オール電化と相性良好!中部電力スマートライフプランのメリットとは?

中部電力ミライズが提供する「スマートライフプラン」をご存知でしょうか?

自宅がオール電化、あるいは建て替えなどでオール電化住宅を検討している方なら一度は「スマートライフプラン」という名前は聞いたことがあるかもしれません。

今回は、中部電力の「スマートライフプラン」のサービス内容や特徴、メリット、デメリットなどを解説します。

中部電力のスマートライフプランとは

画像出典:中部電力ミライズ

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中部電力が提供する「スマートライフプラン」は、夜間の電気料金が割安に設定された料金プランです。

オール電化住宅

・日中は仕事や学校などで自宅に人がいない世帯

・電気温水器などを使用している世帯

・夜間の活動が多い世帯(夜間に家電製品を使用する頻度が高いなど)

といった家庭に適用した場合に電気料金を節約できる可能性が高いプランで、適用時間の違いによってレギュラータイプと「朝とく」「夜とく」の3タイプから選択できます。

スマートライフプラン(レギュラータイプ)

中部電力ミライズ

画像出典:中部電力ミライズ

ナイトタイムを最も一般的な22時~翌8時までに設定したプランで、エコキュートや電気温水器などの機器をお得に利用することができます。

スマートライフプラン「朝とく」

画像出典:中部電力ミライズ

中部電力ミライズ

23時~翌9時に最もお得な料金を設定しています。家族の帰宅が遅く出かけるのも遅めといった世帯に向いています。

スマートライフプラン「夜とく」

画像出典:中部電力ミライズ

中部電力ミライズ

21時~翌7時に最もお得な料金を設定しています。レギュラータイプよりも1時間前倒しの適用時間となっており、夜間の適用時間が長めに取られているのが特徴です。

スマートライフプランの注意点

スマートライフプラン契約時の注意点は以下のとおりです。

・スマートメーターへの交換が必須

・燃料価格の変動に応じた燃料費調整

スマートライフプランを契約する場合には、必ずスマートメーターの設置が必要です。

また、燃料(原油・液化天然ガスLNG・石炭など)価格の変動に応じて、「燃料費調整額」として毎月料金が調整されます。

スマートライフプランのメリット

画像出典:pixabay.com

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スマートライフプランには以下のようなメリットが期待できます。

生活スタイルに合わせてお得な時間帯を選べる

22時~翌8時の電気料金がお得な「スマートライフプラン」(レギュラータイプ)と、「朝とく」「夜とく」の合計3タイプから選ぶことができます。

土日や祝日は昼間でも電気代が安い

夜間の電気料金を割安にするという点で「深夜電力」に似ていますが、スマートライフプランでは、日中でも在宅の可能性が高い土日・祝日は日中の電気料金も割安に設計されています。

ポイントを交換できる提携企業が多い

ポイントを交換できる提携企業が多い

お得に貯まったポイントを有効に活用するためには、交換先が豊富であることも重要なメリットとなります。

毎月の電気料金200円につき1ポイント貯まるほか、カテエネ入会時100P、使用実績チェックで最大1,440P、家族ポイント割加入の家族に毎月100Pなどで、2年間で約5,910ポイントも貯めることが可能です。

楽天ポイント・Tポイント・ポンタ・dポイント・nanaco・waonなど豊富な交換先が用意されているので、せっかく貯まったポイントを有効活用できます。

サポートセットを利用可能

スマートライフプランに加入すると「暮らしサポートセット」が利用可能となります。

「暮らしサポートセット」は、日常生活での困りごとやトラブルが生じた際にサポートを得られるサービスです。

月額300円(税込)の基本料金がかかりますが、水回りや電気のトラブル、鍵やガラスの修理などの日常生活での困りごとやトラブルの際に、作業料や出張料がかからず利用することができます。

また、キッチン周りやエアコンの専門業者による清掃などを割引価格で利用することも可能です。

スマートライフプランのデメリット

夜間の電気料金が割安になる反面、スマートライフプランにはデメリットも存在します。

平日昼間の電気代が通常プランより高い

深夜電力でもそうでしたが、夜間の電気料金を割安に設定したプランはどうしても平日日中の電気料金が割高になってしまう傾向があります。

夜の仕事に転職したなどで、生活サイクルが変わって夜間の電気使用量が減り、日中の電気使用量が増加した場合にはプランの再検討が必要です。

新電力会社に比べて基本料金が割高

相対的に新電力会社と比べると料金は割高な傾向にあります。

電気はどこと契約しても「質」は変わらない特殊な『商品』です。新電力だから電気の質が悪い、停電しやすい、停電時の復旧が遅いなどはいわゆる都市伝説であり、事実ではありません。

電気の質が変わらない前提で、電気料金の安さを最優先で考えるのであれば、新電力会社との契約がおすすめです。

スマートライフプランの電気料金

区分

単位

料金単価(税込)

基本料金

契約容量10kVAまで

ひと月1契約につき

1,597.04円

契約容量10kVAをこえる場合

ひと月1kVAにつき

297円

電力量料金

デイタイム

1kWhにつき

38.95円

@ホームタイム

1kWhにつき

28.76円

ナイトタイム

1kWhにつき

16.63円


スマートライフプランの基本料金および時間帯ごとの電気料金です。

ナイトタイムが最も割安で、16.63円/1kWhです。デイタイムは33.95円とナイトタイムの2.3倍以上の料金設定となっています。

スマートライフプランを契約していて日中に電気を使用するのはかなり割高で非効率であることがわかります。

@ホームタイムとは、本来デイタイムの時間帯でも在宅の可能性が高い時間帯に設けられた少し割安料金の時間帯で、ナイトタイムの1.7倍の料金となっています。

平日は10時~17時を除く8時~22時の間、土日祝日は8時~22時の間に設定されています。デイタイムよりは割安ですが、ナイトタイムと比べるとかなり割高な料金設定となっています。

スマートライフプランの料金値上げ

中部電力では、2023年4月1日以降からスマートライフプランの基本料金・電気量料金を値上げしています。

・基本料金 契約容量10kVAまで … 1,487.04円→1,597.04円(約7.4%値上げ)

・基本料金 契約容量10kVAをこえる場合 … 286円→297円(約3.8%値上げ)

・電力量料金 デイタイム … 38.71円→38.95円/1kwh(約0.6%値上げ)

・電力量料金 @ホームタイム … 28.52円→28.76円/1kwh(約0.8%値上げ)

・電力量料金 ナイトタイム … 16.30円→16.63円/1kwh(約2.0%値上げ)

近年の地勢リスクや円安によるエネルギー価格の高騰は、スマートライフプランにも影響を与え、料金の値上げが行われました。

今後も再び値上げが行われるかどうかは定かではありませんが、円安は若干改善の様相ですが、地勢リスクについては良い状況ではないので再値上げの可能性がないとは言い切れません。

スマートライフプランを利用条件

中部電力スマートライフプランを利用することができるのは、中部電力の営業管内に居住する方すべてです。

中部電力エリア

・愛知県

・三重県

・岐阜県

・静岡県(富士川以西)

・長野県

自己所有の戸建て住宅だけでなく、分譲マンションであっても中部電力ミライズへの切り替えは可能です。

また、賃貸物件であっても切換え可能ですが、集合住宅全体が電力会社との一括契約(一括受電契約)を結んでいる場合には、個別世帯だけを中部電力ミライズに切り替えることはできません。

契約期間は、電気の使用開始日が属する年度4月1日~翌年3月31日までで、以降、1年ごとに自動更新されます。

契約時の初期費用(契約金など)はかかりません。また、年度末または年度途中で解約、他社切換えを行った場合でも、解約手数料や解約違約金はかかりません。

料金支払い方法

中部電力ミライズ

画像出典:中部電力ミライズ

・クレジットカード

・口座振替

・電子決済

・振込用紙

から選べます。振込用紙の場合は、コンビニなどの店頭のほか、PayPay、楽天ペイ、d払い、au Pay、PayB、LINEPay、ファミペイのスマホ決済アプリからの支払いも可能です。

日中の電力にソーラー発電を活用

スマートライフプランは夜間の電気料金はお得でも、日中に利用してしまうと割高であることがわかりました。

そうはいっても日中に電気をまったく使わないという訳にはゆきません。

そこで、ソーラーパネルによる太陽光発電とポータブル電源による蓄電をおすすめします。

大きな電力を使う温水器やエコキュートは夜間の電力に任せて、日中はスマホの充電やパソコンやガジェットの電源、コーヒーメーカーや炊飯器などの家電などの利用程度に留めるのであれば、ソーラーパネルとポータブル電源による「電力自給」でかなりの電力を賄うことができます。

仮に最大出力350Wのポータブル型のソーラーパネルがあったとすると、1日の日照時間を約5.5時間とした場合、最大でおよそ1,925w≒2,000wの電力を発電することが可能です。

1日あたり2,000whの電力を余力として持っていれば、スマホ充電やガジェットへの給電、さらには電気ケトルや電気炊飯器、電子レンジなどを利用するのに十分です。

ケトルも炊飯器も電子レンジも、消費電力は大きいですが連続使用時間が短いため、総消費電力は実はあまり多くないので、2,000Whの電力で充分まかなうのです。

しかも、ソーラーパネルで発電した電力をポータブル電源に貯めておいて利用することで、好きな時間、好きな場所で自家発電の電力を活用することが可能です。

日中はソーラー発電で得た自家発電の電力、夜はスマートライフプランで割安な電力を使い分けることで、さらにスマートでエコな暮らしを実現することが可能です。

 

 

中部電力スマートライフプランまとめ

電力各社は深夜電力プランの提供を終了していますが、さらに内容を進化させた「スマートライフプラン」が中部電力から提供されています。

中部電力管内の方しか利用できませんが、夜間に電力消費が多い場合には検討して見ると良いかもしれません。ただし日中の電力消費には十分注意が必要です。

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