関西には山・海・高原が凝縮し、都市から少し離れるだけで星の数が増えていきます。週末の小旅行や家族の思い出づくりにも最適です。本記事は、宿泊・ドライブ・展望の3シーン別に「星空 スポット 関西」を厳選し、季節・撮影・装備のコツまでまとめました。読むだけで候補地と準備の要点がすぐ掴めます。
宿に泊まり、灯りを落として──星を主役にする滞在先

星空+宿泊体験は、帰り時間を気にせず暗くなるのを待てるのが最大の魅力。関西の「星が綺麗な場所 関西」を代表する3軒をピックアップします。
大塔コスミックパーク 星のくに(奈良・五條市)
高原に据えられた天文台と宿泊棟が同じ敷地にあり、夜は大口径望遠鏡で惑星や星雲へ。ドーム付きのバンガロー棟では、屋根を開けてプライベートに星を追う時間も楽しめます。
おすすめシーン:家族旅行/天文デビュー/学生グループ
アクセスの目安:JR和歌山線・五条駅から奈良交通バス約50分→「星のくに」下車徒歩約3分。車は駐車場あり。
公式サイト:https://www.city.gojo.lg.jp/soshiki/kankoshinko/2_2/1/3454.html
予約・関連:ロッジ星のくにhttps://gojo-ltc.com/biz_item/hoshinokuni_stay/
アクセス情報(奈良観光):https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/04public/04camp-resort/04south_area/otohoshinokuni/access/
SEN.RETREAT TAKAHARA(和歌山・田辺市)
熊野古道沿いの小さな集落にある一棟貸し。木のぬくもりと静けさ、そして夜の漆黒がそろい、焚き火の後は星を深呼吸する時間に。サウナやBBQの設備もあり、夜更けまで満天と語り合えます。
おすすめシーン:カップル/友人グループ/リトリート滞在
アクセスの目安:車推奨(駐車可)。最寄りのバス停は栗栖川になります。周辺は外灯が少なく星に集中できる環境。
公式・予約:https://sen-retreat.com/stay/takahara/
ネイチャーライブ六甲(兵庫・神戸市)
六甲山上のグランピングで、眼下に神戸の夜景、頭上に星。静けさとスカイコテージの視界の広さが好相性です。街からのアクセスが良く、それでいて高原の暗さを感じられる点も魅力。
おすすめシーン:記念日/家族・三世代旅/"街×星"の両取り
アクセスの目安:車またはケーブル・バスで六甲山上エリアへ。送迎なし。六甲ケーブル+バス利用が一般的。
公式サイト:https://naturelive.co.jp/
予約:https://www.489pro-x.com/ja/s/naturelive-rokko/search/
さっと出かけて、星で締める──ドライブ&デート向きロケーション

夜だけ狙っても満足度が高い、気軽な「関西 星空」スポットです。
樫野埼灯台(和歌山・串本町)
紀伊大島の東端。海と灯台、空をひと枠に収めやすく、星景写真の構図が取りやすい場所です。夏は虫や暑さに注意。秋~春が快適。
おすすめシーン:海辺ドライブデート/星景撮影の練習
アクセスの目安:灯台近くに駐車・公衆トイレあり。外灯を避けた暗い位置取りが◎。
公式(串本町):https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/oshima/kasinozaki.html
じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_30407ae2190022703/
フォレストパーク神野山(奈良・山添村)
昼は牧場やBBQ、夜は星が主役に切り替わる人気エリア。天体好きが集まる駐車区画や夜間利用できるトイレがあり、初めての観察にも心強い環境です。
おすすめシーン:ファミリー/星見デビュー
アクセスの目安:第二駐車場が星見の定番。街灯がある区画は車のライト消灯とマナーに配慮を。
公式(山添村観光):https://yamazoekanko.jp/forestpark/
じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_29322ca3280131309/
丹後 海と星の見える丘公園(京都・宮津市)
森に囲まれた小高い丘で、市街の光をうまく遮る地形が魅力。湾と星の重なりが清々しく、キャンプや体験プログラムと合わせた一日旅に向きます。
おすすめシーン:家族・グループ/海と星のコラボ
アクセスの目安:園内に複数の観察ポイント。開園時間9:00~17:00(7月~9月は20:00まで)、休園日は木曜日(祝日除く)及び年末~2月末(7月~9月は無休)。
公式(公園HP):https://www.eco-future-park.jp/
じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_26205ah3332024933/
都市・山・海・高原で選ぶ──ジャンル別「関西 星空スポット」早見
どんな星空を見たいかで、行き先のタイプはがらりと変わります。街の光を背景に眺めるのも良し、山の静けさに包まれるのも良し──関西は、気分や季節に合わせて星の舞台を選べるのが魅力です。

都市展望台("街の明かり×星"のコントラスト)
例:あべのハルカス(大阪)/摩耶山・掬星台(兵庫)。街明かりは強いものの、視界の広さと足回りの良さで「夜景+星」を同時に楽しめます。臨時の天体イベントがある施設も。
山・高原(暗さと透明度を狙う王道)
例:大台ケ原(奈良・三重県境)/曽爾高原(奈良)/生石高原(和歌山)。標高と遮るものの少なさで、天の川や散光星雲を狙いやすい。路面の凍結・濃霧・強風への備えを。
海沿い(地平線から立ち上がる星)
例:白崎海洋公園(和歌山)/白浜周辺(和歌山)/橋杭岩(和歌山)。水平線の抜けが良く、星景写真の前景が作りやすいエリア。潮位・風・塩害対策は万全に。
クイック参照|宿泊しながら星空(★5点満点/編集部評価)
| スポット | 星空指数 | アクセス | おすすめシーン | 予約/公式 |
| 大塔コスミックパーク 星のくに(奈良・五條) | 4.0 | 五條駅からバス+徒歩、車可 | 家族/天文デビュー | 公式:https://www.city.gojo.lg.jp/soshiki/kankoshinko/2_2/1/3454.html |
| SEN.RETREAT TAKAHARA(和歌山・田辺) | 4.0 | 車推奨(外灯少) | カップル/リトリート | 公式:https://sen-retreat.com/stay/takahara/ |
| ネイチャーライブ六甲(兵庫・神戸) | 3.0 | 車or公共+山上アクセス | 記念日/"街×星" | 公式:https://naturelive.co.jp/ |
クイック参照|ドライブ&デート
| スポット | 星空指数 | アクセス | おすすめシーン | 予約/公式 |
| 樫野埼灯台(和歌山・串本) | 4.0 | 駐車・トイレ有/徒歩移動少 | 海辺ドライブ/星景練習 | 公式:https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/oshima/kasinozaki.html|じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_30407ae2190022703/ |
| フォレストパーク神野山(奈良・山添) | 3.5 | 駐車場複数/夜間トイレ有 | ファミリー/星見デビュー | 公式:https://yamazoekanko.jp/forestpark/|じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_29322ca3280131309/ |
| 丹後 海と星の見える丘公園(京都・宮津) | 3.5 | 園内に観察ポイント複数 | 海×星のコラボ | 公式:https://www.eco-future-park.jp/|じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_26205ah3332024933/ |
※指数は現地の暗さ・抜け感・撮影構図の作りやすさを基準にした編集部の目安です。実際の見え方は天候・月齢・季節で大きく変わります。
関西の星空をもっと楽しむ|観察と撮影のコツ

ほんの少しの下準備で、夜空の解像度は一段上がります。光を抑え、体を温め、機材を整える──その三つだけで、同じ場所でも見える世界が変わります。
季節と時間帯
澄んだ空気で星数が伸びるのは晩秋〜冬(最低気温は大きく下がるため防寒必須)。天の川の見映えは初夏〜夏。新月期を中心に、月の入り・出と雲予報をチェック。狙い目は天気の"寒冷前線通過後"や放射冷却の夜。
便利グッズ
双眼鏡(7×50や10×50程度)、赤色ライト(白色はNG)、レジャーシートか折りたたみ椅子、星図アプリのオフライン表示、カイロ、虫よけ。予備バッテリーと各種ケーブルは忘れ物トップです。
静けさのマナー
ハイビーム・ルームランプ・スマホの白色光は最小限に。私有地・農地・植生保護エリアへの立ち入りは避け、ゴミは必ず持ち帰る。駐車・会話音量・夜間のドローン飛行にも注意を。
写真の基本設定(目安)
三脚+レリーズ。広角14〜24mm(フルサイズ換算)、絞りF2〜2.8、ISO1600〜6400、露光10〜20s(500ルール:露光時間[s]≒500÷焦点距離[mm])。ピントは明るい星でライブビュー拡大→MF固定。RAWで撮影し、ホワイトバランスは現地で見た色味に近い数値へ。
服装・防寒
体幹(中間着)+風を通さない上着、耳まで覆う帽子、手袋、厚手の靴下。海辺や高原は体感温度が下がるので、0〜5℃の夜でも耐えられる装備を。
スターゲイジング準備チェックリスト
- 月齢・新月期の確認/雲・風・体感温度の見込み
- 代替ポイント(悪天候時)の候補
- オフライン地図をDL(例:Googleマップのオフライン保存)/紙地図
- 連絡手段の確保(モバイルバッテリー/衛星メッセンジャーの検討)
- 赤色ヘッドライト/予備電池、白色光は最小限
- 双眼鏡・三脚・レリーズ/レンズヒーター(必要なら)
- 断熱マット・防寒着・手袋・帽子・レインウェア
- 飲み物(温かいもの推奨)・行動食
- ごみ袋・ウェットティッシュ(痕跡を残さない)
- 駐車・トイレ位置を事前確認/近隣への配慮
- 帰路の運転計画(交代・仮眠)
- 電源まわり(カメラ・スマホ充電、AORA 30 V2/AORA 100 V2 など)
星空観察におすすめのポータブル電源|用途で選ぶBLUETTI

日本では、平常時・非常時の境目を作らず同じ道具が役立つという「フェーズフリー」の考え方が広がっています。星見やキャンプでは静かな電源として、停電時には生活インフラのバックアップとして同じ一台が働く。まさに"BLUETTIで作るフェーズフリーな暮らし"です。日常から使い慣れておけば、もしもの夜も迷いません。
過度な明るさは要りません。必要な所に必要なだけ、静かに電気を。用途→モデル名の順でご提案します(数値は製品ページ記載の代表値です)。
夜間照明・スマホやカメラ充電・双眼鏡用防曇ヒーターなど"身軽な星見"に → AORA 30 V2
取り回しやすい小型で、LEDランタン(約5W)やカメラの充電を繰り返しこなす"星見の必需品"。AORA 30 V2 は約288Whクラス/定格600Wで、短時間の室内停電対策にも心強いサイズです。→ 製品詳細:BLUETTI AORA 30 V2
グループ観察・PC・PCを使う天体体写真処理・小型冷蔵庫や電気毛布の併用に → AORA 100 V2
1kWh級の余裕で、ライト・カメラ・PCの同時運用や長時間の観察に向きます。AORA 100 V2 は約1,024Wh/定格1,800Wクラスで、旅行から防災ストックまで一台二役。→ 製品詳細:BLUETTI AORA 100 V2
※星空観察地では静音運用を。光害を増やさないよう白色照明の使い過ぎにご注意ください。
星空旅行を計画する前に知っておきたいヒントと注意点
出発前のひと手間が、現地での安心と余裕につながります。到着したらすぐに見上げず、まずは暗順応の5分を。レジャーシートの下に薄い断熱マットを挟げば底冷えを抑えられ、カメラ用バッテリーはポケットで温めておくと低温下でも粘ります。
天候・開園日は直前に必ず確認を。山岳・海辺は風が強まりやすく、路面状況も急変します。
安全第一:高所・海岸の夜は足元が不安定。滑りにくい靴、ヘッドライトは赤色モードで。配慮:他の観察者や野生動物の妨げにならないよう、照明は最小限・短時間に。
通信と道迷い対策:山間部は携帯圏外の区間が残ります。オフライン地図の事前ダウンロード、紙地図の携行、家族・同行者への行程共有を。必要に応じて衛星メッセンジャー(例:Garmin inReach 等)も検討すると安心です。
アクセシビリティとペット:都市の展望台(例:あべのハルカス)はエレベーターや多目的トイレが整い車椅子でも動きやすい一方、山岳・ロープウェーは階段や段差が残る区間があります。事前に最新のバリアフリー情報をご確認ください。公園や自然公園ではリード常時着用・フンの持ち帰りが基本。施設によりペットの同伴可否が異なるため、公式情報に従いましょう。
まとめ──関西の星空は"近いのに深い"
都市展望台で夜景と星の二重奏を味わうもよし、山や高原で暗闇の奥行きを浴びるもよし、海で水平線から立ち上がる星を待つもよし。「関西 星空 スポット」は季節ごとに表情が変わります。BLUETTIのポータブル電源を相棒に、旅の灯りと非常時の備えを一台で両立しながら、静かな夜空に会いに出かけませんか。
帰り道、車窓に残る余韻までが旅の一部です。星の下で深呼吸をひとつ。明日が少し軽くなる、その感覚を持ち帰ってください。
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