近年ソロキャンプがブームとなっており、興味を持つ女性も多いのではないでしょうか。しかし、ソロキャンプ女子ならではの危険やトラブルも多く潜んでいるのです。この記事では、ソロキャンプ女子が安全に楽しむために、注意してほしい危険と対策を詳しくご紹介します。
ソロキャンプ女子に注意してほしい3つの危険
キャンプ自体、野外で寝泊まりするため少なからず危険がありますが、ソロキャンプ女子はそれに加えて、人為的な危険やトラブルに巻き込まれやすい傾向があります。
まずは、どのような危険が起こりうるのかを事前に把握しておきましょう。
ナンパ・付きまとい行為
女子がソロキャンプをしていると、異性が不純な動機で声をかけてきたり、ナンパや付きまといをしてくる恐れがあります。断ることでトラブルに発展してしまう可能性もあり、怖くて断れないこともあるかもしれません。
また、親切心を装って一方的にお節介を焼かれたり、サイトに居座ってなかなか帰らないといったトラブルは、キッパリと断るのが難しく、せっかくの楽しい時間を邪魔されてしまうことも。
夜間や就寝時のトラブル
夜間や就寝時は暗くて人気がないため、悪意を持った人には絶好のタイミング。
テントの中を覗かれたり、押し入られてしまった場合、女子ひとりでは対処できません。絶対に許される行為ではありませんが、一番危険な時間帯であるということを把握し、備えられることは事前に準備し、対処方法を考えておくことが大切です。
盗難被害に遭いやすい
ソロキャンプの場合、テントを離れる際に荷物を盗難されるリスクが高まります。特にソロキャンプ女子は力関係の観点からなめられやすく、被害に遭いやすいのです。
貴重品は必ず持ち歩き、荷物から離れる際は盗難されないよう警戒心を持って行動する必要があります。
ソロキャンプ女子が気をつけたい安全対策
ソロキャンプ女子が危険に巻き込まれやすいのは事実ですが、身を守るための安全対策を知り、きちんとした事前準備を行えば、巻き込まれるリスクを減らすことができます。
そこで、ソロキャンプ女子が気をつけたい安全対策をご紹介します。
安全性の高いキャンプ場を選ぶ
ソロキャンプ女子が安全に楽しく過ごすために大切なのは、安全性の高いキャンプ場を選ぶことです。初心者や経験の浅い人は、以下の4点を考慮して選びましょう。
1.管理人常駐のキャンプ場
管理スタッフが24時間常駐しているキャンプ場では、万が一のトラブルが起きた際にすぐに対応をしてくれるので安心です。
また、管理スタッフの目があることを利用客が知っているため、防犯性が高く、そもそも問題が起きにくいということも考えられます。
2.ファミリー層に人気のキャンプ場
家族連れに人気のキャンプ場は一般的にトラブルが少ない傾向があります。
男性ソロキャンパーが多いキャンプ場と比べて平和的であることはもちろん、ファミリー層が多いと、トラブルが起きた際でも頼りやすい雰囲気なので、安心して過ごすことができます。
3.電波が入るエリア
万が一のトラブルが起きた際に、警察や家族と連絡が取れるよう携帯電話の電波が入るエリアを選ぶことが大切です。
小さいトラブルであれば、対処法をネットで調べることもできるので、初心者や経験の浅い方は特にチェックしておきたい項目になります。
4.区画サイト
区画サイトのあるキャンプ場では、利用するスペースが1つ1つ分かれているため、近隣のキャンパーと適度な距離を保つことができます。
境界線のないフリーサイトと比べてテント周辺のセキュリティ確保がしやすく、トラブルになりにくいため、安心して過ごすことができます。
設営場所を工夫する
より安全にソロキャンプを楽しむために、キャンプ場だけでなく、テントの設営場所まで気にかけると良いでしょう。
人目のある場所を選ぶ
安全性の高いキャンプ場だとしても、暗い場所や奥まった場所は人目が少ないため避けた方が良いです。
管理棟やファミリーキャンパーなど、信頼性の高い人が近くにいる場所を選ぶようにしましょう。
ただし、トイレやシャワー室などの共用部分の近くは人通りが多くなってしまうため、程よく見晴らしが良い場所を選ぶことが望ましいです。
男性グループの近くは避ける
男性キャンパーが多い場所に設営をするのは、なるべく控えた方が良いです。
特に男性グループの近くは、酔っ払ったノリで絡んでくる恐れもありますし、複数人というだけで、万が一の際に対処が難しくなります。
ぱっと見で警戒心を持つようなキャンパーとは、特に距離を保つよう意識しましょう。
SNSでのリアルタイム発信は控える
滞在中、SNSでのリアル発信には注意しましょう。
キャンプサイトやご飯の写真を、ついついその場で投稿したくなってしまいますが、ソロキャンプ女子であることや、個人のテントを特定されてしまうリスクもあります。
日にちをずらしたり、非公開のアカウントで投稿するなど、ソロキャンプ女子のSNS発信には、いつも以上に気をつけてください。
対策グッズを準備をする
行動面で気をつけることはもちろん、防犯や安全のための対策グッズがあると安心です。
また、他のキャンパーとモノの貸し借りをするのはトラブルに繋がりやすいため、不必要な関わりを持たないためにも、必要なグッズは前もって準備をして備えましょう。
防犯グッズの用意
防犯ブザーやセンサーライトなど、防犯グッズの用意をしておくと安心です。
中には防犯スプレーや防犯カメラなど、より強力な防犯グッズを用意しておくソロキャンプ女子もいます。センサーライトや防犯カメラなどは、設置しているだけでも十分な防犯効果が見込めるためおすすめです。
就寝時にも安全な用意(前室付きテントや南京錠)
就寝時に常に気を張って過ごすことは難しいため、安全に過ごすための用意をしておく必要があります。
少し値が張りますが、テントの入り口に前室があるテントを選ぶことで、テントの中が見えにくくなり、安心です。
また、テントの入り口部分は南京錠と防犯ブザーを組み合わせることで、万が一の際にピンが外れ、ブザーが鳴るようにもできます。見た目からも、防犯対策をきちんとしているアピールになるのでおすすめです。
女子一人だと分かりにくい工夫
女子一人だということが周囲に分かりにくい工夫をするだけでも、防犯対策になります。
多めに食器やチェアを用意したり、2人用のテントを設置したりすることで、他にも人がいるのかもと思わせることができます。また、男性の靴を置いたり、同行男性と通話しているフリをすることで、ソロキャンプ感を出さないようにすることも。
明らかにソロキャンプ女子だと分かるような装いは、トラブルが起きやすくなるので避けましょう。
ソロキャンプ女子が用意しておきたいアイテム
ソロキャンプ女子におすすめのアイテムをご紹介します。
防犯ブザー系
防犯ブザー系のアイテムは、緊急時に助けを求めたり、遭難時に居場所を伝えるのに役立ちます。また、電池などや誤作動の心配がないホイッスルもおすすめです。
ラジオ
キャンプ場でラジオを聞いたり音楽を流す用途としても使えますが、ひと気を出すために流しておくこともできますし、万が一、災害が発生した際の情報収集にも活用することができます。
センサーライト
不審者や動物が近づいたときに、自動感知して点灯します。夜間でも周囲の状況を確認できるだけでなく、置いておくだけでも防犯対策として役立つのでおすすめです。
南京錠
盗難防止に利用できます。鍵の南京錠は無くしてしまったときに大変なので、ダイヤル式や指紋認証式のスマートロックがおすすめ。テントや荷物など、さまざまな用途で使用できるのでいくつか準備しておきましょう。
ポータブル電源
ポータブル電源があれば、スマホやパソコンの充電はもちろん、テント内で扇風機や電気毛布を使用することが可能になります。万が一の際にも、電気が使えるのは安心ですし、キャンプ内の利便性が向上するので、一台は持っておきたいアイテムです。
ソロキャンプにおすすめのポータブル電源
エントリーモデルなら「EB3A」
項目 | 詳細 |
---|---|
容量 | 268Wh |
充放電サイクル数 | 2,500回以上 |
出力 | 600W(電力リフトで最大1,200W) |
充電時間 | 最大430WのAC入力、30分で80%まで、1時間強でフル充電 |
特色 | 最小最軽量、リン酸鉄リチウムイオン電池、BLUETTI アプリ対応、拡張バッテリー対応 |
BLUETTI史上最小最軽量モデルなので持ち運びやすく、比較的リーズナブルに手に入るため、初めてポータブル電源を買う人にもおすすめです。
ベージュカラーは軽やかな色合いで、女性的なインテリアにも馴染むため、ソロキャンプ女子にもおすすめと言えます。
本格キャンパーでも使える「EB70S」
項目 | 詳細 |
---|---|
容量 | 716Wh |
充放電サイクル数 | 2,500回以上 |
出力 | 800W(電力リフトで最大 1,400W) |
充電時間 | 200WのACアダプターで、4~4.5時間でフル充電 |
特色 | 20ミリUPS機能付き、12台デバイス同時給電が可能、ワイヤレス充電付き、リン酸鉄リチウムイオン電池、エコモード機能搭載 |
コンパクトにも関わらずパワフルに使用できるため、本格キャンパーでも満足に活用することができます。12台デバイス同時給電可能なので、万が一の際にも頼れる1台。
冬のキャンプなど、過ごしにくい環境でも余裕を持ってサポートしてくれるため、キャンプの幅を大きく広げてくれます。
まとめ
ソロキャンプ女子は気をつけなければいけないことも多いですが、いつもと違う静かな自然の中で、一人の時間を過ごすことができる魅力があります。
防犯グッズやポータブル電源などの便利なグッズを活用して、快適なキャンプを堪能してください。