【2025年版】北海道の人気紅葉スポット完全ガイド|見頃時期と観光体験まとめ

北海道の紅葉は、温泉街を彩る渓谷や湖畔に映える絶景、登山や遊覧船などのアウトドア体験とあわせて楽しめるのが魅力です。ただ「見頃はいつ?」「おすすめスポットは?」「寒さ対策は必要?」と迷う方も多いでしょう。本記事では、紅葉の見頃時期や人気スポットに加え、混雑回避のコツや快適に過ごすための準備を紹介します。短い秋を逃さず、北海道ならではの紅葉旅行を満喫しましょう。

【見頃タイミング別】北海道の人気紅葉スポット

秋が訪れると、北海道では広大な大地を彩る紅葉が見事に広がります。時期ごとに異なる景観が楽しめるのも魅力で、エリアによっておすすめの名所が変わります。ここでは見頃を迎える人気の紅葉スポットを見ごろ時期別にご紹介します。

■9月中旬~9月下旬の人気紅葉スポット5選

・スポット①福原山荘 (北海道河東郡)

福原山荘の紅葉風景。赤く色づいたカエデが庭園の滝や池の周囲に広がる様子

出典:福原記念美術館

1か月限定で公開される特別な紅葉名所

福原山荘は紅葉シーズンの約1か月間だけ一般公開される貴重なスポットです。8.5ヘクタールに及ぶ広大な敷地には多様な木々が植えられ、散策路には滝や池などの庭園が点在します。特に真紅に染まるカエデが見事で、訪れる人々を魅了する紅葉の名所として知られています。

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・スポット②能取湖(のとろこ)のサンゴ草(北海道網走市)

真紅に染まる幻想的な湖畔

サンゴ草(正式名アッケシソウ)は、塩分を含む土地でしか育たない珍しい植物で、北海道でも網走や紋別などごく限られた地域にしか群生しません。秋になると茎が赤く染まり、湖畔一面が真っ赤な絨毯のように広がる光景が訪れる人々の心を奪います。

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・スポット③大雪山・旭岳ロープウェイ(北海道上川郡)

北海道の最高峰を彩る圧巻の紅葉

標高2,291メートルを誇る大雪山の主峰・旭岳は、日本百名山のひとつとして知られています。ロープウェイで標高約1,600メートル地点まで上がれるため、登山に不慣れな方でも紅葉を気軽に楽しめるスポットとして人気を集めています。

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・スポット④層雲峡・黒岳ロープウェイ(北海道上川郡)

奇岩と紅葉が織りなす幻想的な渓谷美

層雲峡は、柱状節理が連なる渓谷とそこに点在する奇岩が特徴です。秋には岩壁を鮮やかな紅葉が覆い、まるで屏風絵のような絶景が広がります。黒岳ではロープウェイに乗って気軽に紅葉の空中散策を楽しむことができ、頂上から山麓まで順に色づく風景を眺められます。例年9月上旬から1か月ほどかけて山肌が染まり、特にナナカマドやミネカエデ、ウコンウツギが9月中旬から下旬にかけて鮮やかに色づき、訪れる人々を魅了します。

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・スポット⑤銀泉台 赤岳登山口(北海道上川郡)

銀泉台から見た赤岳の紅葉。山肌に赤や黄、緑のグラデーションが広がる様子

出典:公式HP

山肌を彩る紅葉のグラデーション

赤岳の登山口に位置する銀泉台は、秋になると針葉樹と広葉樹が織りなす色彩が山全体を覆います。赤や黄色、緑が重なり合い、まるで絵画のような鮮やかな風景が広がり、多くの登山者を魅了します。

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■9月下旬~10月上旬の人気紅葉スポット4選

・スポット①阿寒湖(北海道釧路市)

湖面に映り込む紅葉が幻想的な絶景

阿寒湖周辺には針葉樹の原生林が広がり、湖岸にはモミジをはじめとする広葉樹も点在します。紅葉シーズンになると色鮮やかな景観が水面に映り込み、その美しさをひと目見ようと多くの人々が訪れる人気スポットとなっています。

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・スポット②然別湖(北海道河東郡鹿追町)

然別湖の紅葉風景。朝靄に包まれた湖面に紅葉が映り込む幻想的な様子

もやに包まれた湖と紅葉の幻想的な光景

大雪山国立公園に位置する然別湖は、原生林に囲まれた自然豊かな湖です。森の大半は針葉樹で構成されていますが、秋にはダケカンバやナナカマド、カエデが鮮やかに色づきます。湖面に映える紅葉に加え、朝晩には立ちのぼる霧と相まって神秘的な雰囲気を楽しめます。

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・スポット③ルスツリゾート 羊蹄パノラマテラス(北海道虻田郡)

360度の大パノラマに広がる紅葉の絶景

羊蹄山や洞爺湖、オロフレ峠をはじめ、眼下には広大なリゾートエリアが広がる人気の展望スポットです。秋には山々を彩る紅葉が一面に広がり、北海道らしい雄大な景観を楽しめます。テラス周辺は歩いて散策でき、ケーブルカー横のショップでは軽食や飲み物も購入可能。大自然の中でくつろぎながら、紅葉のパノラマを心ゆくまで堪能できます。

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・スポット④イワオヌプリ(北海道虻田郡倶知安町)

燃え立つように鮮やかな山麓の紅葉

ニセコ積丹小樽海岸国定公園に位置するイワオヌプリは、硫黄の結晶や火山れきに覆われた活火山です。比較的短時間で登頂できるため、登山初心者にも人気があります。この周辺はアンヌプリとあわせて紅葉の名所として知られ、秋にはナナカマドやダケカンバが赤や黄色に染まります。山麓一帯がまるで炎に包まれたかのような鮮烈な景観を生み出し、松の緑とのコントラストも見事です。

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■10月上旬~10月中旬の人気紅葉スポット3選

・スポット①神居古潭(かむいこたん)(北海道旭川市)

神居古潭の渓谷紅葉。つり橋から見た激流と赤く色づいた紅葉の絶景

出典:北海道観光機構

伝説と紅葉が織りなす神秘的な渓谷

神のいる場所を意味するアイヌ語に由来する神居古潭は、魔神と英雄神が戦ったと伝わる地です。周辺には、その闘いで切り落とされたとされる魔神の頭や胴体に見立てられた巨岩や奇岩が点在し、史跡巡りも楽しめます。石狩川を望むつり橋からは、激流と紅葉の絶景を一度に堪能可能。旧神居古潭駅舎も残されており、レトロな雰囲気を味わえるのも魅力です。

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・スポット②滝の上公園(北海道夕張市)

夕張川が生み出す断崖と紅葉の迫力ある景観

千鳥ヶ滝や竜仙峡など、夕張川がつくり出した渓谷美が広がる公園です。秋には数種類のツツジが赤や橙に染まり、道内でも指折りの紅葉名所として知られています。国道274号線沿いに位置するため、車やバイクでの紅葉ドライブにも人気。園内の2つの橋から見下ろす滝と紅葉の組み合わせは、まさに圧巻の一言です。

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・スポット③ニセコアンヌプリ(北海道虻田郡倶知安町)

展望台から望む雄大な紅葉の絶景

秋のニセコアンヌプリは、イワオヌプリなど周囲の山々とともに紅葉が広がり、多くの登山者や観光客でにぎわいます。ナナカマドやダケカンバが色鮮やかに染まり、山全体を彩ります。有料ゴンドラを利用すれば標高1,000メートルの展望台に到達でき、羊蹄山や洞爺湖を一望可能。さらに、原生林に抱かれた神仙沼は紅葉の名所として名高く、神秘的な雰囲気を漂わせています。

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■10月中旬~10月下旬の人気紅葉スポット2選

・スポット①円山公園(札幌市中央区)

札幌円山公園の紅葉。公園内の紅葉に包まれた遊歩道と周囲の自然風景

札幌中心部で楽しめる自然豊かな紅葉名所

札幌市中央区に位置する円山公園は、明治初期に開拓使が樹木の試験場として整備した歴史を持ちます。その名残としてスギ林や大きなカツラが今も生い茂り、園内には国の天然記念物である円山原始林も広がっています。リスや小鳥といった野生動物に出会える点も魅力です。秋になるとカツラやヤマモミジ、イタヤカエデ、サクラなどが色づき、公園全体が紅葉の彩りに包まれます。遊歩道が整備されており、散策しながら楽しめるほか、特に円山川沿いは絶好の紅葉スポットとして人気を集めています。

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・スポット②西岡公園(札幌市豊平区)

水源池を囲む鮮やかな紅葉と黄金のイチョウ並木

札幌市豊平区の住宅街近くに位置する西岡公園は、意外な穴場の紅葉スポットです。水源池の周囲には散策路が整備され、歩きながらさまざまな角度から紅葉を楽しめます。黄色に染まるイチョウやカラマツ、シラカバ、赤く色づくハウチワカエデやヤマウルシなどが池面に映り込み、美しい景観をつくり出します。池を囲む遊歩道では落ち葉のじゅうたんの上を歩きながら紅葉を堪能でき、管理事務所付近のイチョウ並木は黄金のトンネルとなって訪れる人を魅了します。

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■10月下旬~11月上旬の人気紅葉スポット3選

・スポット①大沼国定公園 (北海道亀田郡七飯町)

大沼国定公園の紅葉。駒ケ岳を背景に湖畔に広がる紅葉の絶景

駒ケ岳と湖畔を彩る紅葉の絶景

国定公園に指定されている大沼公園は、駒ケ岳を背景にした湖沼の美しい景観で知られます。10月下旬にかけてカエデやヤマモミジ、ブナ、ナラなどが色づき、湖畔一帯が鮮やかな紅葉に包まれます。JR大沼公園駅から近くアクセスも良好で、散策路や周遊道路を歩いたり遊覧船に乗ったりと多彩な楽しみ方が可能です。特に湖畔周遊道路沿いには、大沼駒ヶ岳神社や紅葉のトンネルのような景観があり、ドライブやサイクリングにも最適です。

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・スポット②鳥崎八景(北海道茅部郡)

渓谷全体を染め上げる紅葉と奇岩群の景観

鳥崎川に沿って山間部へ進むと、自然豊かな渓谷に点在する八つの景勝地が現れます。高さ約100メートルの断崖が連なる「屏風崖」や、獅子の頭の形をした奇岩が見られる「獅子狭間」などが代表的です。新緑の季節も美しいですが、秋になると渓谷全体が赤や黄に染まり、雄大な自然が一層映える紅葉スポットとして多くの人を魅了します。

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・スポット③歌才ブナ林

ブナ北限に広がる国指定天然記念物の森

歌才ブナ林は、日本におけるブナ自生地の北限として知られ、1928年に国の天然記念物に指定されました。かつて伐採の危機に直面しましたが、地域の人々の尽力によって守られてきた貴重な森です。入口は道道266号線沿いの駐車公園から徒歩約15分の場所にあり、森に足を踏み入れると直径1メートル近く、高さ30メートルに達するブナの大木が並びます。園内の「ぶなのき台」では3本のブナが立ち並び、時期が合えば緑・黄・茶の3色の葉が同時に楽しめるのも魅力です。例年10月下旬から11月上旬にかけて黄葉の見頃を迎え、散策路の終点付近では一面を覆うブナの黄葉に包まれる体験ができます。

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【エリア別】北海道の人気紅葉スポットまとめ

北海道は地域ごとに気候や地形が異なるため、紅葉の見頃や景観の特徴も大きく変わります。ここではエリア別におすすめの紅葉名所を紹介していきます。

北海道紅葉ピークカレンダー by 地域(2025年版)

地域 主な紅葉スポット ピーク時期 特徴アイコン
道央(中央エリア) - 定山渓温泉 ♨️
- 豊平峡ダム 🚶
- 国営滝野すずらん丘陵公園 🌊
10 月 10 日〜10 月 20 日 🍁🍂(渓谷美と温泉、ダム湖、滝との絶景が魅力)
道北(北部エリア) - 層雲峡紅葉谷 🍁
- 十勝岳温泉郷 🏔️
- 朱鞠内道立自然公園 🌊
9 月 15 日〜10 月 10 日 🍁🍂(国内最速の紅葉と湖面反射の幻想的な景観)
道東(東部エリア) - 糠平湖畔 🌊
- 滝上渓谷 錦仙峡 🚶
- 岩内仙峡 ✨
9 月 25 日〜10 月 15 日 🍁🌲(湖面や渓谷に映る紅葉の美しさが特徴)
道南(南部エリア) - 五稜郭公園 ⭐️
- 洞爺湖 ♨️🚤
- 香雪園(見晴公園内) 🌳
10 月 20 日〜11 月 5 日 🍂🍂(歴史ある庭園や湖畔と紅葉の調和)
道西(西部エリア) - ニセコ 🥾
- イワオヌプリ 🏔️
- 羊蹄山 🎑
10 月 1 日〜10 月 15 日 🍁⛰️(トレッキングと山岳紅葉が人気)

■道央エリアの人気紅葉スポット3選

・スポット①定山渓温泉(札幌市南区)

定山渓温泉の紅葉。渓谷を渡る二見吊橋と周囲に広がる紅葉の風景

出典:北海道観光機構

渓谷美と温泉街が彩る札幌近郊の紅葉名所

国立公園に指定された定山渓温泉は、全国的にも知られる紅葉の名所です。札幌中心部から1時間弱で訪ねられるアクセスの良さから「札幌の湯の杜」と呼ばれ、多くの人でにぎわいます。温泉街の周囲は山々に囲まれており、散策するだけでも彩り豊かな紅葉を堪能できます。特に二見吊橋から眺める渓谷の風景は圧巻です。

10月上旬からは5カ所を巡るシャトルバス「五大紅葉」が運行し、普段は訪れにくいスポットも楽しめます。さらに、案内付きで隠れた紅葉名所を巡る「紅葉かっぱバス」や、山頂から石狩湾まで望める札幌国際スキー場の「紅葉ゴンドラ」も人気。空中から眺める紅葉はまさに絶景です。

定山渓の紅葉がひときわ美しいのは、寒暖差のある渓谷と豊かな川の流れによるものです。温泉街には渓谷を渡る橋が点在し、水面に映る紅葉も楽しめます。赤い二見吊橋を渡りながら自然散策路を歩けば、紅葉に包まれる贅沢な時間を過ごせるでしょう。

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・スポット②豊平峡ダム(札幌市南区)

定山湖と雄大な渓谷が織りなす紅葉絶景

札幌市に位置する豊平峡ダムは、アーチ式ダムとして道内屈指の景観を誇ります。ダム湖である定山湖は「ダム湖100選」に選ばれ、紅葉と湖面のコントラストが美しいスポットです。特に展望台から望む風景は圧巻で、カエデやナナカマド、サクラなどが例年9月下旬から色づき始め、10月中旬ごろに最盛期を迎えます。外国人観光客からも人気が高く、「水源の森100選」と「ダム湖100選」に認定されている点も特徴です。迫力ある観光放流と紅葉を一度に楽しめるのも魅力のひとつです。

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・スポット③国営滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区)

滝と紅葉が織りなすダイナミックな景観

園内の「アシリベツの滝」は日本の滝100選に選ばれており、晴天の朝には虹がかかることもあります。その幻想的な光景は訪れる価値があります。公園全体は10月中旬から下旬に紅葉のピークを迎え、ハウチワカエデやヤマモミジ、カラマツが鮮やかに色づきます。広大な敷地ではエリアごとに紅葉の表情が異なり、訪れるたびに新しい景観に出会えるのも魅力です。

2025年10月4日から26日には「紅葉まつり」が開催され、フォトコンテストや自然を楽しむイベントも行われます。特に中心ゾーンではコキアや遊具のある子どもの谷周辺が見頃を迎え、滝野の森ゾーンにある森見の塔からの眺望は格別です。

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■道北エリアの人気紅葉スポット3選

・スポット①層雲峡紅葉谷(上川郡上川町)

柱状節理と滝、紅葉が一度に楽しめる名所

層雲峡紅葉谷は、紅葉とともに迫力ある柱状節理や滝の景観を味わえる人気スポットです。温泉街から片道30分ほどで紅葉滝にたどり着けるため、山歩き初心者にも気軽に訪れやすい場所となっています。散策中にはキタキツネやエゾシカなど、北海道ならではの野生動物に出会えることもあります。今では立ち入りができない「小函」を思わせる柱状節理や、水量豊かな滝から立ち上るミストも魅力です。紅葉の見頃は例年10月上旬から中旬にかけてです。

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・スポット②十勝岳温泉郷(北海道空知郡上富良野町)

十勝岳温泉郷の紅葉。山腹に広がる黄金色の紅葉と周囲の景色

北海道屈指の早い紅葉が見られる温泉地

日本百名山のひとつである十勝岳は、道内でも特に紅葉の時期が早いエリアとして知られています。山頂は10月上旬、中腹は10月中旬にかけて色づきのピークを迎え、ハイマツやシラカバに彩られた秋景色を一望できます。2024年10月5日・6日には「第53回かみふらの十勝岳紅葉まつり」が開催予定で、多くの観光客でにぎわう見込みです。町内から十勝岳温泉まではわずか20分でアクセスでき、一面が黄金色に染まる絶景を間近に楽しむことができます。

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・スポット③朱鞠内道立自然公園(北海道雨竜郡)

湖面に映る紅葉と島々がつくる幻想的な景観

1974年に道立自然公園に指定された朱鞠内湖は、日本最大の人造湖であり「幻の魚」イトウが生息することでも知られています。湖内には大小13の島が点在し、繊細で複雑な景観を形づくっています。周囲にはミズナラやイタヤカエデの広葉樹、トドマツなどの針葉樹が広がり、9月中旬から10月中旬にかけて鮮やかな紅葉が湖畔を彩ります。

周辺は多種多様な木々が立ち並び、それぞれ異なる紅葉の表情を見せてくれます。風のない日には、湖面に映り込む紅葉が一層美しく、訪れる人を魅了します。

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■道東エリア紅葉スポット3選

・スポット①糠平湖畔(北海道河東郡)

湖面に映える紅葉が美しい十勝の名所

糠平湖畔では10月上旬になると木々が鮮やかに染まり、湖面に映る紅葉の景色が訪れる人を魅了します。ぬかびら源泉郷ではヤマモミジの植栽が進められており、国道沿いや中央園地でも彩り豊かな風景を楽しむことができます。紅葉の種類はモミジ、シラカバ、ナナカマド、ナラなど多彩です。

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・スポット②滝上渓谷 錦仙峡(北海道紋別郡)

紅葉トンネルを抜けながら味わう渓谷美

滝上町を流れる渚滑川は、町中心部で「錦仙峡」と呼ばれる渓谷を形づくります。川幅の狭い急流が大小の滝をつくり、その後は穏やかな流れへと変化し、四季折々の美しい風景を見せてくれます。秋にはカエデやナナカマド、ヤチダモなどが10月上旬から下旬にかけて色づき、紅葉のトンネルが訪れる人を迎えます。

渓谷沿いには歩きやすいウッドチップの遊歩道が整備され、街中にいながら迫力ある紅葉と渓谷美を間近で楽しめるのも魅力です。

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・スポット③岩内仙峡(北海道帯広市岩内町)

岩内仙峡の紅葉が渓谷を鮮やかに染め上げる様子

出典:帯広観光Navi

渓谷を鮮やかに染め上げる紅葉の名所

岩内川をさかのぼった日高山麓に広がる岩内仙峡は、1972年に国民休養地に指定された景勝地です。秋になると渓谷の随所が色づき、美しい紅葉の風景が広がります。例年10月上旬に色づき始め、10月中旬にかけて見頃を迎えます。

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■道南エリア紅葉スポット3選

・スポット①五稜郭公園(北海道函館市)

函館を代表する紅葉スポット

紅葉の見頃:10月中旬~11月初旬

函館市の中央部に位置する五稜郭公園は、桜の名所として知られていますが、秋にはその桜が色づき春とは異なる趣を見せます。高さ107mの五稜郭タワーから望むと、星形の城郭が鮮やかな紅葉に縁取られる絶景を楽しめます。土手を散策すれば紅葉を間近に観賞でき、二の橋を渡った郭内ではツツジの紅葉も見られます。水面に映る紅葉と橋が織りなす景観は、人気のフォトスポットです。

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・スポット②洞爺湖(北海道虻田郡洞爺湖町)

洞爺湖の湖畔に広がる彩り豊かな紅葉の景色

湖畔を散策しながら眺める彩り豊かな紅葉

洞爺湖の西岸にあるサイロ展望台からは、洞爺湖と中島、有珠山や昭和新山を一望でき、湖を囲む大パノラマの紅葉が広がります。有珠山噴火記念公園も絶好の観賞スポットで、紅葉のトンネルを抜けながら散策を楽しめます。

湖畔沿いの遊歩道を歩けば、緑・黄・橙・赤と多彩な紅葉が広がり、湖面や浮かぶ中島、周辺の山々とともに季節の移ろいを感じられます。観賞後には、近隣の温泉でゆったり過ごすのもおすすめです。

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・スポット③香雪園(見晴公園内)(北海道函館市)

北海道で唯一の国指定文化財庭園に広がる紅葉

函館市の見晴公園内にある香雪園は、旧岩船氏庭園として国の文化財に指定されている北海道唯一の庭園です。園内には約150種類の樹木が植えられ、四季折々の自然が楽しめます。明治から大正時代に建てられた歴史ある建築も点在し、趣ある景観を演出しています。

緑のセンターには植物や鳥に関する書籍が揃い、休憩スペースでゆったり過ごせるのも魅力です。また、数寄屋風書院造の園亭は無料で公開されており、気軽に見学可能です。紅葉は10月中旬から色づき始め、10月下旬から11月上旬にかけてヤマモミジやイチョウ、カラマツなどが鮮やかに園内を彩ります。

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北海道の紅葉名所人気ランキング

(※ランキングは本編スポットから選出)

雄大な自然が広がる北海道には、紅葉の名所が数多く点在しています。ここでは、アクセスのしやすさや景観の美しさから特に人気を集めるスポットをランキング形式で紹介します。

■1位:定山渓

札幌近郊で気軽に楽しめる紅葉と温泉の名所

札幌市の中心部からおよそ1時間で訪れることができる定山渓は、秋の紅葉が美しい温泉地です。山々に囲まれた渓谷では、温泉街からも赤や黄色に色づく木々を眺められます。近隣にある定山渓ダムや豊平峡ダムも紅葉の名所として人気です。

さらに、毎年運行される「紅葉かっぱバス」では、定山渓温泉周辺の見どころを効率よく巡ることができます。紅葉はカエデやナナカマド、ウルシ、サクラ、カツラなど多彩で、訪れる人々を魅了します。

■2位:支笏湖温泉

湖面に映える紅葉と支笏湖ブルーの美しい対比

澄んだ湖水と「支笏湖ブルー」と呼ばれる青さ、そして紅葉で彩られた山々が映り込む景観は秋ならではの魅力です。湖畔を歩けば鮮やかなコントラストを楽しめ、遊覧船に乗れば水上から紅葉を堪能できます。訪れる人に感動を与える絶景スポットとして人気です。 紅葉の種類:ミズナラ、イタヤカエデ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ナナカマド

■3位:大沼国定公園

駒ケ岳を望みながら楽しむ湖畔の紅葉散策

大沼公園広場から続く散策路では、赤や黄色に色づいた駒ケ岳を背景に紅葉を楽しめます。風が穏やかな日には、湖面に映り込んだ紅葉が一層美しく広がります。遊覧船やカヌーで湖上散策をしたり、湖畔周遊道路をサイクリングで巡ったりと、多彩な楽しみ方ができる点も魅力です。紅葉の種類:カエデ、ブナ、ナラ、ウルシ、ヤマモミジ

■4位:阿寒(滝見橋)

雄阿寒岳と滝口が織りなす迫力ある紅葉景観

雄阿寒岳とその麓に広がる阿寒湖周辺は、秋の紅葉が見どころです。ボッケ桟橋からは山を彩る木々と阿寒川の源流となる滝口を一望でき、雄大な景色が広がります。湖と紅葉のコントラストが生み出す景観は、訪れる人を魅了します。紅葉の種類:モミジ、イタヤカエデ、カエデ

■5位:洞爺湖周辺

紅葉と秋の味覚が同時に楽しめる観光スポット

洞爺湖の周辺には畑や果樹園が点在し、紅葉狩りとともに旬の味覚も味わえるのが魅力です。湖に浮かぶ中島が紅葉に包まれる姿は特に美しく、遊覧船に乗れば湖上からその光景を堪能できます。秋の観光シーズンにぴったりのスポットとして人気を集めています。紅葉の種類:モミジ、イチョウ、サクラ、ミズナラ、ナナカマド

紅葉と一緒に楽しめる観光体験

紅葉狩りの魅力は景色を眺めるだけではありません。北海道には紅葉とあわせて温泉やグルメなど、観光とセットで楽しめる場所が多くあります。ここでは紅葉を眺めながら旅をさらに充実させられるスポットを紹介します。

■温泉と紅葉を楽しめるスポット

・上の湯温泉(北海道二海郡)

上の湯温泉の紅葉に囲まれた秘湯の風景

出典:北海道観光機構

紅葉に囲まれた秘湯で過ごす至福の時間

八雲町にある「銀婚湯」は、最寄りの函館本線・落部駅から約10キロの場所にある一軒宿です。「日本秘湯を守る会」にも加盟している宿で、自然に包まれた静かな環境と湯の魅力が多くの人を引きつけています。紅葉は10月中旬から11月上旬にかけて見頃を迎え、敷地内の森に整備された散策路や貸切風呂からも鮮やかな紅葉を楽しむことができます。

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・登別温泉(北海道登別市)

白い湯けむりと紅葉が織りなす幻想的な景観

登別温泉を代表する地獄谷では、秋になるとナナカマドやヤマウルシ、ダケカンバが鮮やかに色づき、白い湯けむりとの対比が美しい景観を生み出します。紅葉の見頃は例年10月中旬から下旬にかけてです。谷沿いには噴出口や噴気孔が点在し、火山ガスや高温の湯が勢いよく噴き出しています。

夜には「鬼火の路 幻想と神秘の谷」が開催され、21時30分までフットライトに照らされた遊歩道を散策可能。湯やガスの噴き出す音が夜の静けさに響き渡り、昼間とは異なる神秘的な雰囲気を堪能できます。秋は散策にも適した気候のため、紅葉を眺めながら遊歩道を歩き、大湯沼や天然足湯など周辺の観光スポットを訪れるのもおすすめです。

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■湖と紅葉を楽しめるスポット

・知床五湖(北海道斜里郡)

湖面に映える紅葉と静寂な原生林の調和

知床五湖は、神が指を突いた跡のように点在するといわれる湖群で、原生林に囲まれた神秘的な雰囲気を持っています。湖面には知床連山や周囲の森が映り込み、秋になるとイタヤカエデやナナカマド、ハウチワカエデが鮮やかに色づき、幻想的な景観を生み出します。見頃は例年9月下旬から10月中旬です。

森の静けさに包まれながら散策できるのも魅力で、遊歩道に降り積もる落ち葉や、第四湖を背景にした紅葉の眺めは特におすすめです。

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・オンネトー(北海道足寄郡)

青い湖面に映える紅葉がつくる幻想的な絶景

足寄町に位置するオンネトーは、北海道を代表する紅葉の名所です。青く澄んだ湖面と赤や黄に色づく木々とのコントラストが鮮やかで、神秘的な景観を演出します。湖畔ではナナカマドやアカエゾマツなどが色づき、紅葉の見頃は例年9月下旬から10月中旬にかけて。湖面に映る雌阿寒岳や阿寒富士の姿もまた格別で、まさに秋の絶景といえます。

秘境と呼ばれるこの湖では、五色に変化するといわれる湖水に紅葉が映し出され、幻想的な雰囲気を醸し出します。散策路を歩きながら色鮮やかな景色を堪能したり、木造の展望デッキから広がるパノラマビューを楽しむのもおすすめです。

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■都市景観と紅葉を楽しめるスポット

・大通公園(札幌市)

札幌中心部で楽しむ紅葉と都会の景観

札幌市の中心に位置する大通公園は、全長約1.5kmにわたる縦長の都市公園です。YOSAKOIソーラン祭りや雪まつりの会場として有名ですが、秋にはイチョウやカエデが色づき、紅葉の名所としても人気を集めています。見頃は10月中旬から11月上旬で、公園内の噴水越しに望むさっぽろテレビ塔は、絶好のフォトスポットです。

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・函館明治館(函館市)

函館明治館の赤レンガ壁に紅葉のツタが絡む様子

出典:北海道観光機構

赤レンガを彩るツタと四季の移ろい

1911年に函館郵便局として建てられた赤レンガ造りの「はこだて明治館」は、函館市の歴史を感じさせる建物のひとつです。外壁に絡むツタは、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と、四季折々に異なる表情を見せてくれます。紅葉の見頃は10月上旬から下旬で趣ある外観を一層引き立ててくれます!館内にはショッピングセンターもあり、オルゴール作り体験など観光客に人気のアクティビティも楽しめるおすすめのスポットです。

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北海道の紅葉旅行を快適にするポイントまとめ

北海道の紅葉は雄大な自然に映える絶景が魅力的な一方、気候や混雑の影響で旅行が思うように楽しめないこともあります。そこで、快適に過ごすための工夫や準備を知っておくことが非常に大切と言えるでしょう。以下では紅葉シーズンを存分に満喫するための具体的なポイントをご紹介します。

■朝夕の冷え込み対策をする

北海道の紅葉シーズンは、日中は過ごしやすくても朝晩の気温が一気に下がるのが特徴です。特に屋外で長時間観賞や撮影を楽しむ際は、防寒対策が欠かせないでしょう。薄手の服装だけでは冷え込みに対応できないため、重ね着できる上着やウインドブレーカーを持参すると安心ですね。手袋やマフラー、温かい飲み物を用意することで体を冷やさず快適に過ごせ、紅葉観賞を存分に楽しめます。

さらに、寒い朝晩に役立つのがBLUETTI AORA 30 V2のようなポータブル電源。電気毛布やLEDランタンの電源として使用できるため、車中泊や夜のキャンプでも快適な時間を過ごせます。

■ポータブル電源の用意

・BLUETTI AORA 30 V2(288Wh)|軽量設計で持ち運びやすくスマホやライトの電源に便利

BLUETTI AORA 30 V2のポータブル電源製品画像

アウトドアから停電時まで活躍するフェーズフリー電源。紅葉スポット間を巡るドライブ旅でも、キャンプ道具に追加しても持ち運び便利です。

AORA 30 V2は288Whの容量を持つ小型ポータブル電源で、片手で持てる軽量設計が特徴です。USBやACポートを備え、スマホやLEDライト、扇風機など多彩な機器に対応可能です。キャンプや車中泊を快適にするだけでなく、停電時の緊急電源としても安心を提供します。

➡️ 早朝の紅葉撮影時のカメラやドローン充電

夜明け前や早朝の薄暗い時間帯、外部バッテリーがあれば安心して準備が可能。充電切れを心配する必要がなく、美しい紅葉風景を見逃しません。

➡️ 車中泊中に快適な暖かさをプラス

寒暖差のある北海道では、夜間の暖房(電気毛布やポータブルヒーター)の使用が必要になることも。AORA 30 V2があれば、3~4時間程度の必要な電力をサポート。寒さへの不安が軽減されます。

➡️ キャンプ場でのライトやモバイル充電

紅葉キャンプでランタンやLEDライトを長時間使用したり、スマートフォンやタブレットを充電したいときに活躍します。USBポートやACポートを搭載しているため、幅広いデバイスに対応可能。


利用目安は、携帯電話なら約16回分、ノートPCで約4回分、電気毛布で約3.5時間、LEDライトは約24.6時間、扇風機なら約5.5時間と実用的。平常時も非常時も頼れるフェーズフリーな電源として、ぜひ暮らしに取り入れたいパートナーと言えるでしょう。

・BLUETTI Charger 1|走行中でも効率的に充電可能

BLUETTI Charger 1のオルタネーターDC充電器製品画像

走行中も頼れるオルタネーター充電器。

BLUETTI Charger 1は、全BLUETTI機種に対応し、さらに他社製ポータブル電源の95%でも利用できる高性能モデルです。シガーソケットに比べて最大6倍のスピードで充電でき、長距離ドライブや車中泊の時間を有効に使えます。アウトドアでの使用はもちろん、停電時にも活躍する心強い相棒となるでしょう。

インテリジェント制御機能でカーバッテリーを保護し、アクティブ冷却ファンにより高温下でも安定して稼働します。設置はシンプルで、推奨の6AWGケーブルと60A回路ブレーカーを用いればすぐに導入可能。さらに2年間の製品保証付きで、平常時から非常時まで安心して使えるフェーズフリー電源環境をサポートします。


紅葉シーズンに「快適・持ち運び・実用性」で選ぶパートナーとしてぜひ検討してみてください。

FAQ(よくある質問)

■北海道の紅葉の見ごろはいつ頃ですか?

北海道の紅葉は全国の中でも早く始まるのが特徴です。例年、大雪山系では9月上旬から色づき始め、9月下旬には見頃を迎えます。地域や標高によって差はありますが、全道的には9月中旬から10月下旬にかけて紅葉シーズンが広がり、多くの名所が鮮やかな彩りに包まれます。旅行計画を立てる際は訪れる地域の時期を事前に確認すると安心です。

■北海道の人気紅葉スポットはどこですか?

大雪山系は日本で最も早く紅葉が始まることで有名です。旭岳や黒岳はロープウェイを利用して手軽に空中からの紅葉を楽しめるため、多くの観光客に人気があります。そのほか、層雲峡温泉や定山渓温泉、登別温泉などの名湯と紅葉を組み合わせて味わえるスポットも好評で、温泉とともに秋の自然美を満喫できるのが魅力です。

まとめ

北海道の紅葉は日本一早く始まり、9月から11月にかけて各地で見頃を迎えます。大雪山や層雲峡、定山渓などの名所はもちろん、湖畔や温泉地でも鮮やかな景色を満喫できます。服装や持ち物、混雑を避ける工夫をすれば快適な紅葉狩りが可能です。短い紅葉シーズンを逃さず、北海道ならではの大自然と彩り豊かな景観を体感し、思い出に残る旅を計画してみてはいかがでしょうか。

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