アウトドアや非常時にも役立つ、ポータブルソーラーパネルの選び方と使い方

まずは、太陽光を利用して充電できるポータブルソーラーパネルを選ぶポイントをご紹介します。
価格だけではなく、ソーラーパネルを選ぶ際に注意すべき3点を確認しましょう。

出力とパネル容量を考慮

アウトドア活動や非常時に備えてポータブルソーラーパネルを選ぶ際には、目的や必要電力を考慮することが重要です。
ソーラーパネルの出力とパネル容量の選択は、その使用目的や電力消費量を考慮しましょう。

キャンプやハイキングでの基本的な電化製品、たとえばスマートフォンやカメラの充電なら、小さなソーラーパネルでも十分です。
一般的には10〜50W程度の出力を持つソーラーパネルが推奨されます。

しかしながら、より大きな電力を必要とするデバイス、たとえば大型のポータブル電源や複数のデバイスを同時に充電する場合には、100W以上の出力を持つパネルを選びましょう。
大容量のパネルは重いですが、一度に多くの電力を生成できるため、短時間で大量の充電が必要な状況に適しています。

多くのソーラーパネルは直接的に電化製品に接続することが可能です。
ただし電力供給が不安定なため、調理器具や精密機器に類するものに使用しない方が良いでしょう。

また全てのデバイスが直接ソーラーパネルに接続できるわけではないため、予備の電源としてポータブルバッテリーを使用すると便利です。
バッテリーはソーラーパネルから電力を蓄積し、後でデバイスを充電するために使用できます。
BLUETTIのソーラーパネルはMC4規格のケーブルのみの使用でUSBで直接繋げませんが、安全面を考えても充電器を通して利用したほうが良いでしょう。

耐久性と防水性の重要性

アウトドアでは天候による影響を受けるため、耐久性と防水性のあるソーラーパネルを選ぶことが重要です。
頑丈な素材やIPX防水規格を持つ製品を選びましょう。

取り扱いの簡便さと軽量性の優位性

ポータブル性を重視し、取り扱いが簡便で軽量なソーラーパネルを選ぶことで、持ち運びや設置が容易になります。
アウトドアでの移動や非常時の緊急時にも便利です。
重くても10kgまでが限度でしょう。

アウトドアでポータブルソーラーパネルを購入しようとしている人におすすめなのが、BLUETTI PV120ソーラーパネル | 120Wです。

費用対効果の高い単結晶セルパネルで作られており、出力は120W。ポータブル電源も素早く充電できます。

5.7kgと軽量なため、女性でも持ち運べるほか、耐久性と防水性に関しても可視光透過率の高いETFE素材を使用しているため耐熱・耐食・雨や雪なども防げます。

Bluetti社製ポータブル電源と合わせることで、安心して利用できるでしょう。

適切な位置と角度で設置する

太陽光を最大限に取り込むためには、ソーラーパネルを適切な位置と角度で設置しましょう。
太陽の動きに合わせて調整することが重要です。

日光に直接さらす

ソーラーパネルは、できるだけ多くの直射日光を受けるように配置する必要があります。
建物や樹木の陰にならない場所を選び、できるだけ開けた空間に設置しましょう。

南向きが理想的

ソーラーパネルを設置する際には、できるだけ南向きに設置することが望ましいです）。
南向きが最も多くの日光を受ける方向であり、ソーラーパネルの出力を最大限に引き出すことができます。

他の方向に設置する場合でも一定の効果はありますが、出力は若干低下する可能性があります。

適切な角度に調整する

ソーラーパネルの角度を調整することで、より効率的な充電が可能です。
一般的なガイドラインとしては、ソーラーパネルの角度を緯度に近い値に設定することが推奨されます。

たとえば、ある緯度でキャンプを行う場合、ソーラーパネルの角度をその緯度に近い値に設定します。
さらに、季節によって角度を調整することも考慮に入れると良いでしょう。

安定した設置

ソーラーパネルを安定して設置することが重要です。
風や振動による倒れや破損を避けるため、地面にしっかりと固定するか、専用のソーラーパネルスタンドを使用することをおすすめします。

ソーラーパネルの充電時間は、太陽光の強さや日照条件、ソーラーパネルの出力、パネルの容量などによって異なります。
晴れた日や直射日光の下では、充電が効率的に行われます。
充電時間は、ソーラーパネルの出力が高いほど短くなり、パネルの容量が大きいほど充電に必要な時間が短くなるのです。

試しに、先ほど紹介したBLUETTI PV120ソーラーパネル を見てみましょう。
53.3 × 165.2cmのこのパネルは、268.8Whの小型ポータブル電源であれば約3時間で充電、2000Whの大容量ポータブル電源であれば約8.5時間で充電できます。

59 × 226.5cmかつ200Wのソーラーパネルの場合は、268.8Whの小型ポータブル電源を約3時間で充電、2000Whの大容量ポータブル電源は約5.5時間で充電できます。

日光の条件と影の影響に注意すること

ポータブルソーラーパネルは日光の条件に大きく影響を受けます。日陰や雲の影響を避け、できるだけ直射日光の当たる場所で使用しましょう。

長時間の使用を予定する場合はバッテリー容量を考慮する

長時間の使用を予定している場合は、十分なバッテリー容量を確保することが重要です。
使用するデバイスの消費電力や充電時間を考慮し、十分なバッテリー容量を選びましょう。

安全な取り扱いと保管方法の実践

ポータブルソーラーパネルの安全な取り扱いと保管方法を確認しておきましょう。

ポータブルソーラーパネルはアウトドアや非常時で役立つ便利なアイテムです。
出力やパネル容量、耐久性や防水性、取り扱いの簡便さなどを考慮しながら選びましょう。

また適切な位置と角度で設置し、充電時間や出力制御を把握しながら効果的に利用することが重要です。
注意点や日光の条件に気を付け、安全に取り扱い、保管しましょう。ポータブルソーラーパネルを上手に活用して、アウトドアや非常時に備えましょう。

ポータブルソーラーパネルだけでなく、通常のソーラーパネルについても知識を深めたい人は注目のソーラー発電、導入するべき？を確認してみてください。