キャンプ好きな方やこれからソロキャンプを始める方の中には、調理機器や照明など家電製品や電子機器を使用したい方も多いかと思います。そこでおすすめなのが、キャンプにも適したポータブル電源です。
しかし、ポータブル電源といっても種類が多く、どれを選べばいいのかわかりにくいといえます。
そこで本記事では、キャンプにおすすめのポータブル電源や選び方、注意点についてわかりやすく解説します。
キャンプに適したポータブル電源の特徴を知りたい方や、ソロキャンプ向きのコンパクトなポータブル電源が欲しい方などは、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプにポータブル電源は必要?
キャンプでポータブル電源を必ず使用すべきかというとそうではありません。
まず、キャンプの人数やどのような楽しみ方をしたいのか、ポータブル電源で何をするのかといった目的や利用シーンを明確にし、本当に必要かどうか整理することが大切です。
まだポータブル電源の用途についてはっきりしていない方は、購入を決める前にポータブル電源をどのように使用したいのか、どのような機器に電気を供給して楽しみたいのか考えておきましょう。
キャンプでポータブル電源を使用するメリット
キャンプでポータブル電源を使用する主なメリットは、以下の通りです。
- 車載冷蔵庫、小型クーラーを使用できる
- 扇風機を使用できる
- 電気毛布で暖まることが可能
- ホットプレートや炊飯器をはじめとする調理機器を活用できるようになる
キャンプの醍醐味といえば料理です。たき火やガスバーナーなどで調理は可能ですが、キャンプ初心者には少しハードルの高い方法に感じる可能性もあります。
ポータブル電源があれば、ホットプレートや炊飯器、電気ポットなどを使用できるようになるため、簡単に調理を行ったりお湯を沸かしたりすることが可能です。また、夏場や冬場のキャンプでは、扇風機や電気毛布などの暖房・冷房機器を活用しながら快適に過ごせます。
キャンプでポータブル電源を使用するデメリット
キャンプでポータブル電源を使用する主なデメリットは、以下の通りです。
- あらかじめ充電しなければいけない
- 運搬、管理が必要
- 初期費用がかかる
ポータブル電源を使用するためには、都度充電を行っておく必要があります。そのため、キャンプへ行く前に充電を行う習慣付けが大切です。また、キャンプ前後にポータブル電源を運搬しなければいけないため、人によっては持ち運ぶ手間を感じる可能性もあります。
ただし、持ち運びや充電に関しては、ポータブル電源を使用しているうちに慣れていくため、とくに大きなデメリットではありません。
初期費用に関してはポータブル電源の種類によって変わります。中には、数万円台で購入できるタイプもあるので、予算の範囲内に収まるものをしっかり選ぶことが、費用負担を抑える上で重要なポイントです。
キャンプ向きのポータブル電源を選ぶポイント
キャンプ用のポータブル電源を導入したいときは、いくつかのポイントに着目しながら選ぶのが大切です。
それでは、キャンプ向きのポータブル電源を選ぶ際に押さえておくべきポイントを解説します。
一定の容量があるポータブル電源を選ぶ
キャンプ向きのポータブル電源を使用したいときは、容量500Wh以上の商品から比較検討しましょう。
ポータブル電源の容量は、どれだけの電気を取り出せるか示したものです。容量が大きければ大きいほど、消費電力の高い製品にも長時間電気を供給できます。しかし、必要な容量を超えるポータブル電源を選んでしまうと、初期費用負担が余計にかかってしまいます。反対に容量不足ではキャンプで活用できません。
そこで容量500Wh以上のポータブル電源であれば、小型のIHクッキングヒーターや小型冷蔵庫、電気毛布などへ数時間電気を供給することが可能です。
キャンプで使用する機器に合った定格出力か確認する
ポータブル電源の容量を確認したあとは、用途に適した定格出力かどうか確認しておく必要があります。
ポータブル電源における定格出力は、どのような家電製品へ電気を供給できるかどうかにかかわってくる項目です。
たとえば、1,000Wのポータブル電源は、消費電力1,000Wまでの家電製品もしくは、複数の家電製品を同時に使用したときの合計消費電力1,000Wまでであれば、電気を供給することが可能です。
キャンプで消費電力10W台のスマートフォンや500W前後の電気毛布を使用する場合は、700W以上のポータブル電源から検討してみるのがおすすめです。また、ホットプレートなど消費電力の高い調理機器を使用したい場合は、定格出力1,000W以上のポータブル電源をおすすめします。
耐久性が高いポータブル電源を選ぶ
キャンプ用としてポータブル電源を活用していきたいときは、耐久性や寿命についても調べておくことが大切です。
ポータブル電源の中には、防水・防塵機能の搭載された高耐久性の商品も発売されています。このような耐久性の高いポータブル電源を用意しておけば、砂や埃が舞っていても内部に入り込みにくく、雨水による影響も抑えられます。
また、キャンプの頻度が高い場合は、サイクル数の多さもチェックすべきポイントです。1サイクルは、0%から100%まで充電、再度0%まで放電した状態を指しています。
サイクル数が多ければ多いほど長寿命ということを表しているため、少なくとも2,000回以上(5~7年程度の耐久性)のものから選びましょう。
出力ポートが豊富なポータブル電源から比較する
キャンプでさまざまなデバイスへ電気を供給したい場合は、出力ポートの豊富なポータブル電源から検討してみましょう。
出力ポートは、外部の機器へ電気を供給するための端子です。一般的には、AC100Vコンセントやシガーソケット、USBポートなどが搭載されています。スマートフォンなどの電子機器へ充電したい場合は、USBポートが必要になります。また、ホットプレートなど家電製品への給電を考えている場合は、AC100Vコンセントが複数なければ使いにくいといえます。
出力ポートで迷っているときは、まずAC100Vコンセント2口以上搭載されているポータブル電源の中で、USBポートやシガーソケットも含まれているものから検討してみることをおすすめします。
その他ポータブル電源の選び方について知りたい方は、「ポータブルバッテリー購入時にチェックすべきの7つのポイントを解説」こちらも参考にしてみてくださいね。」
ソロキャンプにおすすめのポータブル電源
ここからは、ソロキャンプを楽しみたい方におすすめのポータブル電源を紹介します。
BLUETTI EB3A 小型ポータブル電源
BLUETTI EB3Aは、ソロキャンプを行っている方の中でポータブル電源の持ち運びやすさや使いやすさを重視している方におすすめの商品です。
EB3Aは、容量268Wh・出力600Wのコンパクトなポータブル電源で、主に電子機器や電気毛布といった小型製品の給電に適しています。また、サイズは、255mm x 180mm 183mmとポータブル電源の中でもとくに小型設計です。さらに4.6Kgと軽量なので、ソロキャンプにもピッタリのサイズ・重量感といえます。
AC入力ポートにはソーラーパネル用端子があり、屋外でも発電・充電を行うことも可能です。長時間電気を使用したい方には、とくに嬉しい機能のひとつといえるでしょう。
操作については専用のBLUETTIアプリで行えるため、専用機器を別途用意したり持ち運んだりしなくても問題ありません。また、アプリから充電量や充電状況、充電モードの操作、バージョンアップなどの操作を行うことが可能です。
サイクル数は2,500回以上と長寿命なので、数年単位で愛用できるのも信頼できるポイントのひとつです。
BLUETTI AC70 小型ポータブル電源
EB3Aよりも少し容量の大きなポータブル電源が欲しい方、外部バッテリーとの接続が可能なポータブル電源を探している方などは、BLUETTI AC70ポータブル電源もおすすめです。
AC70 ポータブル電源は容量768Wh・出力1000Wと、EB3Aよりも2倍以上の容量があります。しかし、314mm × 209.5mm × 255.8mmとサイズは非常にコンパクトで、小型ポータブル電源を探している方にもぴったりです。また、重量は約10.2kgと比較的軽めで、ソロキャンプでも持ち運びやすいといえます。
出力に関しては電力リフトモードを活用することで、2,000Wまでの電熱線搭載家電を稼働させることが可能です。つまり、電気ポットやドライヤーなども使用できるようになるため、ソロキャンプをより充実させたいときに便利です。
操作に関しては、EB3Aと同様にBLUETTIアプリから行えるようになっています。簡単に操作管理できる点は、BLUETTI ポータブル電源共通のメリットであり注目すべきポイントです。
出力ポートは7種類も用意されており、冷蔵庫や電気毛布、ヒーター、パソコン、コーヒーメーカー、小型IHクッキングヒーターなど、さまざまな機器を使用する際に役立つ仕様となっています。
ファミリーキャンプや大容量タイプを求めている方におすすめのポータブル電源
続いては、ファミリーキャンプや大容量タイプを求めている方におすすめのポータブル電源を紹介します。
BLUETTI Elite 200 V2 ポータブル電源
新発売のBLUETTI Elite 200 V2は、バッテリー管理システムや容量、出力ポート、充電時間、コンパクトさなど、どれをとっても優れたポータブル電源です。
バランスのとれた大容量ポータブル電源が欲しい方、バッテリーシステムなどの性能面を重視している方などは、とくに取り入れたい商品といえます。
Elite 200 V2は、容量2,073.6Wh ・出力2,200Wの大容量化かつ高出力なスペックを持っており、コーヒーメーカー約1.6時間、小型冷蔵庫26.4時間、電気グリル約3.1時間、製氷機約2.6時間、扇風機約31.7時間連続稼働させることが可能です。
コーヒーメーカーや電気グリルなどさまざまな調理機器やその他機器を活用しながら、キャンプを楽しみたい方には大きなメリットといえます。また、出力ポートが9口あるため、複数同時に給電を行いやすい仕様となっています。
そして、「すぐにポータブル電源を使用したい!」という場合は、Elite 200 V2によって悩みを解決できます。Elite 200 V2には急速充電技術が施されており、わずか1.25時間で80%充電できます。
また、AI-BMS(バッテリー管理システム)という機能が搭載されているので、バッテリー状況をリアルタイムで監視してくれます。バッテリー管理を自動で行ってくれるのは、安全性を重視している方にとっても嬉しいポイントです。
BLUETTI AC240大容量ポータブル電源
耐久性を重視している方や5,000Wh以上のより大容量なポータブル電源を探している方は、BLUETTI AC240を検討してみてはいかがでしょうか?
AC240は、容量1536Wh・出力2000Wで、一見するとElite 200 V2の方が容量の大きいポータブル電源に感じます。ただし、AC240の場合には、B210という外部バッテリーを最大4台まで接続できるため、容量を10,136Whに引き上げることが可能です。
さらに、電力リフトモードを使用した場合は、3,000W以下の機器にも電気を供給することが可能になります。
10,000Wh台の容量は家庭用蓄電池に匹敵するスペックで、消費電力の高い機器を長時間稼働させたいときにぴったりといえます。また、充電方法が多彩なので、AC100Vコンセントだけでなく、出力1,200Wまでのシガーソケット、鉛蓄電池、ショアパワー(船舶からの充電)などからの充電も選択できます。
とくにソーラーパネルとの連携は、長時間キャンプで電気を使用する際に役立つ機能です。
バッテリーには、他のBLUETTIシリーズと同様にリン酸鉄リチウムイオン電池が搭載されており、高温環境下や過充電でも耐えられます。また、約10年の長寿命という点も、ポータブル電源を選ぶ上でメリットに感じられるポイントですね。
キャンプにおすすめのソーラーパネルを紹介
キャンプで長時間電気を使用する方の中には、発電設備が欲しいという方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、BLUETTI PV200Dです。
ソーラーパネルのPV200Dは、単結晶セルパネルで構成されたパネルなので、発電効率23.4%という優れた性能を持っています。ちなみに一般的なソーラーパネルの発電効率は、20%程度です。
本体にはETFE素材が採用されており、長時間日光に当たっても劣化しにくく、高温環境下でも燃焼や爆発といったリスクを抑えてくれます。そのため、安全性を重視している方にとっても、検討しやすいソーラーパネルです。
本体は折りたたみ式で持ち手もついているため、キャンプの際に運びやすく、使用後も収納しやすいといえます。また、重量は1枚あたり8.14kgとポータブル電源と同程度、もしくは軽い点も嬉しいポイントです。使用時には、専用のスタンドへ固定することが可能です。さらに、太陽との角度に合わせたスタンドの傾斜を調整できるため、効率的に発電を行えます。
ポータブル電源とソーラーパネルの併用メリットが気になる方は、「ポータブル電源とソーラーパネルをセットで使う利点とおすすめの組み合わせ」こちらも参考にしてみてくださいね。こちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ
キャンプにポータブル電源が必要かどうかは、キャンプの楽しみ方・目的によって変わります。小型のIHクッキングヒーターや電気毛布など、電気製品を使用しながらキャンプを楽しみたいときは、ポータブル電源を導入するのがおすすめです。
キャンプ向けのポータブル電源を導入したい方やキャンプ用にコンパクトなポータブル電源を求めている方は、今回の記事を参考にしながらBLUETTIのポータブル電源システムを検討してみてはいかがでしょうか?
BLUETTIでは、さまざまな種類のポータブル電源、バックアップ電源などを販売しております。いずれも持ち運び可能なサイズ・重量感なので、アウトドア好きな方にも満足できます。また、ソーラーパネルにも対応しており、長時間電気機器を使用したい方にもおすすめです。
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