キャンプで使用するグッズは、防災にも役立つことをご存じでしょうか。
キャンプグッズは軽量かつコンパクトで持ち運びやすく、機能性が高いものも多いため、もしもの災害時に活躍します。
今回は、防災に役立つキャンプグッズを「災害発生時」と「避難所の生活時」に分けて紹介します。
さらに、避難生活を体験する「防災キャンプ」についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
防災に役立つキャンプグッズ【災害発生時】
災害発生時の防災に役立つキャンプグッズは、以下の7つです。
- ランタン・ヘッドランプ・ライト
- ウォータータンク
- カセットコンロ・バーナー
- 簡易トイレ
- クッカー
- クーラーボックス
- ポータブル電源
こちらでは、上記7つについて解説します。
ランタン・ヘッドランプ・ライト
キャンプグッズのランタン・ヘッドランプ・ライトは、停電時に周囲を照らせるので防災に役立ちます。
また、冬など気温が低いときの災害時には、ガソリン・LPガス・灯油を使用するランタンなら暖をとれるため、寒さ対策にも活用できるでしょう。
ウォータータンク
ウォータータンクは、災害で断水になってしまった場合に役立つキャンプグッズです。
災害で断水になってしまった際、給水車などで配られた水を家に持ち帰る容器として使うことができます。
持ち運びやすい軽いものや、コック付きで注ぐ量を調節しやすいものだと、より災害時に役立つでしょう。
カセットコンロ・バーナー
カセットコンロやバーナーは、災害時の食事に役立ちます。
電気やガスが止まってしまったときも、簡単な調理をしたり飲み物を温めたりなどに活用できます。
災害時に「ボンベが足りなくて使えない」ということがないように、ボンベの備蓄数を確認しておくと良いでしょう。
簡易トイレ
簡易トイレも、防災に役立つグッズの1つです。
災害により停電や断水が起きると、トイレがしばらく使用できなくなるケースがあるため、仮設トイレが設置されるまで簡易トイレが活躍します。
仮設トイレの設置には3日以上かかる場合も多いので、3〜7日分ほど使える人数分の数を用意しておくのがおすすめです。
クッカー
キャンプなどで使用されるアウトドアクッカーは、「お湯を沸かす」「お米を炊く」「鍋料理を作る」など万能に使える調理道具のため役立ちます。
災害時にクッカーがあれば、非常食を温めたり簡単な調理をしたりなどができるため、調理の際に役立つ防災グッズだといえるでしょう。
アウトドアクッカーは積み重ねてコンパクトに収納できる製品も多いので、いざというときに持ち運びやすいのも特徴です。
クーラーボックス
キャンプ用に使用しているクーラーボックスも、防災に役立つグッズです
停電が起きた時点から冷蔵庫内の温度は上昇していくので、クーラーボックスに食材を移し替えて保冷するために使用できます。
保冷の際は、冷凍庫で凍らせておいた保冷剤やペットボトルなどをクーラーボックスに入れると良いでしょう。
ポータブル電源
ポータブル電源は防災に最も適したキャンプグッズの1つでしょう。
ポータブル電源があると、情報収集に欠かせないスマホやPCを充電したり、調理家電で料理をしたりなど、停電時でも電気製品を使うことができます。
また、停電時は食材を保冷するために冷蔵庫を稼働させることもできるうえ、扇風機や電気毛布で暑さ・寒さ対策を行うことも可能です。
さらに、ソーラーパネルと組み合わせることで、停電が長期化した場合でも日光で発電し、ポータブル電源に充電できます。
防災に備えるなら大容量で持ち運びやすいタイプの製品が一押しですよ。
防災に役立つキャンプグッズ【避難所の生活時】
避難所の生活時において役立つキャンプグッズは、以下の5つです。
- キャンプリュック
- ワゴン
- 寝袋・マット
- テント
- ストーブ
こちらでは、上記5つのグッズについて解説します。
キャンプリュック
キャンプリュックは「防災リュック」として使用することもできます。
防災リュックとは、災害時に備えて日用品や食料品を入れて持ち出すためのもの。
避難所では生活に必要なものが不足している可能性があるため、日用品や食料品を詰めたリュックは欠かせないものになるでしょう。
安全な場所へ避難する際、すぐに持ち運べるように、防災リュックは玄関付近などに置いておくようにすると良いでしょう。
ワゴン
キャンプ用のワゴンは、避難所への移動の際に役立ちます。
耐荷重が大きいワゴンなら、手で運ぶのが難しい重量の荷物でも、一度に多くのものを避難所へ持ち運べるでしょう。
キャンプ用のワゴンはコンパクトに折り畳んで収納できるタイプも多いので、使わないときにスペースを取らないのもメリットだといえます。
寝袋・マット
寝袋やマットは避難所で睡眠をとる際に役立ちます。
避難所で布団や毛布が不足することもあるため、寝袋やマットを持参すると快適に眠れるでしょう。
避難所になる体育館や公民館などの床は硬い場合もあるので、クッション性のある製品だと快適性が向上します。
冬であればインナーシュラフがあると、寝袋単体で使用するよりも防寒対策にもなりますよ。
テント
テントは避難所でのプライベートな空間作りに役立ちます。
避難所では周囲に知らない人がいる中で生活をしなくてはいけないため、視線を遮るテントがあると安心感が高まるでしょう。
避難所のスペースは限られているため、小さめのテントが適しています。
ストーブ
キャンプ用のストーブは軽量性に優れたものも多く、避難所に持参して防寒対策にぴったりです。
避難所では暖房器具が備わっていない可能性があるため、防寒服を着ていても寒く感じることもあるでしょう。
備蓄の毛布が足りないことも考えられるので、キャンプ用のストーブが役立つシーンは多いかもしれません。
防災のために用意したいその他の道具
防災のために用意したいその他の道具は、以下の4つです。
- 新聞紙
- アルミホイル
- ラップ
- 空き缶
保温性の高い新聞紙は、丸めて寝袋に入れておくとより温かく感じるため、防寒対策に最適です。
また、アルミホイルは食事の際に皿の代わりとして使うなどの用途があります。
ラップは皿にかぶせて使えば汚さずに済むうえ、臭いが気になるゴミを包むという使い方もできるでしょう。
空き缶があれば、非常用ランプや簡易的なストーブを作れるため、用意しておくのがおすすめです。
災害時のための日頃の準備については「もしもに備えて 災害時の困ったことランキングから学ぶ、日頃の準備」の記事でも解説しています。
「防災キャンプ」に挑戦してみよう
災害時を想定して「防災キャンプ」に挑戦することで、電気やガスなどがない中での生活の仕方がわかるといったメリットがあります。
こちらでは、防災キャンプとは何かと、防災キャンプのやり方について解説します。
防災キャンプとは
「防災キャンプ」とは防災訓練の1つで、災害時の避難生活を疑似体験する活動のことです。
避難所に泊まるなどの体験をして、電気やガスがなく、水が不足している中で生活をすることで、災害時のためにどのような備えが必要かを知ることができます。
防災キャンプを経験しておくことで、いざというときの避難所生活を乗り越えられる力が身に付くでしょう。
防災キャンプのやり方
防災キャンプを行うには、自治体が開催するイベントに参加するか、キャンプで電気やガスを使わない体験をするといった方法があります。
自治体の防災キャンプは、道具の準備が必要ない場合が多いので、キャンプグッズがない方でも参加しやすいでしょう。
他の参加者と一緒に体験できるため、初めてで不安な方も心強いという特徴もあります。
キャンプ場で防災キャンプを行う場合、ファイヤースターターを使って火を起こすなど、できるだけ電気やガスを使わずに行うと避難生活の大変さが体験できるでしょう。
テント内で火を扱う際は、一酸化炭素中毒や火災に十分注意しましょう。
防災に備えておきたいポータブル電源とは?
ポータブル電源を防災に備えておくことで、スマホやライトの充電や、食材の保冷と調理、さらに防寒対策など様々なことができます。
このように幅広く防災に活躍するポータブル電源を備えるなら、「BLUETTI AC180 大容量ポータブル電源」がおすすめです。
BLUETTI AC180は「大容量で高出力」「急速充電ができる」「持ち運びやすい」という特徴があり、防災に適したポータブル電源だといえます。
1,152Whの大容量かつ1,800Wの高出力のため、災害時でも以下のように電気製品を使えます。
- スマホ(15W)は約62回充電できる
- 車用冷蔵庫(60W)は約15時間使える
- 炊飯器(200W)は約4.4時間稼働できる
- 電子レンジ(600W)は約1.5時間使える
上記のように大きな容量を備えながら、充電も短時間で行えます。
最大1,440Wの急速充電に対応しており、残量0%から80%までを45分で充電できるのです。
災害時にソーラーパネルで充電することを想定した場合も、2.8~3.3時間でフル充電できます。(500Wのソーラーパネル入力の想定)
また、災害時は、容量や充電速度だけでなく持ち運びやすさも気になりますよね。
BLUETTI AC180はサイズがコンパクトで取っ手付きのデザインのため、災害時にも持ち運びやすいです。
これらの機能を備えたBLUETTI AC180は防災に役立つといえるでしょう。
まとめ
今回は、災害発生時と避難所の生活時における役立つキャンプグッズなどをご紹介しました。
キャンプグッズは軽量かつコンパクトなうえ機能性も高い製品が多いので、避難所などへの移動で持ち運ぶ場合や電気やガスのない災害時に役立つものばかりです。
もしもの災害時のために、キャンプグッズを持ち出しやすい状態にしておき、ポータブル電源は充電しておくといった日々の備えも重要になるでしょう。