はじめまして!今回は大阪・京都・名古屋のハイキングコースの中から、初心者でも気軽に挑戦できるコースから、体力をつけたい方におすすめの中級コースまで、幅広くご紹介します。また安全かつ楽しく山歩きを満喫するためのポイントもお伝えします。
ぜひ最後までご覧ください。
世代を超えて人気急上昇!ハイキングの魅力とメリットとは
ハイキングは、自然を身近に感じながら気分転換できるアクティビティです。四季折々の風景を楽しむだけでなく、軽い運動として健康維持にも役立ちます。登山と比べて難易度が低いルートも多く、初心者でも始めやすいのが最大の魅力。
さらに、山の新鮮な空気を吸うことでリフレッシュ効果も期待できます。日常のストレスを手軽に解消したい方にはまさに打ってつけなのです。
2022年のレジャー白書による調査では、ハイキング人口は500万人を突破。以前は団塊の世代が中心だったハイカーも、今では20代や30代の若い世代のハイカーもどんどん増えています。
自分の難易度に合ったコースを選ぼう!ハイキングコースの選び方とポイント
1. 無理のないコース設定
ハイキングを長く楽しむためには、まず自分の体力や経験に合ったコースを選ぶことが大切です。各コースには所要時間や標高差の目安があるので、最初は短め&傾斜の少ないルートから始めてみましょう。慣れてきたら、少しずつ距離や難易度を上げることで、無理なくステップアップできます。
2. 季節や天候をチェック
山の気候は変わりやすく、同じコースでも季節や時間帯によって難易度が変化します。天気予報や現地の情報をしっかりとチェックし、防寒具や雨具などの装備を揃えてください。午前中スタートにすれば、明るいうちに下山できるので安心です。
3. 休憩ポイントや水場を事前に把握
コース上に休憩所や水場がどの程度あるかを調べておくと、計画的に行動できます。トイレや売店の場所も把握しておけば、体力に自信のない方や初心者でもこまめに休憩できるでしょう。万が一の際に避難しやすい場所もチェックしておくと安心です。
4. 体調と装備のマッチング
日頃の運動量や健康状態に合わせた装備を選ぶことも重要です。足首をしっかりサポートしてくれる登山靴が必要なのか、トレッキングポールがあったほうが良いかなど、コース難易度と自分のコンディションのバランスを考えて準備しましょう。
【大阪・名古屋・京都なら】人気のハイキングコース10選!
ここからは、大阪・名古屋・京都エリアのおすすめハイキングコース10選をご紹介します。四季の風景や所要時間、公式サイトなどを参考に、自分に合うルートを見つけてください。難易度はあくまで目安なので、実際には余裕をもった計画を立てるのがおすすめです。
大阪エリア
1. 箕面大滝コース(大阪府)
写真:府営箕面公園 公式サイト
箕面は大阪から約30分の距離にあり、アクセスが良いコースです。日本の滝100選にも選ばれた「箕面大滝」や箕面川ダムなど豊かな自然が特徴です。
コースは舗装されたゆるやかな坂道なため、普段着でもまた小さなお子様でも気軽にハイキングを楽しむことができ、初心者ハイカーにもピッタリ!
沿道では名物もみじの天ぷらを揚げるお土産屋さんや、歴史ある建物を活かしたカフェやレストランなどが点在。ハイキングの後はお土産物選びも楽しみましょう!
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ルート例:ハイキングビギナーコース(合計8キロ / 約3時間)
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阪急箕面駅(20分)→ 聖天展望台(40分)→ 才ヶ原池(40分)→こもれび展望所(30分)→ 箕面大滝(40分)→ 阪急箕面駅へ戻る
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所要時間(目安):約3時間
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難易度:初級者向け(整備された道が多く歩きやすい)
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公式サイト:
箕面市観光協会サイト
2. 金剛山(大阪府・奈良県境)
金剛山は日本有数の登山者数を誇り、「森林浴の森100選」にも選定されている有名なコースです。山頂の展望台からは大阪湾が一望できる他、運が良ければ淡路島まで見えることも。また野鳥や蝶なども多く生息する自然豊かなコースの中には歴史的な遺跡も点在し、見どころは満載です!
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ルート例:モデルコースA
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河内長野駅 (バス/35分)→ 金剛登山口バス停(徒歩/20分)→ 千早城跡(徒歩/80分)→ 国見城跡 (徒歩/20分)→ 展望台(徒歩/20分)→ 伏見峠(徒歩/30分)→ 金剛山ロープウェイ前バス停 (バス/45分)→ 河内長野駅
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所要時間(目安):往復約3~4時間
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難易度:初級~中級者向け(傾斜があるが整備された道)
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公式サイト:
千早赤阪村観光情報
3. 生駒山縦走コース(大阪府・奈良県境)
写真:ぐるり生駒山系 - 生駒山系広域利用促進協議会
大阪平野の東部に位置し奈良県と大阪府の境界の生駒山(642m)を主峰に、南北約30km、東西約5kmに山々が連なる生駒山系。奈良側はゆるやかな傾斜、大阪側は急傾斜になっています。金剛生駒紀泉国定公園に属し、自然・歴史・文化の魅力がいっぱい詰まった山麓には、初心者から中上級者までピッタリなハイキングコースが目白押し!
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ルート例(東コース)
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新石切駅(徒歩/20分)→ 石切神社・石切山道(徒歩/120分)→ 興法寺・ぬかた園地(徒歩/120分)→ 生駒山上(徒歩/60分)→ 宝山寺(徒歩/90分)→ 生駒駅
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所要時間(目安):7時間(区間を選択可能)
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難易度:中級者〜向け(アップダウンが多く体力要)
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公式サイト:
東大阪観光協会公式サイト / ぐるり生駒山系 - 生駒山系広域利用促進協議会
名古屋エリア
4. 瀬戸・岩屋堂公園ハイキングコース(愛知県)
写真:Aichi Now運営事務局
岩屋堂はJR「名古屋」駅から交通機関で1時間ほどとアクセスの良いコースです。春は桜、夏は天然プール、秋は紅葉、冬は瀬戸大滝と四季折々の自然を楽しめます。「岩屋堂」とは公園内にある名僧行基に由来する天然石の祠のことで、東海自然歩道のルート上でもあるこの地方有数の観光スポットです。
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ルート例
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岩屋堂公園駐車場(徒歩/10分)→ 岩屋堂・紅葉橋周辺散策(徒歩/20分)→ 瀬戸大滝(徒歩/15分)→ 岩屋堂公園駐車場へ戻る(徒歩/25分)
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所要時間(目安):約1.5時間
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難易度:初級者向け(比較的平坦で家族連れでも安心)
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公式サイト:
岩屋堂公園ホームページ
5. 鳳来寺山(ほうらいじさん・愛知県新城市)
写真:Aichi Now運営事務局
紅葉の名所として名高い「鳳来寺山」は、“声の仏法僧”とも呼ばれる愛知県の県鳥・コノハズクが棲息していることでも知られています。山全体が国の名勝・天然記念物に指定されている貴重な場所なのです。
麓から1425段の石段が続く長い鳳来寺の参道には、樹齢800年、現存するものとしては日本一となる高さ60mを誇る傘杉などの見どころ満載!運動靴よりも登山靴がおすすめ。膝や足首を守るためにストックの持参も検討しましょう。11月の中旬から下旬が紅葉の最盛期。「鳳来寺山もみじまつり」も開催されるのでおすすめ!
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ルート例:表参道コース
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鳳来寺参道入り口(20分)→ 鳳来寺参道石段下(50分)→ 鳳来寺(50分)→ 奥の院(15分)→ 鳳来寺山(5分)→ 瑠璃山(5分)→ 鳳来寺山(40分)→ 鷹打場分岐(3分)→ 鷹打場(5分)→ 鷹打場分岐(34分)→ 鳳来寺(31分)→ 鳳来寺参道石段下(20分)→ 鳳来寺参道入り口
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所要時間(目安):往復約4~5時間
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難易度:中級者・上級者向け(急な石段が続くため足腰に注意)
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公式サイト:
新城市観光協会
6. 東谷山フルーツパーク周辺コース(名古屋市)
写真:東谷山フルーツパーク公式サイト
東谷山フルーツパークは、名古屋市の東北端、東谷山(標高 198.3m)山麓に位置し、 豊かな緑と水と太陽、そしてさわやかな空気に恵まれた自然環境のなかにあります。園内には、ナシやリンゴなど17種類の「果樹園」や、約100種類の熱帯・亜熱帯地方のめずらしい果樹を観察することができる「世界の熱帯果樹温室」、果物に関するさまざまな知識を紹介する「くだもの館」や、「売店」「レストラン」「つり池」などの施設があり、ハイキング初心者にもおすすめのお手軽コースです!
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ルート例
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東谷山フルーツパーク駐車場(20分)→ 東谷山山頂(10分)→ 展望台周辺散策(20分)→ フルーツパークへ戻る
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所要時間(目安):約1~2時間
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難易度:初級者向け(道が整備されており標高も低い)
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公式サイト:
東谷山フルーツパーク公式サイト
京都エリア
7. 東山トレイル(京都市)
伏見桃山から深草エリアを巡る約9.5kmのコースと、伏見稲荷大社から清水山、インクライン、大文字山四ツ辻、哲学の道を経て比叡山へ至る約24.6kmのハイキングコースで構成される東山コースです。
京都市街を見渡せる絶好の景色を楽しみながら、自然、歴史、文化の魅力に触れることができます。アクセスが良好で、途中の出入りもスムーズなため、初心者にも気軽に楽しめるのが特徴です。また、京都観光を象徴するような寄り道スポットが豊富に点在し、京都ならではの文化と自然を存分に満喫できるコースです。清水寺からスタートし、哲学の道でランチを楽しむプランが人気です。
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ルート例(一部区間)
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清水寺(約20分)→ 将軍塚青龍殿(約30分)→ 南禅寺(約40分)→ 銀閣寺・哲学の道周辺(約30分)
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所要時間(目安):区間により半日~1日(全長約30kmで7~8時間)
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難易度:初級~中級者向け(部分的に楽しむのが◎)
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公式サイト:
京都観光オフィシャルサイト
8. 大文字山(だいもんじやま・京都市)
写真:京都市産業観光局クリエイティブ産業振興室
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ルート例(銀閣寺~大文字山)
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銀閣寺付近(約10分)→ 登山口(約20分)→ 大文字山山頂(約30分)→ 往路を戻る、または他ルートで下山
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所要時間(目安):往復約2時間
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難易度:初級者向け(多少急坂があるが短め)
9. 愛宕山(あたごやま・京都市)
京都市西部に位置する「愛宕山(あたごやま)」は、信仰にゆかりのある京都の山々の中でも代表的な存在です。山頂には全国に約900の分社を持つ「愛宕神社」の総本宮が鎮座し、多くの参拝者を迎えています。愛宕山への参詣は「愛宕詣り(あたごまいり)」として知られ、近年ではトレッキングやトレイルランニングの人気スポットとしても注目されています。
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ルート例(表参道コース)
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清滝バス停(約30分)→ 五合目(約25分)→ 愛宕神社(標高924m)(約35分)→ 清滝バス停へ同ルートで下山(約60~70分)
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所要時間(目安):往復約4~5時間
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難易度:中級者向け(標高が高く勾配あり)
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公式サイト:
愛宕山登山安全マップ(京都府警察本部)
10. 鞍馬~貴船コース(京都市北部)
写真:鞍馬寺公式X(@kurama_dera)
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ルート例
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叡山電車 鞍馬駅(約5分)→ 鞍馬寺 仁王門/狛犬(約20分)→ 鞍馬寺 本殿金堂(約40分)→ 鞍馬寺 木の根道(約40分)→ 貴船神社(約15分)→ 叡山電車 貴船口駅
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所要時間(目安):約3~4時間
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難易度:初級~中級者向け(文化財も多く楽しみながら歩ける)
ハイキングに必要な装備とは?登山用具をしっかり身につけよう。
ハイキングに出かける際、靴やバックパックなどの装備が不十分だと、ちょっとしたトラブルで大変な思いをすることがあります。特に気をつけたい装備とポイントをお伝えします。
登山靴:登山靴は足首をしっかりサポートしてくれるものがおすすめ。滑りにくいソールや防水加工があると安心です。
バックパック:バックパックは容量と背負い心地のバランスが大切。食事、水、地図、防寒着、非常食などの必須アイテムをしっかり収納できる大きさを選びましょう。荷物の重さを分散するために、チェストストラップや腰ベルトの有無も確認しておくと良いでしょう。
トラブルへの備え。登山の安全を確保するための防災対策
ハイキング中のトラブルは、予想外のタイミングで起こるもの。転倒や急な気温と天候の変化、道に迷うなど、自然相手だからこそ油断は禁物。
防災グッズとして、応急処置キットや非常食、ヘッドライト、雨具などを必ず携帯しましょう。
地図は事前のダウンロードがベスト
Maps.meやGoogle Mapsなら事前に地図のダウンロードが可能。山の中の弱い電波に影響されることなく、歩くルートや地図を把握できます。
家族や友人に行き先・計画を伝えておく
家族や友人には行き先、日程などのハイキング計画を必ず伝えておきましょう。万が一のトラブルの際には、どのような対応をとって欲しいかなども伝えておくと、遭難時にも救助をもらえる可能性が高まります。
ハイキング装備の新常識「ポータブルバッテリー」が安心&快適なアウトドアをサポート
山の中ではスマホのGPSやナビ機能、ライトなど、電力が必要になるシーンが多々あります。緊急時の連絡手段を確保するためにも、スマホのバッテリー残量には余裕をもたせたいところです。
そこでおすすめなのが、最新のポータブル電源。BLUETTIのポータブル電源なら、小さく軽量なのに、大容量のバッテリーを搭載。ハイキングに今までにない安心感と快適さをもたらしてくれます。おすすめのモデルを2つご紹介。
BLUETTI X20 ポータブルパワーバンク
バックパックにすっぽり収まり持ち運びしやすい一方、スマホやタブレットを複数回充電できる大容量が魅力。急速充電対応で、休憩中にも効率的に充電可能です。
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日帰り・ライトなハイキングに最適
日帰りや1泊程度の短期ハイキングで、スマートフォンやカメラのバッテリー切れを防ぐために役立ちます。途中でGPSアプリを使いながら山道を確認したり、写真や動画を撮影したりする際、バッテリーの消耗が早くなる場合でも安心です。 -
ミニマム装備で身軽に歩きたいハイカーにぴったり
薄型かつ軽量設計なので、ザックに入れていても荷物を圧迫しません。山頂で写真を撮影した後にSNSへ投稿したり、緊急連絡用としてスマホを常に充電できるようにしておくなど、最低限の電力確保に最適です。 -
グループでのハイキングに
大容量のわりにコンパクトなので、グループでのハイキングでも重宝します。共有用の電源としても使いやすいモデルです。
BLUETTI Elite 200 V2 大容量ポータブル電源
家族やグループでのキャンプやハイキング時には大容量のモデルが安心。
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テント泊やキャンプを伴うロングハイクに
より大容量のポータブル電源なので、スマホやカメラはもちろん、小型の調理家電や照明などにも電力を供給可能。複数日かけて山間部を縦走する場合やベースキャンプを設置するシーンなど、長期滞在の行程で威力を発揮します。ポータブル電源があれば、山頂でのティータイムや軽食作りも楽しめます。 -
家族や大型グループでのハイキング・キャンプ
複数台のスマホやタブレット、さらには小型の電気ポットやミニ冷蔵庫を動かすといった電力需要が大きい場合でも、十分なパワーをカバーできます。 -
災害時のバックアップ用としても利用可能
ハイキング時だけでなく、万が一の災害や停電時にも備えておけるため、自宅から車で移動してのオートキャンプや車中泊などとあわせて使う場合にも最適です。
安全第一で、楽しくハイキングを満喫しよう!
自然を満喫できるハイキングは、心と体のリフレッシュに最適です。
ただし、山は天候が変わりやすく、油断していると思わぬトラブルに見舞われる可能性も。装備を整え、最新情報をリサーチし、余裕をもった計画で出発しましょう。
もしものときの電源確保や、防災グッズの準備もお忘れなく。
安全に配慮しながら、自分のペースで楽しいハイキング時間を過ごしてくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q1. ハイキングとトレッキングの違いは何ですか?
A. 一般的にハイキングは日帰りで気軽に楽しめるコースが多く、整備された道を歩くことが中心です。対してトレッキングは、より長い距離や日数をかけたり、自然度の高い道を踏破したりする場合が多いのが特徴。山小屋やテント泊を伴うこともあり、装備や計画もより本格的になります。
Q2. 日本一綺麗なハイキングコースはどこですか?
A. 世界遺産の屋久島・白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)は太古の自然が残る絶景として有名です。苔むした森や渓谷の神秘的な光景が広がり、他にはない特別な雰囲気を楽しめます。
Q3. ハイキング初心者は何時間を目安にするべきですか?
A. 初心者は1~3時間程度のコースがおすすめです。休憩を含めて半日ほどで往復できるルートを選ぶと、体力的にも無理なく安全に下山しやすいでしょう。慣れてきたら、少しずつ距離や標高差のあるコースに挑戦していくと、着実にレベルアップできます。