかじめ決まっている場合があります。予約前にレイアウトを確認しておくと、到着後の混乱を防ぎ、スムーズに設営できるでしょう。

ルールがない場所でも、隣の区画にはみ出すような設営はマナー違反です。車がスペースを取るため、自分の区画を超えないよう注意してください。

また、複数台の車を利用する際は、1サイト1台までしか駐車できないケースも多くあります。2台目以降の駐車場や追加料金の有無も確認し、必要であれば複数サイトを予約しましょう。

マナー③：【過ごし方】シガーソケットの利用は配慮を持って行う

車の冷暖房や充電機能を使いたくなるかもしれませんが、エンジンをかけたままの利用はNGです。排気ガスやエンジン音で周囲に迷惑をかける恐れがあります。

電化製品を使いたい場合は、電源付きのACサイトを予約するのがおすすめ。快適さを保ちつつ、マナーを守って楽しみましょう。

マナー④：【過ごし方】音楽などの音量に注意

音楽や会話の音量にも注意が必要です。大音量のスピーカー使用や、夜遅くの談笑は周囲の迷惑になります。音楽を楽しむときはイヤホンを使う、または音量を控えめにすることがマナーです。

また、エンジン音やバックアラームが響くため、夜間の車移動は避けたほうが無難です。静かな自然を楽しむ時間を大切にしましょう。

マナー⑤：【過ごし方】道路が近くにあるため遊び方に注意

オートキャンプ場では道路が近くにあるため、ボール遊びやフリスビーは避けるのが無難です。ボールの飛び出しが思わぬ事故や車への損害につながる可能性があります。安全なエリアで静かに遊ぶようにしましょう。

補足①：【注意点】車中泊を禁止しているキャンプ場もある

一部のオートキャンプ場では車中泊を禁止しています。設営や撤収を省きたいという理由で車中泊を予定していても、現地で禁止されているとテントが必要になる場合があります。予約前に必ずルールを確認しておくことが重要です。

補足②：【注意点】自分のサイトを離れる際は車の施錠を忘れずに

車がすぐそばにあるとはいえ、盗難や車上荒らしのリスクはゼロではありません。買い出しや散策などでサイトを離れる際は、必ず車を施錠して防犯意識を持つことが大切です。安心・安全にキャンプを楽しむための基本的な心得として覚えておきましょう。

オートキャンプに持って行きたい便利アイテムリスト

オートキャンプを楽しむには、アウトドア専用の道具が欠かせません。楽しみ方によって必要なアイテムは異なりますが、ここでは多くのキャンパーが共通して持参している基本アイテムを紹介します。

【必需品】テント

宿泊キャンプでは、寝室となるテントが最も重要です。デイキャンプの場合も、荷物置き場や日除けとして活躍する便利アイテムです。

テントにはサイズや設営方法にさまざまな種類があるため、人数や使いやすさを考慮して選びましょう。初心者には、設営が簡単なドーム型や、1本のポールで立てられるモノポール型が人気です。

【必需品】タープ

タープとは、日差しや雨を防ぐための布状アイテムです。設置することで、天候の変化から人と荷物を守り、快適な空間をつくれるのが魅力です。

テントと連結して設営すれば、出入りや荷物の搬入時も便利。通常のキャンプでは必ずしも必要ではありませんが、車から荷物を直接出し入れできるオートキャンプの際は、ぜひ準備しておきたいアイテムです。

【必需品】シュラフ

シュラフ（寝袋）は、体を包み込むマミー型と、布団のように広げられる封筒型の2タイプが主流です。マミー型は保温性が高く、封筒型は寝返りを打ちやすく快適な寝心地が特徴です。

製品には「使用温度目安」が記載されていることが多いので、季節に応じて選びましょう。寒い季節はマミー型、暖かい時期は封筒型と使い分けると快適に過ごせます。

【必需品】マット

地面の凸凹や冷えを防ぐためには、シュラフと合わせてマットの用意が必要です。断熱性とクッション性の高いマットを敷けば、どんな地面でも快適に眠れます。

空気を入れて膨らませるエアマットや、折りたためるフォームマットなど、収納性も考慮して選びましょう。

【あったらより良いもの】アウトドアテーブル・チェア

食事や団らんを楽しむためには、テーブルとチェアがあると便利です。テーブルは人数に合わせた天板サイズを選び、チェアはテーブルの高さとのバランスを意識しましょう。

車の積載スペースに余裕があれば、座り心地を重視したチェアを選ぶのもおすすめです。折りたたみタイプを選べば収納も簡単で、設営もスムーズです。

【あったらより良いもの】ランタン・ヘッドライト

夜のキャンプ場は想像以上に暗くなるため、照明は必須アイテムです。ランタンにはガス式・電池式・充電式などがありますが、安全性と使いやすさを考えると電池式が最適です。

さらに、両手が空くヘッドライトも準備しておくと便利です。夜間の移動や作業時に重宝し、子ども用にもおすすめです。

【あったらより良いもの】焚き火台

焚き火はキャンプの象徴ですが、近年は直火禁止のキャンプ場が増えています。そのため、焚き火を楽しむなら焚き火台の持参が必須です。

網を載せてグリルとして使えるタイプなら、調理にも活用できて荷物を減らせます。炎を囲みながら、ゆったりとした夜のひとときを満喫しましょう。

オートキャンプの必需品！ポータブル電源があるとさらに快適に！

車をサイトのすぐそばに停められるオートキャンプを、さらに快適にアップグレードしてくれるのがポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に電力を蓄えておき、コンセントのない場所でも電化製品に電気を供給できる便利な機器のことを指します。

この1台があるだけで、キャンプの快適さは大きく変わります。主なメリットを見てみましょう。

電源の心配を解消できれば、照明や調理、冷暖房など、キャンプの幅が一気に広がります。ポータブル電源はまさに「快適なアウトドアライフを支える相棒」といえるでしょう。

中でもBLUETTI社のポータブル電源は高い性能とおしゃれなデザイン、持ち運びやすさで人気を博しています。以下ではBLUETTI社のおすすめモデルを２つご紹介します。

BLUETTI AORA 30 V2 小型ポータブル電源

荷物をコンパクトに収めたいオートキャンプにおいて特に頼れるのが、AORA 30 V2です。容量288Wh、出力600Wで、軽量かつコンパクトに設計されており、嵩張らない点が魅力です。タープや照明・スマホ充電などの“ちょっとした電力”を気兼ねなく賄えるため、短期間のキャンプが多い初心者や荷物を最小限にしたい方にぴったりのモデルです。

BLUETTI AORA 100 V2 大容量ポータブル電源

もっと“安心”と“余裕”を求めるなら、大容量のAORA 100 V2がベスト。1024Whのバッテリー容量と出力1800W（瞬間最大3600W）を備え、車中泊やグループキャンプ時の調理家電・冷蔵庫・暖房など複数機器の同時使用にも耐えうる仕様です。長時間・多人数のシーンでも活躍し、キャンプの快適さを一段階引き上げてくれます。

【関東・甲信越】初心者におすすめ＆穴場のオートキャンプ場6選！

関東・甲信越エリアには、自然を満喫できるオートキャンプ場が数多く点在しています。ここでは、設備・ロケーション・雰囲気の三拍子がそろったおすすめ＆穴場の6施設を、分かりやすく表でまとめました。

どの施設もアクセス性と快適性を兼ね備えており、初心者から上級者まで楽しめます。家族や友人との思い出づくりに、ぜひ一度訪れてみてください。

オートキャンプの次に試したい！様々なキャンプの種類と楽しみ方

キャンプと一口に言っても、オートキャンプだけが楽しみ方ではありません。それぞれのスタイルに合った魅力や体験があり、自分に合うキャンプを選ぶことが大切です。代表的なキャンプの種類を、以下の表にまとめました。

まとめ：オートキャンプはポータブル電源でもっと快適に！

オートキャンプは、車を活用して快適にアウトドアを楽しめるキャンプスタイルです。

荷物の運搬や天候への不安を軽減し、初心者でも安心して自然と触れ合えます。関東・甲信越には魅力的なオートキャンプ場が数多くあり、設備や環境も充実。

けれど車のシガーソケットを使って電力を賄うのは難しい場合がほとんど。そんな時はポータブル電源を活用して快適なキャンプライフを送りましょう。

ぜひ次の休日はお気に入りのキャンプ場を見つけて、家族や仲間と特別な時間を過ごしてみてください。自然の中で味わうひとときが、きっと心に残る思い出になるはずです。