びわ湖花火大会に行きたいけど、混雑や場所取りが心配…そんな方も多いのではないでしょうか?本記事では、混雑を避けて快適に楽しめる「びわ湖花火大会の穴場スポット」や、有料席・屋台情報・持ち物の準備まで徹底解説。アクセス方法や観賞マナーも紹介しているので、初めての方でも安心して計画を立てられます。ゆったり花火を楽しみたい方必見の情報満載です。
「びわ湖花火大会」とは?大会の魅力と基本情報
■国内最大級の湖「びわ湖」を舞台にした、近畿屈指の夏イベント
びわ湖大花火大会は、滋賀県大津市で毎年8月に行われる人気の花火イベントです。日本一の面積を誇る琵琶湖の湖面に、色とりどりの花火が映る光景は、まさに圧巻のひとこと。
なかでも注目を集めるのが「水中スターマイン」。スターマインとは、連続して花火が打ち上がるタイプの演出ですが、水中スターマインは水面近くで扇状に広がるよう炸裂させるのが特徴です。半円形に広がる花火が湖上に花開く様子は迫力満点で、その瞬間を一目見ようと湖岸には多くの観客が集まります。
さらに、「ワイドスターマイン」にも注目したいところ。これは幅を活かした演出として特に見ごたえがあります。湖畔全体を包み込むように広がる花火は、他の大会ではなかなか味わえないダイナミックさです。
過去にはアニメキャラクターをかたどったユニークな花火も登場し、今では関西を代表する夏の風物詩として定着。大阪・神戸・京都などの都市圏をはじめ、全国から多数の来場者が訪れる人気ぶりです。
■都市部からのアクセスも良好で、気軽に訪れやすい立地が魅力
会場となる大津市や、隣接する草津市は、滋賀県内でありながらも京都などの主要都市からの交通アクセスが非常に便利です。JR新快速を利用すれば、大阪中心部からもおよそ1時間で到着可能。気軽に日帰り観覧できる点も、高い支持を集める理由のひとつです。
■【2025年版】びわ湖花火大会の開催日・打ち上げ時間・場所まとめ
今年の開催概要を以下にまとめました。事前にチェックして、スムーズな観覧計画に役立ててください。
開催日 |
2025年8月8日(金)※19:30~20:30に打ち上げ予定/小雨決行・荒天時は中止(延期なし) |
開催場所 |
大津港周辺の琵琶湖畔 |
打ち上げ数 |
約1万発 |
最大サイズ |
10号玉(尺玉) |
前回の観覧者数 |
約30万人 |
打ち上げエリア |
滋賀県営大津港沖の湖上一帯 |
観覧席 |
有料席あり |
屋台情報 |
コンビニ・スーパーのほか、特設のフードコートも利用可能 |
問い合わせ先 |
びわ湖大花火大会コールセンター:050-5536-3944 |
公式サイト |
混雑を避けて楽しめる!びわ湖花火大会の穴場スポット3選
びわ湖花火大会は多くの人で賑わう一大イベントですが、混雑を避けてゆっくり楽しみたい方には穴場スポットの活用がおすすめです。視界が開けていて、静かに過ごせるロケーションも豊富にあります。ここでは、混雑を避けつつ快適に観賞できるスポットを厳選してご紹介します。
1. びわ湖大津館 / 柳が崎湖畔公園内
昭和初期に建てられた洋風建築のびわ湖大津館は、湖岸に位置し、花火と庭園が織りなす優雅な景観が魅力。館内からも湖が望め、当日は穴場的な観賞スポットとして知られています。落ち着いた雰囲気で観賞したい方にぴったりの場所です。
項目 |
内容 |
場所 |
滋賀県大津市柳が崎5-35 |
アクセス |
JR大津京駅から徒歩約20分/徒歩約3分/ 車:大津ICより約15分 |
公式サイト |
2. 石山寺道路展望台
石山寺エリアの道路展望台は、琵琶湖と花火を一望できる高台のビューポイントです。市街地から少し離れているため人も少なめで、静かな環境での観賞が可能。駐車スペースは限りがあるため、公共交通機関の利用がおすすめ。石山寺駅からタクシーで約10分ほどの好立地。
項目 |
内容 |
場所 |
滋賀県大津市石山寺1-1-1 ※展望台の正確な住所は非公開のため石山寺本堂を参考掲載 |
アクセス |
石山駅から 京阪バス「石山寺山門前」下車徒歩すぐ/ 車:瀬田西ICまたは石山ICより約10分 |
公式サイト |
3. 旧大津公会堂
レトロな佇まいが印象的な旧大津公会堂の周辺は、地元の人がおすすめする穴場中の穴場スポット。混雑が少ないのが特徴で近隣にはカフェや小規模な飲食店も多く、花火とあわせてのんびりと街歩きを楽しめます。地元の雰囲気を味わえます。
項目 |
内容 |
場所 |
滋賀県大津市浜大津1-4-1 |
アクセス |
京阪電車石山坂本線・京津線 「びわこ浜大津」駅より徒歩約1分 JR「大津」駅より徒歩約15分 車:名神高速道路「大津IC」より車で約15分 |
公式サイト |
チケットで安心&快適!有料観覧エリアおすすめ3選
びわ湖花火大会をより快適に楽しみたい方には、有料観覧スポットの利用がおすすめです。お金はかかりますが場所取りの心配がなく、花火を正面からしっかりと観賞できるのはおおきなメリットですよね。以下では特に人気の高い3つの有料エリアをご紹介。
1. びわ湖ホール 湖畔ゾーン
エリア内移動が自由なため、大人数や家族連れの観覧に最適です。
項目 |
内容 |
場所 |
滋賀県大津市打出浜15-1 |
アクセス |
JR「大津駅」より徒歩約20分またはバス約5~7分京阪「石場駅」より徒歩約3分/車:大津ICから約5分 |
公式サイト |
2. ミシガンクルーズ船からの観覧プラン
観覧そのものを特別な体験に変えてくれるのが、ミシガンクルーズ船の観覧プランです。湖上から間近で打ち上がる花火を楽しめるだけでなく、船内では軽食や音楽イベントが開催されることも。
項目 |
内容 |
場所 |
滋賀県大津市浜大津5‑1‑1(大津港) |
アクセス |
京阪「びわ湖浜大津駅」より徒歩約3分 JR「大津駅」からバスまたは徒歩約15分/車:大津ICより約10~15分 |
公式サイト |
3. 湖畔の特設観覧エリア
なぎさ公園や大津港周辺などに設置される有料の特設観覧席は、打ち上げ会場に近く、視界の良さが魅力です。小さなお子様や高齢者と一緒でも快適に過ごせるのが嬉しいポイント!指定席なので場所取り不要で、開演直前に着席しても安心です。
花火大会の屋台や食事エリア
びわ湖花火大会では、屋台やフードエリアの充実ぶりも楽しみのひとつ。地元グルメや人気のスイーツなど、観賞前後の食事タイムを充実させるスポットが多数点在しています。混雑を避けつつ、美味しく快適に楽しむためのポイントをご紹介します。
■屋台エリアを楽しむポイント
花大会当日は、大津市内の主要エリアに数多くの屋台が並びます。事前にエリアの特徴を把握しておくと、効率よく食事と観覧を両立させることが可能です。
・なぎさ公園、大津港周辺エリア
会場の中心部に位置するなぎさ公園や大津港周辺は、花火の絶景と一緒に屋台グルメも楽しめる人気スポットです。たこ焼きや焼きそば、冷たいドリンクなど定番屋台が多く並び、家族連れやグループにもおすすめ。景色と食事を同時に満喫できます。
・浜大津アーケード街(ナカマチ商店街)
少し歩いた先にある浜大津のアーケード街は、雨天でも安心して楽しめる屋台スポットです。この機会に地元ならではのB級グルメやスイーツも豊富で、食べ歩きを楽しんでみては?比較的人通りが分散されているため、ゆっくりと買い物や食事を楽しめます。
■混雑時間帯&支払い方法のコツ
屋台エリアは17時〜19時の間が最も混雑しやすく、食べたいものを逃さないためには早めの行動がポイントです。また、近年はキャッシュレス決済に対応している店舗も増加傾向にあります。現金はもちろんのこと電子マネーやQRコード決済も準備しておくとスムーズでしょう。
■地元のフードフェスの情報もチェック
大会当日には、花火に合わせて地元のフードフェスや特設イベントが開催される年もあります。地元の食材を使ったグルメや、人気店の屋外出店など、通常の屋台とはひと味違うラインナップが魅力。公式サイトやSNSで事前に情報を確認しておくと見逃しがありません。
アクセス・交通規制・混雑回避テクニック3選
■時間帯別の混雑状況
びわ湖花火大会では、人気の観覧スポットは朝から場所取りが始まることが多く、早めの行動が求められます。とくに、大津港周辺やなぎさ公園、有料観覧席付近は、正午を迎える頃にはすでに混雑し始めます。
比較的スムーズに場所を確保したいなら、午前10時から12時頃の到着が狙い目です。この時間帯なら好条件の場所を押さえられる可能性が高く、落ち着いて準備ができるのもメリットと言えるでしょう。特に家族やグループでの来場時には広めのスペースが必要になるため、午前中の早めの行動がおすすめです。
また、エリアによっては「場所取り可能時間」が決められている場合もあるため注意が必要です。とくに有料席周辺では、前日からのシート設置が禁止されているケースもあるため、事前の確認は欠かせません。
時間帯 |
混雑状況 |
特徴・補足説明 |
早朝~午前 |
◎ 空いている |
比較的スムーズに移動・場所取りができる/おすすめの時間帯 |
午後 (15時~19時) |
✕ 非常に混雑 |
会場周辺が最も混み合う/駅や観覧エリアは人だかりに |
花火終了後 (20時30分~) |
△~✕ 混雑〜大混雑 |
帰宅ラッシュが集中/駅の入場制限・列が長くなることも |
■混雑回避のためのスマートな工夫3選
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少し離れた駅を活用する
たとえば、JR大津京駅や京阪近江神宮前駅から徒歩で向かうルートは混雑の影響を受けにくく、比較的スムーズに現地までアクセスできます。20分ほど余分にかかりますが、その分ストレスなく移動できる利点があります。
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時間をずらして移動する
現地へは早めに到着し、帰りは混雑が落ち着くまで時間をずらして移動する方法も効果的です。カフェやホテルラウンジなどを利用してゆったりと過ごしてから移動する人も多く見られます。
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「パーク&ライド」方式
車での来場を考えている場合は、交通規制を避けるためにも、離れたエリアに駐車して公共交通で向かう「パーク&ライド」方式が有効です。草津駅や瀬田駅、石山駅の周辺に車を停めてから電車やバスを利用するスタイルが人気を集めています。
帰りのルートを変えるだけでも、混雑を避けやすくなります。
■公共交通機関の臨時ダイヤ情報
びわ湖大花火大会では、毎年多くの観客が訪れることから、混雑緩和のために臨時列車が多数運行されます。今年も例外ではなく、特に夕方以降の時間帯には各路線で増発が予定されています。
京阪電車では、京津線および石山坂本線を中心に列車を16時以降に多数追加。上下線ともに通常より本数が増え、快適な移動がしやすくなる見込みです。
びわ湖大花火大会に伴う臨時列車の運転について | 京阪グループ
JR線でも新快速や普通列車が混雑時間帯にあわせて増便される予定。
とくに花火終了後20:30以降は駅構内が最も混み合うため、帰路のスケジュールを事前にチェックしておくことが重要です。
あらかじめ「帰りの臨時列車の時刻」を確認し、スムーズな移動計画を立てておくと安心でしょう。
びわ湖花火大会の駐車場事情と穴場の駐車場3選【車派必見】
■びわ湖花火大会は「公式駐車場なし」!
びわ湖花火大会(2025年8月8日開催)では、例年通り公式の駐車場は一切設けられていません。大会公式サイトや滋賀県からも、「公共交通機関の利用を推奨します」と繰り返し呼びかけられています。
とはいえ、
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小さな子どもや高齢者が一緒で移動が大変
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遠方から家族連れで来るのでどうしても車を使いたい
といった事情がある方にとっては、マイカーでの来場が必要になる場面もあるでしょう。
そのような場合には、akippaや軒先パーキングといった予約型の民間駐車場サービスが頼りになります。事前に場所を確保しておけば、当日の混乱を避けながら安心して現地入りが可能です。公式の駐車場がない以上、「予約しておく」という準備が重要です。
■少し離れた穴場の駐車場3選
当日は会場周辺で交通規制が実施されるため、車で訪れる場合はあらかじめ駐車場所を調べておくことが欠かせません。中心エリアに専用駐車場が用意されていない分、少し離れたエリアの「穴場スポット」を活用するのが賢明です。
・矢橋帰帆島公園(やばせきはんとうこうえん)
出展:公式サイト
約500台分の無料駐車場があり、打ち上げ場所の対岸から花火を観覧できるスポットとして人気を集めています。観賞と駐車が一体で叶う便利な場所ですが、夕方17時ごろには満車になることが多いため、15時より前の到着が安心とされています。
項目 |
内容 |
住所 |
滋賀県草津市矢橋町字帰帆2108 |
アクセス |
車:瀬田西ICまたは草津田上ICから約15分 |
公式サイト |
・比叡山ドライブウェイ 夢見が丘展望台
約120台分の駐車スペースがあり、利用料金は必要ですが、高台から花火と夜景の両方を一望できる絶景スポットとして知られています。
項目 |
内容 |
住所 |
滋賀県大津市山中町776-3 |
アクセス |
車:比叡山ドライブウェイ・田の谷峠ゲートから約2km(約5分)/ バス:京阪バス「夢見ヶ丘」下車徒歩8分/電車直通なし |
公式サイト |
・皇子が丘公園(おうじがおかこうえん)
約80台分の無料駐車場があり、琵琶湖を見渡せるロケーションが魅力です。標高が少し高いため花火の全体像がよく見えます。最寄りの大津京駅から徒歩圏内とアクセスも良好。
項目 |
内容 |
住所 |
滋賀県大津市皇子が丘一丁目 |
アクセス |
公共交通機関: JR湖西線「大津京」下車 徒歩 5分 京阪電鉄/石山坂本線「京阪大津京」下車 徒歩 5分 車:国道161号。西大津BP「皇子山IC」 |
公式サイト |
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/035/1809/g/koen/koen/1387446057398.html |
そのほかの選択肢としては、草津市内のイオンモールや近隣のコインパーキングを利用し、徒歩やバスでアクセスする方法も有効です。
穴場で快適に過ごすための便利アイテム&持ち物リスト
落ち着いて花火を楽しめる穴場スポットですが、快適に過ごすには装備とマナーの事前準備が欠かせません。人気エリアのような設備が整っていない場所も多いため、自己完結できる持ち物と行動を意識しましょう。
■アイテム1|レジャーシートや椅子
穴場では長時間の場所確保が必要になることもあるため、レジャーシートや折りたたみ椅子は快適に過ごすための基本アイテムです。加えて、直射日光を避けるための帽子や日傘、UVカットシートもあると安心。湖畔や草地では蚊が多いため、虫除けスプレーも必需品です。
■アイテム2|飲食物とゴミ袋
周囲に飲食施設が少ない穴場では、あらかじめ飲み物や軽食を準備しておくことで、現地での不便を避けられます。冷たい飲み物や塩分補給用のお菓子などもおすすめです。
また、ゴミの放置は厳禁。観覧マナーとして、自分の出したゴミは必ず持ち帰るのがルールです。ゴミ袋を1枚でも持っていれば、現地での片付けにも役立ちます。
■アイテム3|夜間の安全対策と衛生面の備えを
日が暮れると足元が見えづらくなるため、懐中電灯やスマホのライト機能があれ重宝します。とくに照明の少ない場所では、安全確保に欠かせません。
トイレの位置も事前に確認し、ポケットティッシュやウェットシートなどの衛生用品も準備しておくと、急な対応にも慌てずに済みます。
■アイテム4|ポータブル電源
屋外で過ごす花火観賞では、スマートフォンの充電やLEDライトの点灯など、意外と電気が必要になる場面が多くあります。とくに穴場スポットでは電源が確保できないケースがほとんどのため、持ち運びがしやすいポータブル電源があると安心です。
BLUETTI AORA 30 V2(軽量モデル)|身軽に使えるシンプルなポータブル電源
軽量かつコンパクトな設計で、短時間の屋外イベントにぴったりなモデルです。前面には複数の出力ポートを備えており、スマホやタブレット、ミニ扇風機などのモバイル機器の充電に特化しています。
AORA 30 V2 の魅力は、なんといっても「必要最低限をスマートにこなせる点」。操作もシンプルで、機械が苦手な人でもすぐに使いこなせます。荷物を増やしたくない方にとって、まさに理想的な携帯用電源です。
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スマートフォン:約16回充電可能
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ノートパソコン:約4回
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LEDライト:約24.6時間連続点灯
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ポータブル扇風機:約5.5時間駆動
■エリアによってルールが異なる点に注意
場所によっては「三脚禁止」「音響機器の使用禁止」「午後○時以降の場所取り不可」など、各エリア固有のルールが設定されていることがあります。大きな声で騒いだり、音楽を流す行為も他の観客の迷惑となるため控えましょう。
花火を心から楽しむためには、現地のルールを守る姿勢と周囲への配慮が何より大切です。
まとめ
びわ湖花火大会を満喫するには、事前の情報収集と準備で混雑を避けることが重要です。穴場スポットを早めに押さえておけば、ゆったりとした場所で観賞でき、アクセス面でも余裕が持てます。地元の屋台グルメや多彩な観覧エリアを活用して、あなただけの特別な夏の思い出を作りましょう。準備万端でのぞめば、感動の花火がより深く心に残るはずです。