キャンプや車中泊 電気のない場所でも安心!蚊取り線香を使うコツ

暖かい季節のキャンプや車中泊で嫌なものといえば、蚊やぶよなどに刺されて痒くなることですよね。虫除け対策として蚊取り線香やハッカ油などを活用されている方も多いはずです。本記事では、効果的な虫除けグッズである電気蚊取り線香をアウトドアで使う方法をお伝えします。

電気式蚊取り線香の基本知識

蚊取り線香には、火をつけるタイプをはじめ、コンセントタイプや電池タイプがあります。電気式蚊取り線香は、火を使わないため安全性が高く、手軽に使えるのが特徴です。蚊対策だけでなく、ブヨ対策としても効き目があります。アウトドアでの快適な過ごし方には、ぜひ電気式蚊取り線香を活用してみましょう。

  • 火をつけるタイプの蚊取り線香:燃焼により蚊よけ成分を発散させる従来型の蚊取り線香。定番品には「コダマパワー森林香」などがあります。
  • コンセントタイプの蚊取り線香:電気で蚊よけ成分を発散させる、コンセントに接続して使用するタイプ
  • 電池タイプの蚊取り線香:電気で蚊よけ成分を発散させる、電池で駆動するポータブルタイプ

電気式蚊取り線香の種類と特徴

電気式蚊取り線香には、コンセントに直接差し込むタイプと、電池式やUSB充電式のポータブルタイプがあります。

1.コンセント直結型

コンセントに差し込んで使用する電気式蚊取り線香は、安定した電力供給により長時間の連続使用が可能です。設置場所が限定されるものの、屋内や屋外の電源が確保できる場所では、最も効果的な蚊対策となります。

2.電池式・USB充電式

電池式やUSB充電式の電気式蚊取り線香は、コードレスで使用できるため、設置場所の自由度が高いのが特徴です。キャンプや車中泊など、電源が確保できない場所でも手軽に蚊対策ができます。ただし、電池の持続時間や充電の必要性など、使用時の注意点があります。

電気式蚊取り線香の効果的な設置方法

電気式蚊取り線香は、設置場所によって効果が変わります。以下のポイントに注意して、効果的に設置しましょう。

設置場所

設置のポイント

部屋の隅

蚊は部屋の隅に集まる習性があるため、部屋の隅に設置すると効果的

床から30~100cm程度の高さ

蚊は床から30〜100cm程度の高さを飛ぶため、その高さに設置すると捕獲しやすい

風の当たらない場所

風が当たると薬剤が飛散してしまうため、風の当たらない場所に設置する

人やペットの近く

人やペットの近くに設置することで、蚊を引き寄せて駆除できる

壁から20cm以上離す

壁に近すぎると効果が下がるため、壁から20cm以上離して設置する


電気式蚊取り線香の注意点

電気式蚊取り線香は安全性が高いものの、使用時には以下の点に注意が必要です。

  • 高温部分に直接触れないように:電熱部分は高温になるため、やけどの原因となる
  • 水濡れに注意:水濡れにより故障や感電の危険性がある
  • 子供やペットの手の届かない場所に設置:誤って触れたり倒したりすることがないよう注意が必要
  • 可燃物の近くでの使用は避ける:火災の原因となる可能性があるため、カーテンなどの可燃物から離して設置する
  • 就寝時は電源を切る:寝ている間は監視できないため、必ず電源を切ってから就寝する

電気式蚊取り線香の電気代はごくわずか

電気式の蚊取り線香は、消費電力量が極めて少量に抑えられています。1時間あたりの電力消費量は約5Wh、12時間の連続使用でも約60Whにすぎません。一般家庭の電力料金を1kWh当たり27円と仮定すれば、1日の電気代は僅か1.6円程度となります。

つまり、1ヶ月を通して使い続けたとしても、電気代の負担は60円前後に収まります。浴室の換気扇と同程度の電気代ですので、あまり負担は気にならないでしょう。

参考記事:換気扇を1カ月つけっぱなしにしていた場合の電気代はいくら?

電気式蚊取り線香 3つのメリット

電気式蚊取り線香 3つのメリット

電気式蚊取り線香には、3つの大きなメリットがあります。

  • 安全性の高さ
  • 使用場所を選ばない
  • 環境にやさしい

それでは、一つずつ詳しく解説していきます。

電気式蚊取り線香で安全性アップ

昔ながらの蚊取り線香は、火を使うことで火災の危険性が高くなっていました。特に、家を空けている間や、子供やペットがいる家庭では、安全面が心配ですよね。アウトドアやキャンプなどよく使われる場面では、子供やペットが自由に動き回るため、火事のリスクがさらに高まります。

一方、電気式の蚊取り線香は火を使わないので、安全性が格段に向上しています。火災の心配がないため、子供やペットがいる家庭でも安心して使うことができます。これは電気式蚊取り線香の大きな利点と言えるでしょう。

使用場所の自由度

電気式蚊取り線香は、屋内外を問わず幅広いシチュエーションで活躍する自由度がメリット。コンセントに差し込むタイプは電源が必要ですが、電池式や充電式のものは電源のない場所でも使えます。火を使わないため、屋内での使用も安心。庭やベランダ、キャンプ、農作業、ウォーキングやハイキングなど、様々なシーンで活躍します。特に火器使用が制限される車中泊などでは非常に便利です。

環境や健康への配慮

従来の蚊取り線香は、燃焼時に発生する煙により環境に負荷をかけていました。化学物質の使用によりシックハウス症候群のリスクが高まる可能性もあると言われています。また、燃焼による煙の発生は呼吸器の弱い方にも影響を及ぼしていました。一方、電気式は加熱するだけで燃焼しないため、従来の蚊取り線香のような煙は発生しません。煙が身体に合わない方には、電気式蚊取り線香が適しているでしょう。

屋外での電気式蚊取り線香の活用

屋外での電気式蚊取り線香の活用

電気式蚊取り線香を野外で使用する際には、コンセントからの電力供給が必須であり工夫が必要です。ポータブル電源を電気式蚊取り線香と併用することにより、使用場所に関わらず、どんな場所でも効果的な蚊対策を実践できるようになります。

キャンプやバーベキューでの使用

キャンプやバーベキューなどのアウトドアでは、蚊やあぶの発生が多くなります。電気式蚊取り線香は、火を使わずに蚊よけ成分を発散させるため、屋外でも安心して使えます。煙が少ないので、食べ物の香りや味をいつも通り楽しめます。

蚊取り線香と合わせて効果の高い虫対策

  1. 虫除けスプレー
  2. ハッカ油
  3. メッシュタープ

蚊取り線香と一緒に使うと効果的な虫対策について説明します。 まず、虫除けスプレーは身体にスプレーして虫から守ります。種類はたくさんありますが、キャンプ場で使うなら以下の3つがポイントです。

  • 虫に効果が高い成分「ディート」を30%配合したもの
  • 引火の危険が少ないミストタイプ
  • 使用人数に合わせた使い切りタイプ

ハッカ油は、キャンプ場に出没しやすい蚊やアブ、ブヨなどの虫に対して虫除け効果を発揮します。使用方法は簡単で、手足に吹きかけるだけです。自然由来の成分を使用しているため、子どもでも安心して使用できます。さらに、ハッカ油には虫除け以外にも、抗菌、覚醒、消臭などの効果もあります。

メッシュ付きのタープは、虫の侵入を防ぎつつ、風を通して涼しく過ごすことができます。また、雨風や日差し除けとしても役立つため、一石二鳥の虫対策アイテムです。

ポータブル電源との組み合わせ

電気式蚊取り線香を使うには、コンセントからの電気が必要です。しかし、キャンプ場や車中泊ではコンセントがありません。そのようなときにポータブル電源が役立ちます。ポータブル電源とは、大きな充電池にコンセントやUSBがついている製品のことです。

コンセントがない場所でも、ポータブル電源さえあれば電気式蚊取り線香を問題なく使えます。ポータブル電源と電気式蚊取り線香の組み合わせは、どこでも使える虫よけ対策に最適です。

参考記事:ポタ電完全ガイド:初めての選び方から活用シーンまで徹底解説

キャンプや車中泊に便利なコンパクトポータブル電源の紹介

電気蚊取り線香は消費電力が5Whと省電力なので、コンパクトなポータブル電源が適しています。「BLUETTI AC2A」は、約3.6kgとちょっとしたハイキングにもリュックに入れて持ち運べる軽量モデルです。バッテリー容量は204.8Wh。電気蚊取り線香だと1日8時間使って4日ほど使えます。

電力リフト機能で低出力の家電も使える

電力リフト機能は、家電製品に供給する電力を抑制することで、本来は使用できないような消費電力の高い家電製品も使用可能にする画期的な機能です。この機能のおかげで、定格消費電力が600Wの家電製品も、300W以下の電力で安全に稼働させることができます。電気ケトルやヘアドライヤーにも600W以下の製品が存在するため、このコンパクトなポータブル電源でも使えるようになります。キャンプや車中泊の快適度をアップさせる機能です。

まとめ

電気式蚊取り線香は、火災のリスクがなく、場所を選ばずに使用できるのが大きなメリットです。さらに、ポータブル電源と組み合わせれば、コンセントがない場所でも蚊対策が可能になります。キャンプやバーベキューなどの屋外活動時に活躍する電気式蚊取り線香は、より快適な夏を過ごすための必需品といえるでしょう。この夏、電気式蚊取り線香を活用して、蚊に悩まされることなく過ごしましょう。

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