キャンプ場などに行くと、ポータブル電源にソーラーパネルを繋いで充電しながら使用しているシーンを目にするようになっています。これら2つのアイテムはお互いの欠点を補える組み合わせですので、別々ではなくて一緒に使うことでより便利にお使いいただけます。今回はポータブル電源とソーラーパネルをセットで使用する利点について解説いたします。
ポータブル電源とソーラーパネルをセットで使うとどんな利点がある？
最近はキャンプやアウトドアでポータブル電源を使用しているのをよく目にするようになりました。ポータブル電源はバッテリーの進歩によりコンパクトでより多くの電気を蓄えられるようになり、充電無しでも長時間使い続けることが出来るようになっています。
しかし、ポータブル電源だけですと、バッテリーの電気を使い切ってしまうとそれ以上使うことはできなくなります。そこで屋外でも充電できるソーラーパネルとポータブル電源をセットで使用することが注目を集めています。
このセットによりエネルギーを自給自足できますので、電気が使えない山奥や離島などでも電気を使いながら生活することが可能になります。
互いの欠点を補い合うポータブル電源とソーラーパネルのセット
ポータブル電源は持ち運びが可能であるため、外出先や家から離れた場所で電化製品を使用したり、スマホの充電を行ったりできます。このため、一般家庭のみではなく、工事現場で工具なども使用できるので様々な事業者からも愛用されています。
しかし、ポータブル電源は電気を使った後、充電するために電源に接続しなければならないと言う欠点があります。つまり、電気は充電した量しか使用できないので、充電できない環境では使用に制限がかかってしまいます。このため、屋外でも発電できる発電機があればポータブル電源はもっと使いやすくなります。
一方で、太陽光があれば発電できるソーラーパネルですが、こちらは太陽光がある限り発電できるのですが充電ができません。つまり、発電した電気を使用しないとその電気は無駄になってしまいます。このため、使用しない電気を充電して蓄えることが出来ればソーラーパネルはより効率よく使用できます。
つまり、お互いの欠点を補い合い、使いやすさと機能を向上させる組み合わせがポータブル電源とソーラーパネルなのです。
ポータブル電源とソーラーパネルのセットで得られる利点
ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせて使用すると、アウトドアがより快適になります。もちろん、雨の日はポータブル電源の充電ができませんが、晴れの日は充電ができます。このため、長期間キャンプを行う際でもポータブル電源の電気を使用し続けることができ、アウトドアがより快適になります。
また、ソーラーパネルは繰り返し使用できるため、太陽光がある限り発電を続けることができます。このため、災害対策としてポータブル電源とソーラーパネルのセットを準備している人が多くなりつつあります。
災害時に停電した上、道がふさがって孤立してしまった時、スマホはライフラインとして非常に重要になります。スマホが充電できないと情報が得られず、強い不安となることでしょう。そのような時にポータブル電源とソーラーパネルのセットがあれば充電のみならず発電もできますので、ご自身のみならずご家族や近所の方々への心強い味方となってくれます。
失敗しないソーラーパネルの選び方とは？
ソーラーパネルは現在様々なタイプが販売されています。ポータブル電源と組み合わせる際にソーラーパネルならどれでもいいかと言うとそうではなく、適切な組み合わせがあります。選ぶ際にはいくつかのポイントがありますので、そのポイントについてご説明いたします。
ポータブル電源の容量に見合った定格出力
ソーラーパネルの定格出力とは、規定の条件下でのソーラーパネルの最大出力のことです。少し曇っている時や日差しが弱い時はソーラーパネルの出力は定格出力以下になってしまいます。
つまり、通常使用においてはソーラーパネルの出力は基本的に定格出力よりも低くなります。一方のポータブル電源にも定格出力があります。この定格出力が高いと一度に使用できる電気が多く、低いと少なくなります。
例えば、定格出力の低いソーラーパネルと定格出力の高いポータブル電源の相性は悪く、ソーラーパネルの発電量よりもポータブル電源の電気使用量の方が多くなり、一向に充電が完了しません。同様に定格出力の高いソーラーパネルと定格出力の低いポータブル電源の相性も悪いです。
一方で相性の良い組み合わせとは、ソーラーパネルで1日に発電する電力量とポータブル電源で1日に消費する電力量が同じくらいのソーラーパネルとポータブル電源のセットです。
ソーラーパネルの変換効率
太陽光のエネルギーをどの程度電気に変換できるか、を示す値に変換効率があります。この変換効率もソーラーパネルを選ぶ際に重要です。いくら安いソーラーパネルでも変換効率が低いとその分出力は低くなります。
このため、変換効率は高いに越したことはないですが、変換効率が高いけどその分値段も高くなれば少し検討する必要があります。ソーラーパネルの変換効率が1%高くなるけど、値段は2倍になる場合など割高だと言えます。
その他にもソーラーパネルの寿命もあります。ソーラーパネルは使用に伴い劣化してしまいますので、変換効率は徐々に低下していきます。このため、出来るだけ長寿命のソーラーパネルを選択したいです。
接続端子
接続端子も大事なポイントです。ソーラーパネルとポータブル電源を購入したはいいが端子が合わずに接続できなければ使えません。端子にも様々なタイプがあるのですが、タイプが異なっていても適切な変換アダプタがあれば接続できるようになります。
このため、ソーラーパネルの購入の際には事前に接続端子のタイプや変換アダプタの有無を調べておくことをお勧めいたします。
防水防塵
水と塵はソーラーパネルの大敵です。ソーラーパネルの素子や端子に水が触れると感電や腐食の原因になってしまいます。また、パネル上に塵が積もると塵が太陽光を遮り出力は低下します。このため、防水及び防塵処理が施されているタイプのソーラーパネルを選ぶことで、長く使用し続けられる上に、汚れによる出力低下も少なくなります。
BLUETTIがおすすめするポータブル電源とソーラーパネルセット
ポータブル電源とソーラーパネルはそれぞれ別々に選択するとどの組み合わせがいいか判断が難しいですが、BLUETTIではポータブル電源に合わせたソーラーパネルを開発しているため端子が合わないなどと言う心配もなく、適切なポータブル電源とソーラーパネルのセットを長期間安心してご使用いただけます。以下にBLUETTIが自信を持っておすすめするポータブル電源とソーラーパネルのセットをご紹介します。
BLUETTI AC200MAXポータブル電源+PV350ソーラーパネルセット
AC200MAXは電力容量が2,048Whと大容量であり、拡張バッテリーを取り付けることで最大8,192Whまで電力容量を増設できます。出力も2200Wとエアコンを動かせるくらいの高出力が得られますので、この一台があれば200V用のエアコンなど特殊なものを除いて家庭用の電化製品は全て動かせます。
こちらのポータブル電源とセットになっているソーラーパネルはPV350で、定格出力が350Wと高出力のタイプです。このPV350を使用すれば夏の晴れた日では一日でAC200MAXを満タン近くまで充電できますので、AC200MAXの能力を最大限引き出せるソーラーパネルと言えます。
BLUETTI AC180ポータブル電源+PV350ソーラーパネルセット
AC180は小型で軽量なタイプのポータブル電源ですので、持ち運びしやすく扱いやすいです。電力容量は1152Whと普段使用するには十分ですので、キャンプなどアウトドアにおすすめのポータブル電源です。
このAC180をPV350ソーラーパネルで充電すれば、晴れた理想的な日であれば半日程度で充電が完了するでしょう。このため、昼間にポータブル電源の電気を使いながら充電も可能になります。また、AC180はAC200MAXよりも値段が安く軽量なので、初めてポータブル電源をお使いになる際にはおすすめのモデルです。
BLUETTI AC60ポータブル電源+PV200ソーラーパネルセット
AC60は災害対策としておすすめ出来るモデルです。小型ですので置き場所を選ばず、災害時や長期停電時などいざと言うときに頼りになります。403hWの容量がありますので、これ一台でスマホの充電なら30回以上行え、15W程度の電灯なら丸一日使用し続けることができます。
このAC60に組み合わせる太陽光パネルはPV350では出力が高すぎますので、一段出力の低いPV200がぴったりです。PV200は出力が低い分、PV350よりも小型で値段も安いです。それでも高出力なので、理想的な天気ではAC60を2時間程で充電してしまう能力を持っています。災害時は太陽が現れた時に出来る限り充電しておく必要がありますので、PV200位の出力の方が安心して使用できます。
まとめ
ポータブル電源とソーラーパネルのセットを選ぶ際、定格出力や変換効率を知らないと最適な組み合わせを選ぶことは難しいです。また、市販のソーラーパネルはポータブル電源とのセットで使用する前提で製造されていません。このため、ポータブル電源とのセットでの使用を前提として作られている、BLUETTI のソーラーパネル、PV200やPV350がおすすめです。
