「車で日本一周してみたい!」
車が好き。旅行が好き。アウトドアが好き。そんな人なら一度は考えたことがある憧れの旅、車で日本一周。でも途方もなさすぎて何から考えればよいのか、わからなくなってしまいますね。
あこがれの旅を夢のまま終わらせるのはもったいない。この記事では、車で日本一周の旅を具体的に計画する際に必要なことについて説明します。
車で日本一周!移動距離はどれくらい?【ルート】
① 海岸線沿いに沿って島のかたちに日本を一周する
ぐるりと日本列島のかたちに沿って、海沿いを走るルートです。距離にすると12,000キロ。長野県や埼玉県、奈良県など海に面していない都道府県には立ち寄らないルートです。
② 東西南北の端から出発し、一周して戻ってくる
海岸線を走るよりも実現可能性の高いルートです。実際に日本一周をする人たちもこのルートをとることが多いです。最寄りの場所から東西南北のいずれかの方角の端を目指し、そこから次の端へと走破します。この際の総走行距離は目的地の設定に応じて変動します。
③ すべての都道府県に立ち寄る
47都道府県すべてに立ち寄ることで日本を一周する、というコースです。各都道府県の行きたい場所や食べたいものなど、訪れる目的があればスタンプラリーのような達成感のあるルートです。この場合の総走行距離は各都道府県内の目的地の設定に応じて変動します。
たとえば47都道府県の県庁所在地をすべてまわったときのルートはおよそ8,000kmです。
車で日本一周!時間はどれくらい必要?【日数】
どのコースを選択するか、どれくらいのペースで進むか、どの観光地に立ち寄るか等で必要な日数が変わってきます。
たとえばルート1を採用して1日に100kmを運転した場合、12,000km ÷ 100km = 120日となり、およそ4ヶ月で日本一周できる計算となります。
またルート3を採用したときは、8,000km ÷ 100km = 80日 となり、およそ2ヶ月半で日本一周できる計算になります。
車窓やドライブを楽しむ旅、各都道府県の目当てのスポットに立ち寄る観光旅行スタイルの旅、暮らすような旅など、旅のスタイルによって必要な日数は大きく変わります。(経験者の中には、いろいろな地に立ち寄り数日間を過ごすため日本一周に4年をかけた人もいます!)自分がやってみたい旅のかたちを頭に描いたり、最大で何日くらいを旅に充てられるかを考えて具体的な日数をイメージすることで、ルートや予算を現実的に計画できるようになります。
「車での旅行におすすめの場所10選|持っていきたいおすすめグッズも」のような記事を読んで、行ってみたい場所をリストアップしてみましょう。
車で日本一周!費用は1週間あたり約 5.6万円?!【予算】
食費
行く先々の土地の食べ物を楽しむことは旅行の醍醐味ですね。せっかく人生で何度もできない旅をしているのだから、インスタント食品ばかり食べていてはもったいない。地元のスーパーや市場で買った食材を使って自炊をしたり、レストランで郷土料理に舌鼓を打ちましょう。一人あたり一日およそ3,000円を予算にしておけば、節約しつつもその土地の料理を楽しむバランスの良い食生活が実現できます。
宿泊費
基本的には車中泊なので駐車料金だけでOKです。道の駅はお店だけでなく温浴施設やレストラン、トイレもあるので理想的ですが、国土交通省は原則として道の駅での宿泊を禁止しています。車中泊をする場合には、車中泊に専用の施設を備えている必要があります。事前に道の駅のサイト等で確認をしてください。
全国に続々とオープンしているRVパークも車中泊の心強い味方です。およそ一泊2,000円から3,000円が主流ですが、各施設によって火気の使用等の制限や利用料金が異なるので事前の確認が必要です。また、車中泊は野外での宿泊となるため注意も必要です。不安な方は「車中泊ができるおすすめの場所・スポットを紹介!場所選びのポイントや注意点は?」を読んで備えておくと安心です。
長時間の運転に加えて、狭いスペースで過ごす時間が長いと、身体にも心にも疲れがたまってきてしまいます。数日おきにホテルや旅館に宿泊して身体をのばしてリラックスすることで、より快適な日々を過ごすことができます。予算に余裕があれば宿泊費を組み込むことをおすすめします。(宿泊費用目安:1人あたり 6,000円〜10,000円/泊)
もっとも安い場合はすべて無料駐車場での車中泊で0円。
1週間のうちRVパークに2泊、ホテルに1泊する場合は2,500円(RVパーク) x 2 +6,000円(ホテル)=11,000円を週間の予算にすればよいでしょう。
観光費
ドライブの途中、絶景とよばれる場所や寺院に立ち寄って観光を楽しみましょう。寺社仏閣や美術館・博物館等の入場料は数百円から2,000円くらいと決して高額ではありませんが、数多く訪れれば、それなりの費用となります。また、アミューズメントパークや自然体験アクティビティは5,000円以上かかる場合が多いです。旅の計画の際には絶対に訪れたい場所の費用を算出して観光費に組み入れるだけでなく、余分の費用を多めに見積もることで余裕をもって旅することができます。1人あたり1週間で5,000円〜2万円程度の予算を組んでいることが多いようです。
交通費
日本一周をするなら、北海道ー本州ー四国ー九州ー(沖縄)の移動は必須になります。特に北海道と本州は道路でつながっていないため、フェリーの乗船が必要です。また、各地の移動にフェリー、高速道路を使うのかによって交通費は変動します。予定している旅の日数に合わせて高速道路の使用を計画してください。(高速料金・ルートはNEXCOのウェブサイトで検索することができます。)
6m未満の普通乗用車の場合、大間ー函館間は往復4万円
本州ー四国間は高速道路の使用が必須
神戸→鳴門3,300円
今治→尾道3,000円
主に一般道を走るとしても日本一周旅行をするのであれば上記の交通費がかかります。1週間に5,000円を予算として計上しておくとよいでしょう。
ガソリン代
ルートと車種でガソリン代は変動します。
実際に乗る車の実燃費がわかれば、ルートの総距離数÷実燃費xガソリン代で算出することが可能です。
以下は一般的な車種の燃費をもとに、日本一周を12,000km として1リットルあたり160円で計算した表です。(同時期でも都道府県によってガソリン価格は大幅に違うので計画の際にはご注意ください。)
車種 |
燃費 |
ガソリン代 |
軽自動車 |
20km/L |
96,000円 |
ミニバン |
15km/L |
128,000円 |
バン |
10km/L |
192,000円 |
キャンピングカー |
8km/L |
240,000円 |
1日100キロを走ると、1週間で700キロになります。ミニバンだと100 ÷ 15 x 160 = およそ7,500円です。
温浴費
公営の温泉施設や銭湯を使用しましょう。スーパー銭湯は広い駐車場に併設されているため、キャンピングカーの場合は駐車に便利です。また温泉地では日帰り温泉プランを売り出している旅館も数多くあります。その他にも、マンガ喫茶、温泉パスポート雑誌、道の駅やRVパークのコインシャワー等を、場面や予算に応じて利用することをおすすめします。一般的には、マンガ喫茶のシャワーセットで300円、道の駅の温泉施設600円、温泉1,000円が目安です。
1週間でそれぞれ1度ずつ利用すると300 + 600 + 1,000 = 1,900円になります。
車中泊の予算:1週間あたり、およそ56,000円
先に述べた項目から、1週間あたりの予算を算出しました。
食費 |
21,000円 |
宿泊費 |
11,000円 |
観光費 |
10,000円 |
交通費 |
5,000円 |
ガソリン代 (ミニバン) |
7,500円 |
温浴費 |
1,900円 |
合計 |
56,400円 |
これは節約した場合ではないものなので、コストを抑えたいときは食費、温浴費や観光費をけずることも可能です。また車種によってガソリン代も大きく変わります。
車で日本一周!必需品は?【チェックリスト】
あれもこれもと詰め込んでいくとあっという間にいっぱいになってしまう荷物スペース。車中泊は車のなかで生活しなければならないので、厳選した持ち物で旅に出ることが大事です。
何が必要だったかについて、車中泊を実際に経験した声を集めました。以下は季節を問わず、車中泊に最低限必要な物品のリストです。
・寝袋(季節に応じた素材)
・車中泊マット(シートの上に敷くマット)
・洗面、衛生用品(歯ブラシ、コンタクトレンズ等)
・常備薬
・目隠しカーテン
・着替え、タオル
・スマホ充電器
・水、食料(調理の必要のないレトルトもあるとよい)
・ヘッドライト、電池式ランタン(夜間の行動時に必須)
・テーブル(車内用)
・食器類
・ハンガー、ロープ(乾燥用)
・運転免許証、財布
上記の物品に加えて、日本一周は最短でも一ヶ月という長い旅になるので、必需品に加えて日用家電等の生活に便利な物品があれば、より快適な時間を過ごすことができます。
たとえば電源式のクーラーボックスがあれば、午前中に市場や港で買った商品を夕ご飯に食べることができます。湯沸かし器があれば、手軽にあたたかい飲料やインスタント食品を食べることができます。火気厳禁の駐車スペースでは自炊に電気調理器が役立ちます。また、長期の旅では仕事や趣味のためにノートパソコンやタブレットも持ち物にいれましょう。さらに、車中泊の際には車のエンジンを停止させなければならないため、寒い季節には暖房器具、暑い季節には冷房器具が必要です。
車で日本一周!おすすめのポータブル電源【小型/軽量/高性能】
便利な調理家電や冷暖房の器具を車中泊の際に使用して、快適な日本一周の旅を実現するためにはポータブル電源が欠かせません。
車中泊の旅に持っていくポータブル電源は以下のような条件を満たすものが役に立ちます。
・走行中の充電:運転中の短時間での充電
・電気ポットや炊飯器等日用家電の使用
・冷暖房用品の使用
・USB-A、USB-C、AC電源の使用
・複数デバイスの給電
・コンパクトなサイズ
日本一周の車中泊旅行におすすめ:BLUETTI AC70
2023年10月に発売されたBLUETTI AC70は、そんな日本一周の車中泊旅行のニーズに見合ったポータブル電源です。
・走行中は自動車のシガーソケットから6時間でフル充電できます。ACの高速充電では45分で80%まで充電し、1時間半で100%充電します。充電完了後は自動的に電源がきれるので安心です。
・業界最先端の電力リフト機能を搭載しているので、最大2000Wまでの電気製品に対応し、電力を供給することができます。
・USB-A、USB-CやDC出力の7つの出力ポートを備えているので、さまざまな機器に電力を供給できます。
・なるべく荷物を少なめにおさえたい車中泊に、本体サイズ310mm × 210mm × 256mm、重量約10.2キロとコンパクトな大きさは最適です。
・ポータブル電源の電気量(Wh)を計算する式は
電気量(Wh) = 電力(W) x 使用時間(h)です。
例えば、ある電気毛布の消費量が40Wのとき、3時間使用した場合の電気量は
40W x 3h = 120Wになります。
一般的に扇風機の消費電力は30〜40W、クーラーボックスは40〜50W、電気毛布は30〜50Wなので、容量768WhのAC70を使えば快適に使用ができます。
他にもコーヒーメーカーや炊飯器、電気鍋等さまざまな調理生活家電を使用することができます。「ポータブル電源で使える家電リスト!快適な生活を手に入れよう!」で便利な家電や消費電力について詳しく説明をしているので参考にしてください。
ポータブル電源を準備して快適な日本一周の旅に出かけましょう!
「日本一周してみたいなぁ」は決してかなわない夢ではありません。ひとつずつ、やってみたい旅、過ごしたい時間を想像して計画を立ててみましょう。ルート、日数、予算について考えたら、いよいよ持っていくものの準備です。BLUETTI AC70といっしょに、あこがれの日本一周の旅を実現しましょう。