夏の停電対策でできることは?熱中症にならないために備えるコツを紹介

夏に停電したときに起こりうるリスク

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夏に何らかの理由で停電してしまった場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか?

大変なことにもなりかねないので、しっかりと把握しておいて、万が一に備えるのが大切です。

クーラーなどの冷房機器が止まって熱中症のリスクが上がる

夏に停電した場合、まず心配なのがクーラーなどの冷房機器が止まることです。

冷房機器が止まり、室内の温度が上昇することで、熱中症になるリスクが高まります。

電池で動かせるハンディファンなどを用意しておくのも1つの手ですが、暑い中で使うと熱風を送ることになり意味がないことも。

熱中症対策のためには、停電しても電力を使えるように対策しておくのが安心です。

冷蔵庫が止まって冷却グッズが使えなくなる

停電になると、冷房機器だけでなく冷蔵庫も動かなくなるため、冷凍庫に入っている保冷剤などが使用できなくなります。

また、当然冷蔵庫や冷凍庫に入っている食材も徐々に常温に戻ってしまうのもリスクです。

もし停電してしまい、冷蔵庫に電力を送れなくなったら、なるべく扉を開けないようにした方が長く冷たい温度を保つことができます。

無闇に開けずに、停電が解消するのを待つ方がいいでしょう。

断水して水分補給ができない場合も

停電するような災害が起こった場合、電力だけでなく水も止まってしまう可能性があります。

ただでさえ、停電して冷房などが使えずに熱中症のリスクが高まる中で、水分補給も十分にできないのは非常に危険です。

災害対策の一環として、ペットボトルの水を家族分備えておくのはとても重要です。

1人あたり1日3リットル、3日分を備えるのが目安だと言われているので、家族の人数に合わせて保存するようにしましょう。

夏に停電する可能性がある災害は?

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日本では、夏に停電する可能性がある災害が多数あります。

一年中いつ起こるかわからない地震をはじめ、夏には集中豪雨や台風など異常気象による災害が起こる可能性が高いです。

どの災害も、エリアや規模によって停電や断水が起こるかはわかりませんが、起こらないとも限りません。

日本ではさまざまな災害が起こる可能性があること、突然被災地になる可能性があることを頭に置いて、停電対策や災害対策をするのが大切です。

夏の停電対策をするコツを紹介

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それでは、夏に停電した場合に安心して過ごすための停電対策を4つ紹介します。

●ポータブル電源を備える
●車のエアコンを利用する
●塩分タブレット・経口補水液を備える
●電池で動くハンディファンを備える

1つずつ、詳しく紹介していきます。

ポータブル電源を用意しておく

停電して電力が使えなくなった場合に備えるためには、ポータブル電源を用意してしっかりと充電しておくことが大切です。

ポータブル電源があれば、停電が解消するまでの間冷房器具を使用して、部屋を冷やすことができます。また、冷蔵庫に電力を送れば、冷蔵庫内の食材を傷めずに済みます。

ポータブル電源にはさまざまなバッテリー容量のものがあるので、どの程度電力を備えておきたいかによって種類を選ぶのがおすすめです。

家族が多い人や普段から電力使用量が多い人は、バッテリー容量が多いポータブル電源を備えておくといいでしょう。

とはいえ、バッテリー容量が大きくなればなるほど、ポータブル電源の価格は上がる傾向にあるため、予算に合わせて選ぶといいですね。

車のエアコンを利用する

自宅に車がある人は、自宅の冷房器具が使えない時には車のエアコンを利用するのもおすすめです。

暑い室内にこもってしまうと、熱中症になる恐れが高まるので、停電が解消するまで車の中で過ごすのが安心です。

車の中で過ごすにはエンジンをかける必要があるので、ガソリンがきちんとあるのも重要になります。

地震などが起きると、ガソリンスタンドが閉まってしまったり混雑したりするので、いつでもガソリンが入った状態にしておくのも1つの災害対策だといえます。

塩分タブレットや経口補水液を備えておく

熱中症は、水分不足だけでなく塩分不足でも起こるので、塩分をチャージできるアイテムを常に用意しておきましょう。

夏になると、熱中症予防のためのアイテムとして、塩分タブレットや経口補水液がスーパーなどで積極的に販売されます。

暑くなる前に、前もって多めに塩分チャージアイテムを用意しておくと安心です。

もちろん、先ほど紹介したポータブル電源を備えて普段通り冷房器具などを使えるようにしておくことが最も安心ですが、それでも電気が足りなくなることもありえます。

さまざまな方面から停電対策をしておくことが、万が一の災害に備える秘訣です。

電池で使えるハンディファンなどを用意しておく

停電して電気が使えなくなった時には、電力供給がなくても使用できる電池タイプのハンディファンを用意しておくといいでしょう。

もしくは、充電式の冷房器具をいつでも使えるように充電しておくのもおすすめです。

とはいえ、室内が暑い中でハンディファンを使うと、熱風を浴びることになるのでかえって熱中症のリスクが上がってしまう危険性もあります。

保冷剤を合わせて使用したり、まだ部屋が冷えているうちに使用したりするなど、工夫して利用しましょう。

夏の停電対策におすすめのポータブル電源3選

ここからは、夏の停電対策として用意したい、おすすめのポータブル電源を3つ紹介します。

手軽に使えるコンパクトなものから、容量が大きくいざという時に安心なものまで、幅広くラインナップされているので、自分の使用方法に合わせて選んでみましょう。

BLUETTI AC60

AC60は、コンパクトで軽量なのが特徴の手軽に使えるポータブル電源です。持ち運ぶ機会が多い人に最適なので、災害に備えるだけでなく、アウトドアやキャンプに持参したい人にもおすすめ。

屋外で使うのに向いている、防水・防塵機能も搭載しているため、悪天候の中でも使用できます。

また、単品での使用ではバッテリー容量が403Whですが、拡張バッテリーのB80を2個まで繋ぐことができ、それによって最大2,015Whまで拡張可能です。

高速充電にも対応しているため、ACアダプターからの充電なら1時間で403Whを満タンにすることができます。

アウトドアに持って行くときには、コンパクトさを重視してAC60だけで持っていき、いざというときの災害対策のためにB80も備えておくことで、コンパクトさと大容量を両立できるのがおすすめポイントです。

安全性の高いリン酸鉄リチウムバッテリーが使われていて、さらにバッテリーマネジメントシステムでしっかりと制御されているため、安心して使えるのも嬉しい特徴です。

BLUETTI AC200MAX

AC200MAXは重さ28.1kgのポータブル電源で、コンパクトではありませんが持ち運ぶこともでき、またバッテリー容量も2,048Whと充実しています。

携帯性の良さとバッテリー容量の豊富さの両立したポータブル電源を用意しておきたい人は、AC200MAXを候補に入れるといいでしょう。

また、バッテリー容量については、単体使用で2,048Whですが、拡張バッテリーB230やB300を同時に使うことで、最大8,192Whまで拡張することができます。

たくさんの電力を使用したいという人にとっても、安心の容量だと言えるでしょう。

AC200MAXは、ポートの数や種類も充実しています。16個のさまざまなポートが搭載されているため、同時に16台の電化製品に電力供給することが可能です。

ポートの種類は、ACポートをはじめ、シガーソケットやRV、DC、USB-AやUSB-C、ワイヤレス充電にまで対応しています。

使いたい電化製品がどのような形のポートでも、使える可能性が高いので安心ですね。

BLUETTI EB70S

重さ9.7kgとコンパクトで持ち運びしやすく、バッテリー容量716Whを備えているため、パワフルに使用できるポータブル電源です。

出力ポート数は12個あり、ACポートはもちろん、DC、シガーソケット、USB-A、USB-C、ワイヤレス充電と充実しています。

安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池が使用されていて、充電サイクルは2,500回以上ということで、長く使用できるのも嬉しいポイントです。

停電してしまった時にも安心なLEDライトがついていたり、無駄に電力を消費しないためのエコモードが搭載されていたりと、機能性も充実。

手に入れやすいサイズ感で、容量も大きいポータブル電源が欲しい人は検討してみてください。

夏の停電対策をして熱中症予防に備えよう

こちらの記事では、夏の停電対策から停電した時のリスクまで詳しく紹介しました。

日本は地震が多い上、夏になると台風や集中豪雨の影響で停電する可能性がある国です。

こちらで紹介したポータブル電源などを備えて、もしもの時に安心して過ごせるようにしておきましょう。

ポータブル電源を上手に選びたい人は、「失敗しないポータブル電源の選び方」でも選び方のコツを紹介しているのでご確認ください。

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