ポータブル電源は防災対策に必要か?必要性や選び方を徹底解説

ポータブル電源は防災対策に必要か?必要性や選び方を徹底解説

「防災対策にポータブル電源が必要って本当?」「ポータブル電源があると、どのように便利なのか知りたい」と考えている人はいらっしゃいますか? 

災害時、電気が使えないと不安がさらに大きくなってしまうのを、みなさんも予想できるかもしれません。

そこでこちらの記事では、災害時にポータブル電源が必要な理由や、ポータブル電源の上手な選び方、おすすめのポータブル電源を紹介します。

防災対策について悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。

また、ポータブル電源での火災の備え方は「ポータブル電源で火災に備える」の記事で詳しく紹介しています。

 ポータブル電源が防災対策に必要な理由

防災対策

​ポータブル電源が防災対策に必要かどうかについて、結論としては「必要」です。

ポータブル電源が必要な4つの理由を解説します。

● スマートフォンの充電ができる

災害で停電してしまった時にポータブル電源の充電があると、スマートフォンを充電できます。

スマートフォンの充電がなくなると、連絡を取ることができなかったり、最新情報を知ることができなかったり、不便なことが多いものです。

ポータブル電源を用意しておけば、スマートフォンの充電を切らすことなく、必要なだけ使えるので安心。

現代社会でスマートフォンが使えなくなると非常に困ります。

ポータブル電源があれば、万が一の災害時もスマートフォンが使えるので便利です。

● テレビやラジオでニュースが確認できる

ポータブル電源があれば、スマートフォンだけでなくテレビやラジオをつけられます。テレビのニュースを見たい、ラジオを聞きたいという場合にも使用できます。 

スマートフォンさえあれば情報を知ることができるから大丈夫、という人も、ニュースはテレビで見たい、という人もポータブル電源があれば自由に使えるのです。

とはいえ、テレビをつけっぱなしにすると消費電力が大きすぎてすぐに充電がなくなってしまうので注意しましょう。

● お湯を沸かしたり電子レンジを使ったりして料理ができる

災害時、電気が使えないとご飯を作るのも大変です。

ポータブル電源があればお湯を沸かしたり電子レンジを使ったりして料理をできるのも嬉しいポイントです。

災害時のために電子レンジで食べられるレトルト商品を備蓄しておけば、ポータブル電源で電子レンジを動かして温めることができます。

電気ケトルを使ってお湯を沸かし、温かい飲み物を飲んだり赤ちゃんのミルクを作ったりすることもできます。

もし電気とガス両方が止まってしまっても、電気さえポータブル電源があれば、できることがかなり増えるのでおすすめです。

● 扇風機やヒーターを使って温度調節できる

ポータブル電源があれば、扇風機やヒーターを使用して部屋の温度を調節できます。

暑い時期や寒い時期の災害で、部屋の中の温度調節ができなくなると、過ごしづらいだけでなく体調を崩してしまう恐れもあります。

そのような時に、ポータブル電源で扇風機や冷風機、電気ヒーターなどを使って室温調節することで、災害時でも快適に過ごすことができます。

暑い時期にこもった部屋にいると、熱中症を引き起こす原因にもなるので、ポータブル電源があることで安心して過ごせるでしょう。

防災対策にポータブル電源を選ぶポイント

BLUETTI EB3A

それでは、ポータブル電源を選ぶ際のポイントを5つ紹介します。

  • バッテリー容量
  • ポート数や種類
  • 定格出力
  • 安全性の高さ
  • 防災として役立つかどうか

それぞれ、詳しい内容を解説していきます。

なお、ポータブル電源の選び方の記事も合わせて確認することを推奨します。

● バッテリー容量

ポータブル電源には、大小さまざまなバッテリー容量のものがありますが、防災対策に用意するならできれば容量が大きなものを用意しておく方が安心です。

なぜなら、災害時の停電がどこまで続くかわからないため、バッテリー充電が切れてしまって使えなくなると困ってしまうからです。

防災対策をメインに考えているなら、それほど持ち運びに便利なコンパクトさは必要ないとも言えるため、それよりもバッテリー容量が大きいものを選ぶ方が重要だと言えます。

とはいえ、バッテリー容量が大きくなればなるほど高価になりますし、持ち運びもしにくくなります。予算が決まっていたり、アウトドアでも使いたかったりする場合は、状況に合わせて選んでください。

● ポート数や種類

ポータブル電源には、電力を出力するためのポートがついていますが、その数や種類も選ぶ際のポイントになります。

ポートの種類は、ACポートやDCポート(シガーソケットなど)、USBポートなどがあります。

防災対策のポータブル電源を用意するなら、家の中で家電が使える必要があるので、ACポートの数が豊富なものを選ぶといいでしょう。

また、USBポートが豊富にあると、スマホ充電などがしやすいメリットがあるのでチェックしてみてください。

● 定格出力

家電などには消費電力があり、ポータブル電源では使える消費電力の最大量が決められています。

その数値を定格出力と呼び、どこまでの消費電力の家電が使えるかを示しています。

例えば、定格出力が1200Wのポータブル電源では、消費電力が1200Wまでの家電しか使用できません。

消費電力の大きなパワーのいる家電が使いたい場合は、定格出力が大きいポータブル電源を選んでおくと安心です。

● 安全性の高さ

ポータブル電源を選ぶ時は、安全性の高さにも注目しましょう。

災害時に限りませんが、安全性の低いポータブル電源の場合、発火や爆発の事故が起こる可能性もあります。

これらの心配を減らすためには、リチウムイオンバッテリーの制御装置がついたポータブル電源を選ぶといいでしょう。

また、ライフサイクルが長い製品を選ぶことで、繰り返し使っても電池の劣化がしにくく、異常が起こりづらいメリットがあります。

● 防災として役立つ機能(ソーラー充電など)

ポータブル電源には、ソーラー充電ができるなど、防災時に特に役立つ機能があるものもあります。

ソーラーパネルを併用して使うことで、電気で充電できない災害時でも太陽光で充電することができるのがメリットです。

ソーラーパネルも用意しておけば、普段から節電の効果を実感できますし、アウトドアでも自然に充電できます。

興味がある人は、ポータブル電源と合わせてソーラーパネルを用意しておくといいでしょう。

防災対策におすすめのポータブル電源3選

ここからは、防災対策におすすめしたいポータブル電源を3つ紹介します。

それぞれに特徴があるので、詳しく確認してみてください。

● BLUETTI AC60 

BLUETTI AC60

BLUETTI AC60は、アウトドアで使用するのに最適な、コンパクトなポータブル電源です。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載し、防水・防塵性能も備えているため、過酷な環境でも安心して利用できます。

出力は600Wでバッテリー容量は403Whですが、拡張バッテリーB80を使えば最大容量2,015Whになるため、大容量に増量することも可能です。

急速充電や多様な出力ポートを搭載しているため利便性が高く、コンパクトなのに機能性も充実しているのが魅力です。移動中の持ち運びも簡単で、扱いやすくなっています。

● BLUETTI AC200MAX

BLUETTI AC200MAX

BLUETTI AC200MAXは、高性能なポータブル電源をお探しの方にぴったりです。

この製品は、2,048Whの大容量バッテリーと2,200Wの高出力を実現しており、拡張バッテリーを使用すれば最大8,192Whまで容量を増やすことができます。これは、防災などの緊急時に安心感を与えてくれるでしょう。

このポータブル電源は、多彩な出力ポートを備えており、最大16台のデバイスを同時に充電できます。

また、2つの電源を使用してデュアル急速充電を行えば、最短2.5時間で完全に充電することができます。家電製品をたくさん使いたい場合にも、BLUETTI AC200MAXは最適な選択肢と言えるでしょう。

● BLUETTI AC500

BLUETTI AC500

とにかく大容量バッテリーのポータブル電源が欲しい人におすすめなのが、BLUETTI AC500です。

とても高価なポータブル電源ではありますが、定格電力が5000Wでバッテリー容量は3,072Wh、拡張バッテリーを使えば18,432Whまで拡張可能と高性能で、余裕を持って家中の家電を動かすことができます。

災害時でも普段と変わらずに電気を使い続けたい人や、普段から電気の使用量が多い人は、BLUETTI AC500のような大容量バッテリーのポータブル電源を選んでおくと安心です。

主な家電の消費電力をチェック 

エアコン

ポータブル電源を使う上で、主な家電がどの程度の消費電力なのかを知っておくことで、どのぐらいの時間使えるのかということや、ポータブル電源のバッテリー容量がどの程度必要なのかを考えやすくなります。

主な家電の消費電力を、以下に表で一覧にするので、ぜひご確認ください。

家電

消費電力

エアコン(10畳用)

冷房580W

ハロゲンヒーター

500〜1000W

扇風機

5〜50W

冷蔵庫(450L)

250W

電子レンジ

500~1500W

電気ポット

700〜900W

液晶テレビ

210W

ドライヤー

1200W

縦型洗濯機

400〜500W

災害時以外にも使える!ポータブル電源の使い道をチェック

キャンプやアウトドアで電化製品が使える

ポータブル電源があれば、災害時に便利に使えることを紹介してきましたが、ポータブル電源は災害が起きなくてもいろいろなシーンで活用できます。

万が一の災害に備えた上で、他の場面でも便利にポータブル電源を活用していきましょう。

ここからは、ポータブル電源の便利な活用例を3つ紹介します。

● キャンプやアウトドアで電化製品が使える

ポータブル電源の王道の使い道とも言えるのが、キャンプやアウトドアなど屋外で使用することです。

屋外では、電源を持っていないとさまざまな電化製品を利用することができませんが、ポータブル電源を一緒に持っていくことで、便利に家電を使えます。

明かりをつけたり、電気ケトルでお湯を沸かしたり、ホットプレートを使ったり、ヒーターで暖を取ったり、使い道は無限大です。

キャンプなどで少しでも快適に過ごしたい、と考えているなら、ポータブル電源があると格段に便利になるでしょう。

● 屋外の掃除などで電化製品が使いたい時に便利

同じく屋外での使用ですが、自宅の庭やベランダなど電源のないところで、電気を使う掃除用品を使用できるのが便利なポイントです。

たとえば、自宅の駐車場を高圧洗浄機で掃除したい時、電源がある場所から延長コードなどを使って掃除をする人も多いかもしれません。しかしポータブル電源があれば、電源から遠い場所の掃除でも可能です。

家の周りを一周して掃除したいと思っていても、電源がなくて諦めている人も多いのではないでしょうか。ポータブル電源があれば、家電と一緒に電源も持ち運べるので、場所移動が自由自在です。

● どこにでも電力を持ち運び可能

ポータブル電源の最大のメリットは、必要な場所に簡単に電力を持ち運べることです。

電源がない屋外はもちろん、コンセントの足りない部屋へ持って行って使用したり、友人の家でパーティーをする時に電源を持参したり、いろいろな使い道が考えられます。

自宅のコンセントは場所が変えられませんが、ポータブル電源なら電気が欲しい場所に自由に動かせるのが魅力です。そのメリットを利用して、便利に活用してみましょう。

ポータブル電源の注意点

注意点

 

便利に使えるポータブル電源ですが、購入する際や使用時に注意したい点もあります。

生活に取り入れる前に、しっかりと確認しておきましょう。

● 大きな容量のものは高額になる

大は小を兼ねるので、できればバッテリー容量が大きいものを選んでおく方が安心ですが、その分費用が高額になるので注意が必要です。

安全性が高く、使い勝手のいいポータブル電源は、それだけで高額になりがちです。さらにバッテリー容量の豊富なものを選ぶと、非常に高くなる可能性もあるので、予算を前もって決めてバッテリー容量とのバランスをみながら選んでみてくださいね。

● 安全性に不安のある製品は事故につながる恐れも

記事の前半でご紹介したように、ポータブル電源は安全性の高いものと不安の残るものがあるのが事実です。

値段の安さだけで選んでしまうと、安全性に欠けるポータブル電源である可能性もあるため、万が一の事故になってしまう恐れがあります。

制御装置がしっかりついたものや、ライフサイクルの長いもの選びましょう。

● 充電がなくなると使用できなくなる

ポータブル電源は、当然充電して電気を貯めないと使えないので、災害時に備えるなら常に電気が充電されているように心がけましょう。

ポータブル電源は、使っていないうちに充電が減ってしまうことが少ないように設計されています。

とはいえ、全く使わないとじわじわ充電が減ってしまいますし、普段から使用しているといざという時に充電がなくて困ってしまうことも考えられます。

災害時に備えるなら、いつでも使える状態にセットしておくのが大切です。

防災対策にポータブル電源を用意しよう

こちらの記事では、防災対策にポータブル電源が必要な理由や、ポータブル電源の使い道、注意点など幅広い情報を解説しました。

ポータブル電源は、災害時にも役立ちますし、それ以外でも幅広い使用用途があります。

太陽光でも発電できるように、ソーラーパネルがあれば、より災害時に役立つ存在となるので、ぜひ防災グッズの1つに検討してみてはいかがでしょうか?

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