テレビやSNSなどでソロキャンプをしている人を見かけて、自分もやってみたいと思う人も多いでしょう。 ですが初めてのソロキャンプでは、「何が必要なのか」「どんな場所が快適なのか」がわからず悩んでしまうことも……。 そこでこの記事では、初心者でも安心して楽しめる関西・関東のおすすめソロキャンプスポットをご紹介します。
ソロキャンプとは?
はじめに、ソロキャンプとは何なのかを解説します。
ソロキャンプとは、その名の通り一人で楽しむキャンプのこと。キャンプというと、家族や友達と複数人で行き、バーベキューやキャンプファイヤーなどを楽しむというイメージがありますよね。ですが、ソロキャンプにはソロキャンプの魅力があるのです。
ソロキャンプの魅力
ソロキャンプの魅力はたくさんありますが、今回は以下の3つのポイントをご紹介します。
■ 時間を気にせず楽しめる
キャンプでは通常、複数の人の予定を合わせるため、スケジュールを決めます。何時に家を出発して、何時ごろキャンプ場につき、夕食は何時ごろで……などなど。
ですが、決めたスケジュール通りにいかなくてストレスがたまることもしばしばありますよね。
その点ソロキャンプなら、自分のペースで自由に楽しむことができます。出発は準備ができてからで良いですし、食事もお腹が空いたら用意すればOK。急がないと誰かに迷惑をかけるなんて心配はありません。
■ 食事も食べたいものだけ
キャンプの楽しみが食事という人もいますが、中には食事は適当で良いから自然の中でのんびりしたいという人もいるはず。
ソロキャンプでは自分が食べたい物だけ食べられるので、インスタント食品や缶詰を用意するだけでも大丈夫です。人数分の食事の準備が必要でないことから、用意や片づけも簡単。
■ 自分自身とゆっくり向き合える
ストレスがたまっていてリフレッシュしたいと思ってキャンプに来ても、周りに人がいると気を遣ってしまうということもあるでしょう。
ソロキャンプでは、焚火の炎を見ながらひとりでのんびりするという願いも叶えられます。
自然の音を聞きながらゆったりと過ごす。最高の贅沢ではないでしょうか。
ソロキャンプで楽しめるアクティビティ
ソロキャンプではどのようなアクティビティを楽しめるのでしょうか。
■ ハイキング
キャンプ場の近くには、ハイキングスポットが設置されていることも多いです。のんびりと森林浴を楽しみながらハイキングって素敵ですよね。
■ 釣り
川が近くにあるキャンプ場を選べば、ひとりでのんびり釣りを楽しむことも可能。自分で釣った魚は焼いて食べるだけで絶品料理になります。
■ 焚火
自分で火を起こして焚火をするのも、立派なアクティビティのひとつです。お気に入りのコーヒーを淹れて飲みながら炎を眺めていると、心の底からリラックスした気分になれるはず!
ソロキャンプをする場所の選び方&おすすめスポット
いざソロキャンプをしたいと思っても、どのように選べば良いかわからなくて困ってしまいますよね。ここからは、ソロキャンプ場所の選び方やおすすめスポットをご紹介します。
キャンプ場の選び方
キャンプ場には、区画サイトかフリーサイトかという違いがあります。
区画サイトとは、テントを張る位置があらかじめ決められている場所のこと。どこにテントを張ろうか悩んでしまう人にはおすすめです。
一方のフリーサイトとはテントを張る場所が決められていないキャンプ場のことです。その日の気分で自分が寝たい場所にテントを張れるという自由さがあります。
どちらのサイトの場合も予約が必要な場合があるので、事前にしっかり確認しておきましょう。基本的に区画サイトの方が料金が高くなる傾向にあります。ただし、予約さえしておけば確実にテントを張れるので安心です。
当日の朝急に「今日、ソロキャンプに行こう!」と思い立ったような場合には、予約の必要のないキャンプ場に絞り込んで探してみましょう。
また、初心者がソロキャンプをする場合は、管理人さんのいるキャンプ場を選ぶと、何かあったときに頼れますよ。
おすすめのソロキャンプ場
では具体的に、どのような場所が人気なのでしょうか。初心者におすすめの関西・関東のキャンプ場をご紹介します。
氷川キャンプ場【東京都】
出典:氷川キャンプ場公式サイト
東京都心から約2時間半で奥多摩の大自然を満喫できるキャンプ場です。
近くにはカヌー・カヤックの体験教室もあり、大自然を思いっきり楽しみたいという人におすすめ。
利用料金:1人1泊2,000円(GW・夏季は2,500円)(小学生以上)
利用時間:AM08:30~翌日昼12:00
最終受付時間:宿泊当日PM16:00
アクセス:東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
電話:0428-83-2134
公式サイト:https://www.okutamas.co.jp/hikawa/
おかえりキャンプ村【山梨県】
出典:おかえりキャンプ村公式サイト
山梨県にある「おかえりキャンプ村」は田舎に帰ったような懐かしさや安心感を得られるキャンプ場です。
手ぶらでキャンプを楽しめる、手ぶらキャンププランが用意してあるため、キャンプ用品を持っていくことなくキャンプを楽しめます。
利用料金(フリーサイト):1人1泊3,500円(繁忙期4,500円)
チェックイン:14:00~18:00
チェックアウト:翌日10:00(レイトチェックアウト11:00)
アクセス:山梨県南巨摩郡富士川町柳川1074
電話:090-8649-0429
公式サイト:https://okaeri-camping-village.com/
大野アルプスランドキャンプ場【兵庫県】
出典:兵庫県猪名川町HP
大阪市内や神戸市内から車で1時間ほどで行けるのが、大野アルプスランドキャンプ場です。
近くに天文台があり、夜は満天の星空を楽しむことができます。ソロキャンプで心身共にリフレッシュしたいという人におすすめです。
利用料金(フリーサイト):日帰り500円/宿泊1,000円(テント1張限り・6人前まで)
利用可能日:木・金・土・日・祝
利用時間:14:00~翌日10:00(宿泊)
※日曜日もしくは翌日が「休館日」にあたる祝日の場合は、宿泊不可。21時までの利用可。アクセ-ス:山梨県南巨摩郡富士川町柳川1074
電話:080-3817-0753
公式サイト:https://www.town.inagawa.lg.jp/soshiki/kikakusomu/kankou/kanko/ooyasann2/1613975145827.html
ウッディパル余呉【滋賀県】
出典:ウッディパル余呉公式サイト
ウッディパル余呉は、予約不要で誰でも楽しめるキャンプ場です。アスレチックやバーベキューなど、家族でも楽しめるアクティビティが満載。
近くにある栃の実工房では、木の実や小枝を使った自然木工やカラトリー作りも体験できます。
利用料金(フリーサイト):車40台分 料金:500円/お1人様(3歳以上から)
車:1台500円/(普通車)※大型車は1,000円
利用可能日:火曜以外
チェックイン:13:00〜17:30
チェックアウト:翌日12:00
アクセ-ス:滋賀県長浜市余呉町中之郷260
電話:0749-86-4145
公式サイト:https://woodypal.jp/
ソロキャンプに必要な道具リスト
ソロキャンプにはどのような物が必要なのでしょうか。必須の物とあると便利な物をそれぞれ紹介します。
ソロキャンプに欠かせない物
ソロキャンプにはどのような物が必要なのでしょうか。必須の物とあると便利な物をそれぞれ紹介します。
■ テント
まずはテント。テントがなければキャンプ場で寝ることができません。テントの中で過ごす時間は長いため、自分が快適だと思える広さの物を選びましょう。一人で組み立てられるかどうかや、重さも選ぶ際のチェックポイントです。
■テーブル
キャンプ場では、ちょっと物を置くための平らな場所がありません。軽量で折り畳みができるテーブルがひとつは必要です。■鍋など調理器具と食器
キャンプの醍醐味にひとつが自分で調理して食べる食事ですよね。火をおこすのは大変なので、ガスバーナーをひとつ持っておくと便利ですよ。追加で自分が使うコップやお皿、箸やスプーン、フォークなどの食器類もお忘れなく!■寝袋(シュラフ)
テントの中で寝るとはいえ、寝袋は必須です。寝袋は使いたい季節によって選ぶのが良いでしょう。寒い時期のソロキャンプを考えているのなら、保温性に優れたダウンのマミー型がおすすめです。■マットレス
シュラフだけでは、快適には眠れません。キャンプ場の地面はゴツゴツしていたり、冷たかったりするからです。シュラフを買う時には、同時にマットレスも購入しておくのが良いでしょう。■ 照明
キャンプ場でのランプといえばランタンを思い浮かべる人も多いでしょう。ランタンがひとつあるだけで、ぐっとキャンプ気分が高まりますよね。初心者のソロキャンプにおすすめなのは、LEDライトのランタンです。電池式の物は替えの電池も持って行ってくださいね。■ポータブル電源
最近では、スマートフォンやタブレット、パソコンなどをキャンプ場で使う人も増えています。その場合、モバイルバッテリーだけでは電源が足りなくなることもしばしば。そこで重宝するのがポータブル電源です。ポータブル電源は、スマホなどの充電はもちろん、IH調理器やコーヒーメーカーなどあらゆる電気機器に使えます。
BULETTI EB3A
EB3Aは、超小型のポータブル電源です。BULETTIの商品の中でも最小最軽量モデルで、重さは4.6㎏。女性でも1人で持ち運びができます。
小さいからといって、電力が少ないわけではありません。出力は600W、AC出力は268Whあります。
安全性の高いリン酸リチウム電池を使用しており、放充電サイクルは2,500回後も80%を維持。
最新技術を使って、430WのAC入力30分で80%まで充電でき、わずか1時間強でフル充電できてしまいます。
多彩な出力ポートを擁し、最大同時に9台のデバイスへ同時に充電できます。
BLUETTI AC180
もう少し大容量のポータブル電源をお探しなら、BLUETTI AC180がおすすめ。1,152Whの高出力で、どんな家電でも自由に使えます。
充電はAC入力1,440Wの高速モードなら、45分で80%まで、フル充電はわずか1時間強でできます。
充放電サイクルは3,500回以上。1日1回放充電すると仮定しても、10年以上使用可能です。
これだけパワフルなのに、重量は約16kgなので、ソロキャンプなどでの持ち運びにも困りません。5年保証もついているため、故障などがあった場合も安心です。
持っていくとさらにソロキャンプが快適になる道具
ここからは、必須ではないけれど持っていくとさらにソロキャンプが快適になる道具をご紹介します。
■ タープ
タープとは、キャンプの際に日差しや雨風を遮る、屋根のような役割を担ってくれるアイテムのこと。急な雨や強い日差しから身を守ってくれます。選ぶ際には、設置が簡単にできるか、持ち運べる重さかどうか、十分な広さがあるかなどをチェックしてください。
■焚火台
キャンプで焚火を眺めたいという人や、直火で料理をしたい人は、焚火台を持っていきましょう。組み立てや収納が簡単で、バッグパックに入る軽量なモデルもたくさん出ているので、あなたの使いたいシーンに合ったものを選んでみてくださいね。
■クーラーボックス
食材や飲料を冷たく保つために欠かせないのがクーラーボックスです。ハードタイプのクーラーボックスは重くなりやすいため、ソロキャンプには不向きかもしれません。食材などがそれほど多くないのなら、ソフトタイプのバッグのようなクーラーボックスで十分です。
■コット
コットとは、寝袋の下に置いて使う簡易ベッドのような物です。キャンプで地面にそのまま寝ると底冷えしそう、虫が入ってこないか心配という人は、ぜひ用意したいアイテム。地面が濡れている場所などでも使えるため便利ですが、ソロキャンプの場合、荷物が多くなってしまうというデメリットもあります。
ソロキャンプの注意点
自分のペースで自由に自然を謳歌できるソロキャンプですが、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。最後に、ソロキャンプをする際の注意点を解説します。
ルールを守る
当たり前かもしれませんが、キャンプ場ではルールを守って、みんなが快適に過ごせるようにしなければなりません。
初心者でも絶対に忘れてはいけないルールは以下の5つです。
1. ゴミは自分で持ち帰る
2. 大きな音を出さない
3. 焚火をする際には風向きなどに気をつける
4. 他のソロキャンパーにむやみに近づかない
5. 消灯時間を守る
あまりにルールを守らないキャンパーが多い場合、キャンプ場が閉鎖してしまう可能性もあるので、絶対に厳守してくださいね。
安全に楽しむ
ソロキャンプには、盗難などの被害にあったり、他のキャンパーとのトラブルになったりする危険もあります。ソロキャンプ中には、貴重品はいつでも身につけておくようにしましょう。
キャンプ初心者は、設備が整っており管理人のいるキャンプ場を選ぶとリスクを減らすことができますよ。
通信手段を持っておく
ソロキャンプ中にスマホやタブレット、パソコンなどを使いたいと思う人も多いと思います。そういう人は、モバイルWiFiを用意しておくことをおすすめします。
せっかく自然の中にいるのだから、デジタルデトックスをしたいと考えるかもしれませんが、何かトラブルに巻き込まれたときなど、緊急で連絡を取らなければならない場面も考えられます。
スマホの電源などをすべてオフにしてしまうのは、安全面からもあまりおすすめできません。
安全にソロキャンプを楽しもう!
都会の喧騒を離れて、ひとりで静かに自然の中に身を置くソロキャンプ。想像するだけでストレスが発散できそうですよね。
ソロキャンプに行くなら、まずは設備の整った管理人のいる場所がおすすめです。ソロキャンプは魅力もいっぱいですが、危険なこともあります。
あらかじめ何か起こった際のことも考えて準備し、安全なソロキャンプを楽しんでくださいね!