「日本では電力不足が問題になっているけれど、どのように対策すればいいのかな」とお悩みの方はいらっしゃいますか?そこでこちらの記事では、日本が電力不足になる原因や、自分でもできる電力不足への対策を詳しく紹介します。
日本が電力不足になる原因
日本で電力が不足するのは、どのような原因が考えられるでしょうか?
さまざまな原因が重なって、電力不足を加速させてしまう可能性があるので、まずは原因をしっかり把握していきましょう。
自然災害や気象変動が多い
日本は、地震や台風、集中豪雨などさまざまな自然災害や気象変動が多く、それにより発電所が停止してしまうことで電力不足になりやすいです。
また、気象変動が起きると想定より暑くなったり寒くなったりするため、エアコンの稼働率が予想より高くなるケースも考えられます。
これらの理由から、発電量が不足したり、電力使用量が増えたりしてしまいます。
家庭での電力への需要が高まっている
電化製品を使用することが増えたり、コロナ禍で在宅率が高まったりして家庭での電力使用量が増えているのも電力不足の1つの原因です。
昔に比べて、ゲーム機器やパソコンなどを使用する人も増え、時短家電などさまざまな電化製品が普及し始めました。
それらを各家庭で使うことで、一世帯あたりの電気使用量が軒並み増えていると言えます。
しかし、東日本大震災で甚大な電力不足を経験してからは、電気使用量削減の必要性が認識され、少しずつ減ってきています。
原子力発電や火力発電への依存度が高い
日本では、太陽光発電や風力発電、水力発電など環境にやさしい発電方法を増加させていく方向には進んでいますが、まだ原子力発電や火力発電への依存度が高いのが現状です。
原子力発電は、東日本大震災のように原子力発電所が被災すると、放射能が漏れて危険が伴う上、電力不足にも陥ります。
また、火力発電は化石燃料を必要とするため、燃料が無限にあるわけではありません。
これら2つの発電方法に依存している日本は、いつ甚大な電力不足に陥るかわからないということです。
政府が行う電力不足への対策
このように、日本の電力不足の問題があるなかで、政府はどのような対策を行っているのかご存じでしょうか?
きちんと対策されていることを把握して、日本の電力の現状を理解しておきましょう。
原子力発電を行う
先ほどから挙げている、東日本大震災での原子力発電所の被災から、日本での原子力発電への意識は変わりつつあります。
しばらくの間、放射能が漏れる恐れがある老朽化が心配な発電所は、運転されておらずストップしていました。
それにより、当時は全国的に電力不足が深刻化し、家庭やオフィスなどへ節電が呼びかけられていたのを記憶している人も多いでしょう。
しかし、それから数年経ち、電力不足を解消するためにストップしていた原子力発電所が改めて稼働を始めています。
危険が多く問題点も多数ある原子力発電所ですが、代わりの発電方法で電力をしっかりと供給できるようになるまでは稼働することになるでしょう。
火力発電や太陽光発電を活用する
原子力発電に代わる発電方法はさまざまありますが、どれもそれぞれに問題点があります。
火力発電は、石油や石炭などの燃料が必要なことや、燃やすことで二酸化炭素を排出し環境汚染につながるのが欠点です。
また、太陽光発電は天候によって電力発電量が左右されるデメリットがあります。
他にも、広大な土地が必要な風力発電や、設置が高コストな水力発電などさまざまです。
太陽光発電や風力発電、水力発電のような再生可能エネルギーを利用していく必要がありますが、現状はそれだけに頼れるまでは至っていません。
電力不足を解消するために、その時々でより良い選択をしながら進んでいる状況といえます。
外国から燃料を調達する
日本は火力発電に使用する燃料を外国から調達して使用しています。
現在、ロシアへ経済制裁が行われているため、石炭や石油が輸入できなくなり、これまでとは違う国から輸入する必要が出てきました。
日本と同じようにロシアから石油を輸入していて、ロシアに経済制裁を行っている国々も、他国から輸入することになるので、その分価格が高騰してしまうのも問題となっています。
燃料不足なだけでなく、燃料や輸送費の高騰による電気代高騰が深刻化しているため、政府は電気代を補助する活動を行っています。
自宅でできる電力不足の対策
上記のように、政府ではさまざまな形で電力不足の対策を行っていますが、それでもさらに深刻な電力不足が起こらないとは限りません。
そこでここからは、自宅でできる電力不足への対策を3つ紹介します。
取り入れやすいものから難しいものまであるかもしれませんが、少しずつでも対策を進めると安心です。1つずつ確認していきましょう。
節電効果の高い家電を使う
もしこれから家電を買い換える予定があるものは、なるべく節電効果の高い家電を選ぶのがおすすめです。
長く使用している家電は、節電効果が低いものも多いので、そろそろ買い替えどきな家電がある方は検討してみましょう。
とはいえ、まだ使用できる家電を全て買い換えるのはなかなか難しいのも事実です。
そのような場合は、なるべく節電効果の高い使い方をするのがいいでしょう。
エアコンは何度もオンオフするぐらいなら、つけっぱなしにした方が節電効果が高いと言われています。
また、冷蔵庫の中がごちゃついていると、冷却効率が下がってしまうので、整理整頓するだけで省エネ効果があります。
もし、LEDライトではない電球を使っている場所があれば、取り替えることで節電になりますよ。
このように、簡単な見直しを行うだけで節電することができるので、できることから始めてみてくださいね。
ポータブル電源を備える
甚大な電力不足が起こると、各地で停電になる可能性があるので、停電対策をしておくのが安心です。
停電対策で最も有効なのが、ポータブル電源を備えておくこと。
充電されたポータブル電源があれば、万が一停電しても必要な電化製品はコンセントをつないで使用することができます。
暑い日に冷房を使用したり、料理をするために電子レンジをつないだり、さまざまなことに使えるので、あると本当に便利です。
電気が使えないことに不安を感じる人は、ぜひ検討してみましょう。
また、ポータブル電源の節電については、「ポータブル電源は節電になる?効果や節電方法を詳しく解説 」でも紹介しています。
太陽光発電などの再生可能エネルギーを取り入れる
家庭でも取り入れやすい再生可能エネルギーは、太陽光発電です。
屋根の上にソーラーパネルをのせる本格的なものから、ベランダなどで使えるポータブルソーラーパネルまでさまざまあるので、自分の取り入れやすい形ではじめてみましょう。
太陽光発電を取り入れておくと、もしもの停電の際にも太陽さえ出ていれば電気が使えます。
また、ポータブル電源と合わせて使うことで、太陽光で電気を作りそれを貯めることができるのでさらに安心です。
余った電力は電力会社に売ることもでき、電気代節約にもつながるので、ぜひ導入を検討してみてくださいね。
電力不足対策におすすめのソーラーパネルとポータブル電源のセット
ここからは、電力不足対策におすすめできる、ソーラーパネルとポータブル電源のセットを3つ紹介します。
手軽に使えるものから大容量に発電できるものまで揃えたので、自分に必要だと思うものを探してみてください。
BLUETTI EB3A + PV120
小型なポータブル電源とソーラーパネルで、サイズや価格が手頃なものを選びたい人におすすめのセットです。
EB3Aは、バッテリー容量268Wh、重量4.6kgと他機種と比べるとコンパクトなポータブル電源です。
手に入れやすいコスパの高い商品なので、はじめてのポータブル電源やソーラーパネル導入であまり高価だと手が出ない人にもおすすめ。
AC急速充電を使えば、40分で70%まで充電できるので、停電時に備えて充電しておくのも楽です。
PV120での充電でも、約3時間で80%まで充電できてスピーディー。コンパクトなので、2つ揃えてアウトドアなどにも持参しやすいのが魅力です。
BLUETTI EB3A + PV120の詳細を見るBLUETTI AC180 + PV200
AC180は、屋内でも屋外でもどちらでも使いやすいように設計されたポータブル電源です。
バッテリー容量は1,152Whと大容量ですが、サイズは17kgと片手でも持ち運べるので、アウトドアやキャンプにも最適。
アプリでのリモート操作や消費電力の管理ができるなど、便利な機能も充実しています。
人気のポータブルソーラーパネルであるPV200は、発電能力が高い上に折りたたみで持ち運びやすいので、こちらも合わせてアウトドアにも使用しやすいです。
普段は自宅のベランダなどで発電し、キャンプにも持参して、いつでも電力発電や供給に役立てられるセットです。
BLUETTI AC180 + PV200の詳細を見るBLUETTI AC300 + PV350S
たっぷり大容量のポータブル電源で、しっかりと電力を確保したい人におすすめなのがAC300。
こちらは、単体で使用しても3,072Whと大容量ですが、さらに拡張バッテリーB300を使用すれば最大12,288Whまで拡張できます。
ワイヤレス充電ポートが2つついていて、その他AC出力やUSB出力など多彩なポートが全部で16個もあります。
大容量なポータブル電源には、たくさん発電できるソーラーパネルPV350Sを接続しましょう。
自宅での電力の多くを太陽光発電で作り出したいと考えている方は、こちらのセットがおすすめです。
BLUETTI AC300 +PV350Sの詳細を見る自宅で電力不足を対策しよう
こちらの記事では、深刻な電力不足の現状や、自分でもできる対策について紹介しました。
政府の対策を知るのも対策ですが、自分でもできることから始めるのが安心して暮らすための一歩ではないでしょうか?
こちらで紹介したポータブル電源やソーラーパネルを導入したり、家電を省エネに使用する方法を実践したりして、電力不足に備えてみてくださいね。
ポータブル電源を使った防災については、「ポータブル電源は防災対策に必要か?必要性や選び方を徹底解説」でも詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご確認くださいね。