サービスエリアで車中泊はできる?マナーや注意点も解説!

「車旅の途中、サービスエリアで車中泊しようかな」と考える方は多いはず。

しかし、「サービスエリアで車中泊をしても良いの?」など、わからない点も多いでしょう。

今回は、サービスエリアで車中泊できるかどうかや、車中泊する際のマナーと注意点をご紹介します。

さらに、車中泊に用意するものなどについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

サービスエリアとパーキングエリアの違い

サービスエリア(SA)は、約50km間隔に1つ設置されている休憩施設で、トイレ以外にガソリンスタンドやレストランなどが利用できるところもあります。

一方、パーキングエリア(PA)は、約15km間隔に設置されたドライバーの疲れや緊張を取るための施設のこと。

全ての施設にトイレが備わっており、場所によっては売店などもあります。

サービスエリアで車中泊できる?

サービスエリアでの車中泊については、明確な決まりがない場合が多いです。

これには、休憩のための仮眠なのか車中泊目的なのかが判断しづらいという理由があります。

しかし、サービスエリアはドライバーの休憩施設であるため、基本的には仮眠の範囲で利用するなど滞在時間は短いほうが良いでしょう。

NEXCO西日本でも、禁止行為として「休憩の目的を逸脱した長時間・長期間駐車、野宿、野営又は車上生活等を行うこと。」と指定されています。(NEXCO西日本ご利用上の注意」より)

また、はっきりと「車中泊禁止」という看板が設置されたサービスエリアもあるため、注意しましょう。

車旅の途中に宿泊するなら、高速道路を降りずに泊まれる「ハイウェイホテル」という施設もあるのでチェックしてみてください。

サービスエリアで車中泊する際のマナー

サービスエリアで車中泊する際のマナー

サービスエリアで車中泊する際のマナーは、以下の7つです。

  1. 長時間滞在しない
  2. 車外で迷惑行為をしない
  3. ゴミは持ち帰る
  4. トイレで洗い物をしない
  5. トイレに汚水を流さない
  6. エンジンをかけたままにしない
  7. サービスエリアの電源は使わない

こちらでは、上記7つのマナーをそれぞれ解説していきます。

長時間滞在しない

サービスエリアで車中泊する際のマナーとして、長時間の滞在は避けましょう。

先述の通り、サービスエリアはドライバーのための休憩施設であるため、明らかに長時間滞在だと思われないよう、「疲れを取るための仮眠」に留めておくと良いですね。

車外で迷惑行為をしない

車外で迷惑行為をしないというのも、大切なマナーの1つです。

迷惑行為の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • キャンプ
  • バーベキュー
  • 花火

上記のように周囲の利用者に迷惑になることはやめましょう。

ゴミは持ち帰る

家庭ゴミなどをサービスエリアに捨てないことも、押さえておきましょう。

車中泊ではドリンクのカップ・料理で使ったキッチンペーパー・生ゴミなど、様々なゴミが発生しますが、これらは家に持ち帰るなどして適切な方法で処分してくださいね。

トイレで洗い物をしない

車中泊の食事で使った食器類などを、サービスエリアのトイレで洗ってはいけません。

洗わずに済ませるためには、食器をラップやアルミホイルで覆って汚れの付着を防止したり、使用した後はキッチンペーパーとアルコールスプレーで拭き取ったりなどがおすすめです。

トイレに汚水を流さない

車のタンクなどに溜まった汚水を、サービスエリアのトイレに流さないようにしましょう。

キャンピングカーでは、生活排水のグレータンクやポータブルトイレなどの汚水が溜まりますが、必ず自宅のトイレやダンプステーションなど適切な場所で処理してください。

エンジンをかけたままにしない

サービスエリアで車中泊をする際は、エンジンをかけたままにしないように心掛けましょう。

エンジンをかけたままだと、以下のようなデメリットがあります。

  • 騒音トラブルになる可能性がある
  • 燃料の無駄遣いになる
  • 排気ガスが車内に入り一酸化炭素中毒になるリスクがある

上記のようなリスクがあるため、エンジンは切ったうえで仮眠を取りましょう。

サービスエリアの電源は使わない

サービスエリアの屋外にはコンセントが設置されている場合もありますが、無断使用してはいけません。

サービスエリアに関わらず、公共の電源を無断利用すると電気窃盗という犯罪行為になります。

サービスエリアで車中泊する際の注意点

サービスエリアで車中泊する際の注意点は、以下の4つです。

  1. 車が傷つけられる可能性がある
  2. 周囲の車や視線に注意する
  3. エコノミークラス症候群に注意する
  4. 混雑する日は停められないケースもある

こちらでは、上記4つの注意点について解説します。

車が傷つけられる可能性がある

サービスエリアで車中泊をする注意点として、車が傷つけられる可能性が挙げられます。

サービスエリアは車の出入りが頻繁にあるため、隣の車のドアが当たって傷つけられたり、駐車時や発車時にぶつけられたりなどが起きかねません。

また、車上荒らしが起きることもあるので、車中泊する際は貴重品の管理などに注意しましょう。

周囲の車や視線に注意する

周囲の車や視線に注意するのも注意点の1つです。

夜間には、車中泊中の照明などが迷惑になる可能性があるため、光が車外に漏れないような工夫が必要です。

また、「気づいたら車外から覗かれていた」ということにならないよう、防犯面の対策もした方が良いでしょう。

光や視線を遮断できるシェードなどを用意するのがおすすめです。

エコノミークラス症候群に注意する

サービスエリアでの車中泊の際は、エコノミークラス症候群にも気を付けましょう。

エコノミークラス症候群とは、長時間同じ姿勢でいることで足の血流が悪くなり、血栓ができやすくなってしまうこと。

定期的に水分補給をしたり、車外に出て歩いたりなどをして対策をすると良いですね。

混雑する日は停められないケースもある

サービスエリアは、混雑する日に駐車できないケースもあるので注意が必要です。

例えば、ゴールデンウィークやお盆休みなどは帰省や旅行などで混雑が発生し、サービスエリアで仮眠したくてもできないことがあります。

混雑しそうな日かを考慮したうえで旅の予定を立ててみてくださいね。

サービスエリアの車中泊に用意するもの

サービスエリアの車中泊に用意するもの

サービスエリアの車中泊に用意するものは、以下の4つです。

  1. マットや寝袋
  2. シェードやカーテン
  3. LEDランタンやライト
  4. ポータブル電源

こちらでは、車中泊にあると便利な上記4つのグッズについて解説します。

マットや寝袋

マットや寝袋があると、車中泊には便利です。

一般的な車で車中泊をする際は、シートを倒して寝ることになるかと思いますが、シートの凸凹が気になって快眠できない場合も多いです。

この点、クッション性のあるマットがあれば、シートの段差をフラットな状態にすることができます。

10cm以上の厚みがあるマットであれば、より凸凹を感じにくく、断熱性も高いものが多いので、快適に睡眠を取れるでしょう。

また、寝袋を布団代わりにすることで、かさばらず収納できるうえ、保温性も優れているため、冬場の車中泊にもぴったりです。

シェードやカーテン

シェードやカーテンは、防犯面の対策としてだけでなく、冷気や日差しの遮断ができるのでおすすめです。

サービスエリアで車中泊をすると知らない人から覗かれる心配があるため、視線を遮りプライバシー確保ができるシェードやカーテンは使用するべきでしょう。

また、季節によって車内の温度は上昇や下降するため、シェードやカーテンで快適性を向上させるのも1つの手段となります。

LEDランタンやライト

LEDランタンやライトがあると夜間の車内照明として使えます。

エンジンを切ると車の照明は使えず真っ暗になるケースもあるため、LEDランタンやライトは役に立つでしょう。

一方、ガスやガソリンが燃料のランタンは、一酸化炭素中毒や火災のリスクがあるため使用しないようにしましょう。

ランタンの種類や特徴については、「キャンプにぴったりのランタンとは?種類や選び方、注意点を押さえておこう」でも解説しています。

ポータブル電源

ポータブル電源があると、以下のように車中泊の快適性が向上します。

  • スマホ・PC・LEDランタンを充電できる
  • 扇風機・ポータブルクーラー・電気毛布などで暑さ寒さ対策ができる
  • 調理家電を使って車内で料理ができる

上記のようなメリットがあるため、車中泊中に十分な電力を使用できる大容量ポータブル電源がおすすめです。

大容量ポータブルの中でも、急速充電やソーラーパネル充電に対応し、自宅やキャンプでも活躍する「BLUETTI AC180 大容量ポータブル電源」がぴったりでしょう。

BLUETTI AC180は1,152Whという大容量なポータブル電源であるにも関わらず、たった45分で0から80%まで充電できるほど高速な充電にも対応しています。

そのため、旅行までの準備時間に余裕がなくても、自宅のACコンセントから電力供給がスムーズに行えるでしょう。

また、ソーラーパネルと組み合わせることで、太陽光発電をしての充電もできるため、自宅で日常的に節電対策として活用することも可能です。

持ち運び可能なソーラーパネルをキャンプ場に持っていけば、晴れた日のキャンプサイトで発電するといった使い方もできます。

車中泊やキャンプでは家電を使った暑さ・寒さ対策や、炊飯器・IH調理器・電気ケトルでの料理ができると快適性が向上するため、ポータブル電源は活躍するグッズだといえます。

特に車中泊では火を使うと一酸化炭素中毒や火災のリスクがありますが、電気調理器なら安全性が高いため役立つ場面は多いでしょう。

このような点から、車中泊やキャンプなどアウトドアに行く機会が多い方や、自宅で太陽光発電にチャレンジしたい方に、BLUETTI AC180は最適だといえます。

まとめ

「サービスエリアで車中泊を検討している」という方は、仮眠として利用するなど滞在時間が長くなりすぎないように注意しましょう。

また、トラブルが起きないようにするためにも、この記事で解説したマナーや注意点についても確認してみてください。

車中泊のためにポータブル電源などを準備しておくと、快適性が向上するのでおすすめです。

SHOP BLUETTI

この記事から商品を購入する

この記事があなたの質問に答えますか?