「キャンプでゆっくりコーヒーを楽しみたい」と考えたとき、気になるのはコーヒーの淹れ方ですよね。
自宅とは異なり、アウトドアではどのように淹れると美味しく飲めるのか、悩む方も多いはず。
そこで今回は、キャンプでコーヒーを淹れる方法を8つご紹介します。
さらに、キャンプでコーヒーを淹れるメリットや、キャンプ用のコーヒー器具を選ぶポイントなどについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプでコーヒーを淹れるメリットとは?
キャンプでコーヒーを淹れるメリットは、「自然の中でコーヒーを飲みながらリラックスできる」ということでしょう。
どこまでも広がる芝生や山々の景色を見ながらコーヒーを飲むと、「贅沢な時間を過ごしている」と感じられるはずです。
家族や友達と焚き火を囲み、みんなで会話をしながら飲むコーヒーも特別感があっておすすめですよ。
ゆっくりと時間を使えるキャンプだからこそ、コーヒーを淹れる際は豆を挽いたりお湯を丁寧に注いだりなど、普段よりも丁寧に作るとこだわりの一杯が淹れられるでしょう。
キャンプでコーヒーを淹れる方法8つ
キャンプでコーヒーを淹れる方法は、以下の8つです。
- ハンドドリップ
- パーコレーター
- コーヒープレス
- エスプレッソメーカー
- フィールドコーヒー
- ドリップパック
- インスタントコーヒー
- 自宅で淹れて水筒で持ち運ぶ
こちらでは、上記8つの淹れ方について解説します。
ハンドドリップ
ハンドドリップとは、ケトルを使ってコーヒーの粉にお湯を注いで抽出する方法です。
ハンドドリップは日常でも良く使われる方法ですが、淹れているときに香りを楽しめることから、キャンプでも相性の良い淹れ方だといえます。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- コーヒーミル
- コーヒー豆
- コーヒーフィルター
- キャンプケトル
- ドリッパー
- マグカップ
- シングルバーナー
【ハンドドリップで淹れる手順】
- コーヒーミルで、1杯約12gを目安にコーヒー豆を挽く
- シングルバーナーを使ってキャンプケトルでお湯を沸かす
- マグカップの上にドリッパーを乗せ、挽いた豆が入ったコーヒーフィルターをセットする
- お湯が沸いたら、キャンプケトルからコーヒー豆に少量のお湯を注いで蒸らす
- 「の」の字を描くようにお湯を注ぎ、量が140ccになったら出来上がり
お湯はなるべく低い位置から優しく注ぐようにし、一気に注ぐのではなく3回ほどに分けて淹れると上手に淹れられますよ。
パーコレーター
パーコレーターとは、直火にかけてコーヒーを抽出する器具のこと。
パーコレーターを使うと手軽にコーヒーを淹れられるため、キャンプにぴったりな淹れ方だといえます。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- コーヒーミル
- コーヒー豆
- パーコレーター
- マグカップ
- シングルバーナー
【パーコレーターで淹れる手順】
- コーヒーミルで、1杯約12gを目安にコーヒー豆を挽く
- パーコレーターに160ccほどの水を入れてシングルバーナーで沸かす
- バスケットに挽いたコーヒー豆を入れ、蓋をする
- お湯が沸いたら火を消してバスケットをセットし、1〜2分蒸らす
- 蒸らし終えたら、パーコレーターを3〜4分弱火にかけて完成
出来上がった後に少し待つと、粉が底に沈んで注いだコーヒーに混じりにくくなりますよ。
コーヒープレス
コーヒープレスとは、コーヒーの粉とお湯を入れて抽出する器具のこと。
コーヒープレスを使うと簡単に美味しいコーヒーを淹れやすいので、キャンプにも向いていますよ。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- コーヒーミル
- コーヒー豆
- コーヒープレス
- キャンプケトル
- マグカップ
- シングルバーナー
【コーヒープレスで淹れる手順】
- コーヒーミルで、1杯約12gを目安にコーヒー豆を挽く
- シングルバーナーを使って、キャンプケトルでお湯を沸かす
- コーヒープレスのポットに、挽いたコーヒー豆を入れる
- お湯が沸いたら160ccのお湯をポットに入れる
- つまみを引き上げた状態の蓋をかぶせて、4分ほど待つ
- 上がっているつまみを、3〜5秒ほどかけて最後まで押し下げて完成
お湯を入れたときにスプーンを使ってかき混ぜれば、コーヒーが全体に馴染んで美味しく淹れられますよ。
エスプレッソメーカー
火にかけることでエスプレッソを淹れられる直火式のエスプレッソメーカーも、キャンプでコーヒを楽しみたい方におすすめでしょう。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- コーヒーミル
- コーヒー豆
- 直火式エスプレッソメーカー
- マグカップ
- シングルバーナー
【エスプレッソメーカーで淹れる手順】
- コーヒーミルで、1杯5〜10gを目安にコーヒー豆を細挽きに挽く
- ボイラーに水を約50CC入れてバスケットをセットしたら、挽いた豆を入れる
- サーバーをボイラーにねじ込んで取り付け、弱火にかける
- 「ポコポコ」という音が「シュー」という音に変わったら、火を止めて完成
火にかけるときは、ボイラーの底からはみ出ない程度の火加減にすると上手くできますよ。
フィールドコーヒー
フィールドコーヒーは、北欧の山仕事をする人々に親しまれたコーヒーの淹れ方で、アウトドアでシンプルに淹れるなら最適の方法でもあります。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- コーヒーミル
- コーヒー豆
- キャンプケトル
- マグカップ
- シングルバーナー
【フィールドコーヒーの淹れる手順】
- コーヒーミルで、1杯70〜80gを目安にコーヒー豆を粗挽きに挽く
- キャンプケトルに約900ccの水を入れて沸かす
- 沸騰後火を止め、挽いたコーヒー豆をケトルの中に入れる
- 約20分待ったら完成
マグカップに注ぐ際は、ゆっくりと注ぐことでコーヒーの粉が混じりにくくなります。
ドリップパック
「道具を使ってコーヒーを淹れるのは難しく感じる」という方におすすめなのが、ドリップパックです。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- ドリップパック
- キャンプケトル
- マグカップ
- シングルバーナー
【ドリップパックの淹れる手順】
- 商品(ドリップパック)に記載されている量の水を、キャンプケトルで沸かす
- ドリップパックをマグカップにセットする
- 沸騰後、少量のお湯をコーヒーの粉全体に注ぎ30秒ほど蒸らす
- 3〜4回に分けて注ぎ、出来上がり
ドリップパックは淹れ方が非常にシンプルですが、商品の種類が豊富にあるので選ぶのも楽しみになりますよ。
インスタントコーヒー
インスタントコーヒーは簡単にコーヒーが淹れられる方法なので、大人数のコーヒーを一度に作ることも容易というメリットがあります。
必要な道具と淹れる手順は、以下の通りです。
【必要な道具】
- インスタントコーヒー(一杯分が個包装になっていると簡単)
- スプーン
- キャンプケトル
- マグカップ
- シングルバーナー
【インスタントコーヒーを淹れる手順】
- 商品(インスタントコーヒ)に記載されている量の水を、キャンプケトルで沸かす
- インスタントコーヒーをマグカップに入れる
- 沸騰したらお湯をマグカップに入れ、スプーンでかき混ぜて完成
いつものインスタントコーヒーでも、キャンプで飲むとまた違った雰囲気を感じられますよ。
自宅で淹れて水筒で持ち運ぶ
自宅でコーヒーを淹れて水筒で持ち運ぶという方法もあります。
水筒に入れることで、コーヒーを比較的長く適温に保つことができるでしょう。
アウトドア用の水筒を選ぶ際は、保温性の高い真空構造などの製品を選ぶのがおすすめです。
キャンプ用のコーヒー器具を選ぶポイント
キャンプ用のコーヒー器具を選ぶポイントは、以下の4つです。
- 軽量でコンパクトな器具を選ぶ
- 直火で使えるかどうかで選ぶ
- 好みのデザインで選ぶ
- 香りを楽しみたいならポータブルミルを選ぶ
こちらでは、上記4つの選ぶポイントを解説します。
軽量でコンパクトな器具を選ぶ
キャンプ用のコーヒー器具を選ぶ際は、軽量でコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。
当日は、様々なキャンプ道具を持ち運ぶので、軽量かつコンパクトだと気軽にコーヒーを楽しめます。
アウトドア用では折り畳み式の器具もあるのでチェックしてみてくださいね。
直火で使えるかどうかで選ぶ
直火で使えるかどうかで選ぶのも大切です。
例えば、パーコレーターやエスプレッソメーカーは、直火式のタイプであればコーヒーを淹れるときの手間が省けるので一押しですよ。
手軽にお湯を沸かすなら、「お湯が沸かせるポータブル電源3選。選び方やポイントも解説!」の記事も参考にしてみてください。
好みのデザインで選ぶ
好みのデザインで選ぶのも、キャンプ道具を選ぶときの楽しみですよね。
好みのデザインのマグカップやケトルなどを使うことで、より一層コーヒーの時間を特別なものにできるでしょう。
香りを楽しみたいならポータブルミルを選ぶ
香りを楽しみたいなら、アウトドアでも持ち運びやすいポータブルミルを選んでみましょう。
ミルでコーヒー豆を挽くとその分時間がかかりますが、挽きたての香りを楽しめるので「コーヒーにこだわってみたい!」という方に最適ですよ。
キャンプでコーヒーを淹れるときの便利グッズとは?
キャンプでコーヒーを淹れるときの便利グッズは、「BLUETTI AC70 小型ポータブル電源」です。
BLUETTI AC70 小型ポータブル電源を使うことで、キャンプでのコーヒーが以下のようにより快適に楽しめます。
- 電気ケトルで手軽にコーヒー用のお湯を沸かせる
- ポータブル冷蔵庫で、コーヒーと合うスイーツや牛乳を保冷できる
- コーヒーの時間に流す音楽のためのスマホやスピーカーを充電できる
BLUETTI AC70はサイズがコンパクトなポータブル電源でありながら、768Whという容量、1,000Wの出力があり、コーヒーの時間を楽しむための家電をしっかり使えます。
さらに、電力リフト機能も搭載されていることから、ドライヤーなど定格消費電力2,000Wまでの電熱線搭載の家電も使用できる性能を持っていて、使い方の幅が広がります。
ソーラーパネルからの充電にも対応しているので、「キャンプでのんびりしながら太陽光発電する」ということも可能です。
折り畳み式のソーラーパネルならコンパクトに収納して持ち運べるうえ、発電量も高いものがあるので、より快適なキャンプを満喫できますよ。
まとめ
「キャンプでコーヒーを楽しみたい!」という方は、今回ご紹介したキャンプでコーヒーを淹れる方法8つのうち、どれが自分の好みかをチェックしてみましょう。
また、キャンプ用のコーヒー器具を選ぶ際は4つのポイントを押さえることで、キャンプで飲むコーヒーが一層楽しめますよ。