キャンプの際に車中泊を行う場合、電気を使用したいと感じるところですよね。また、災害対策として車中泊の準備を進めている方も多いのではないでしょうか。
車中泊で電気を使用したいときは、ポータブル電源を検討してみるのがおすすめです。しかし、どのようなポータブル電源が、車中泊に適しているのかわかりにくいところでしょう。
そこで本記事では、車中泊におすすめのポータブル電源や選び方についてわかりやすく解説します。
災害対策として車中泊に適したポータブル電源を探している方、キャンプで車中泊を行う際に電気を使用したい方などは、ぜひ参考にしてみてください。
車中泊にポータブル電源がおすすめの理由
ポータブル電源は、車中泊を豊かにする上でメリットの多い設備といえます。
なぜなら、ポータブル電源1台用意するだけで、ヒーターや電気毛布、小型のIHクッキングヒーター、小型冷蔵庫といった家電製品を稼働させたり、パソコンや充電式ラジオ・スマートフォンへ充電できるからです。
キャンプをより楽しめるほか、災害発生時に車中泊しなければいけないときも役立つ設備で、キャンプ好き・災害対策を考えている方どちらにもメリットがあります。
その他キャンプに必要なものについては、「【初心者必見】日帰りキャンプに必要なもの!持ち物・費用・場所を解説」こちらも参考にしてみてくださいね。
車中泊向けのポータブル電源を選ぶポイント
車中泊にポータブル電源が合っていることを理解したあとは、どのようなポイントに注目しながら比較検討すべきなのか確認していきましょう。
車中泊の目的を明確にしておく
まずは、車中泊でどのような製品を使用したいのか、用途や利用シーンを具体的にしておくことが大切です。
ポータブル電源の容量は、メーカーや型番によって大きく異なります。
たとえば、複数の家電製品を長時間使用したいときは、1,000Wh以上などの大容量タイプを選ぶのがおすすめです。一方、車中泊で使用するのが、スマートフォンやパソコン、コーヒーメーカーなど比較的消費電力の少ない機器といった場合であれば1,000Wh未満の小型タイプでも楽しめます。
実際に使用できる電力が大きい製品を選ぶ
高性能なポータブル電源を使用するためには、実際に使用できる電力量を可能な範囲で調べておく必要があります。
ポータブル電源のカタログに記載されている容量は、公称値と呼ばれる数値で、実際に使用できる電力量ではありません。なぜなら、ポータブル電源に貯められた電気は、本体の冷却などにも使用されるためです。
一般的な数値としては、公称値の80%であれば実用性という点で信頼できる水準といえます。
実際に使用できる電力量については、口コミやレビューサイトなどに記載されている場合があります。公称値だけでなく実際に使用できる電力量も確認できる場合は、参考にした上で検討を進めてみましょう。
車中泊で複数の製品を使用する場合は出力の高い製品から検討する
車中泊で複数の製品を同時に使用したい場合は、定格出力の高いポータブル電源から比較検討を進めていくことが大切です。
たとえば、定格出力1,000Wの場合は、消費電力1,000Wの製品を稼働させることが可能です。また、小型冷蔵庫や電気毛布など複数の製品へ同時に稼働したい場合は、合計の消費電力1,000Wまでであれば電気を供給し続けられます。
消費電力の高い電気ケトルや電子レンジ、ドライヤー、小型IHクッキングヒーターなどを車中泊で使用する場合は、定格出力1,000W以上のポータブル電源から検討してみましょう。
反対に消費電力の小さいパソコンや電気毛布、扇風機、LEDライトなどに使用する場合は、700W前後のポータブル電源でも問題ありません。
複数の製品を使用できるポートや機能かどうか確認する
複数の製品へ同時に給電したい場合は、ポータブル電源の出力ポートや機能を確認した上で検討を進めていきましょう。
具体的には、ACコンセント2口以上のほか、USBポートやシガーソケットも搭載されているポータブル電源を選ぶのがおすすめです。
ポータブル電源の出力ポートとは、外部の機器へ給電する際に使用する端子のことです。出力ポートの数や種類が豊富であればあるほど、その分複数のデバイスや機器へ同時に給できるようになります。また、都度コンセントを抜き差しする手間を省けるため、快適な車中泊を目指す上で重要なポイントです。
多彩な充電方法を選べるポータブル電源から比較する
長時間ポータブル電源を使用する場合は、充電方法の多彩な商品から比較していくことをおすすめします。
とくに車中泊の場合は、シガーソケットから充電できるタイプを選ぶのが大切です。また、車載バッテリーの電力消費を抑えたい場合は、ソーラーパネル対応のポータブル電源から検討してみましょう。
入力ポートにソーラーパネル用の端子があれば、晴れた日の日中にソーラーパネルから発電を行えます。また、日常的にソーラーパネルを使用すれば、電気料金の削減効果も目指せます。
サイズや重量を確認する
車中泊用にポータブル電源を使用する場合は、サイズや重量についても確認しておく必要があります。
ポータブル電源のサイズや重量は、メーカーや容量、型番によって大きく異なります。そのため、よく確認せずに購入してしまうと、重すぎて運べない・持ちにくいなど後悔してしまう可能性もあります。
購入前は、カタログなどからポータブル電源のサイズと1台あたりの重量、形状、持ち手の有無を確認しておきましょう。
車中泊におすすめのポータブル電源【小容量】
続いては、車中泊におすすめの小型ポータブル電源を紹介します。
小型ポータブル電源の魅力は、なんといっても軽量・コンパクトという点です。ただし、すぐに残量不足になってしまう可能性もあるため、こまめな充電が欠かせません。
これから小型ポータブル電源を購入する方は、高速充電機器のBLUETTI Charger 1も併用してみるのがおすすめです。
BLUETTI Charger 1の詳細については、「6倍急速充電!BLUETTI Charger 1で広がる新しい車中泊:快適で効率的な電力供給のすすめ」から参考にしてみてくださいね。
BLUETTI AC50B 小型ポータブル電源
BLUETTI AC50Bは、電気毛布や扇風機、LEDライト、パソコンなどを使用したい人にぴったりの小型ポータブル電源です。
AC50Bは、容量448Wh・出力700Wというスペックで、前述の電気毛布などのほか、炊飯器やヒーターなどにも給電できます。また、電力リフトモードを使用すれば、定格出力を1,000Wに引き上げられるため、消費電力の高い機器も稼働させることが可能です。
充電時間については、最新の高速充電技術によって、80%までの充電をわずか45分で完了できます。すぐにキャンプを行いたいときも、スピーディに充電できるのは嬉しいポイントですね。
本体は280mm×200mm×220mmと小型で、荷物が多い状況でも収納しやすいサイズ感です。重量は約6.7kgで、ポータブル電源の中でも軽量化されています。
容量が少し足りないと感じたときは、拡張バッテリーのB80を連携させるだけで、806Whまで引き上げられます。また、入力ポートにはソーラーパネルの端子が含まれているので、日中に発電した電気を夜間に活用することも可能です。
BLUETTI EB3A 小型ポータブル電源
BLUETTI EB3Aは、とにかく小型軽量のポータブル電源が欲しい方にぴったりの商品です。
サイズは255mm x 180mm x 183mmと、BLUETTIポータブル電源シリーズの中でもとくに小型化されたポータブル電源といえます。車中泊を行いたいものの、一般的なポータブル電源を設置するスペースがない、という方にも検討しやすいサイズ感です。
また、1台あたりの重量は4.6Kgと非常に軽く、持ち運びやすさを重視している場合にもおすすめです。
EB3Aの容量は268Whで、扇風機約2.5時間、炊飯器約1時間、ヒーター約0.6時間、製氷機約0.8時間稼働させる能力を持っています。日帰りのキャンプを考えている方などには、使いやすいといえます。
定格出力については600Wで、電力リフトモードを使用すれば1,200Wまでの機器を使用することが可能です。また、高性能のBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されているので、効率的に電力を使用できるよう自動制御してくれます。
出力ポートは多彩で、AC100Vコンセント2口のほか、USBのAポートとCポート、DCポート、シガーソケット、ワイヤレス充電が搭載されています。同時に複数のデバイスへ給電しながら車中泊を楽しめるEB3Aは、小型軽量かつ使いやすさを重視している方にもおすすめです。
BLUETTI AC70 小型ポータブル電源
BLUETTIポータブル電源の中でも人気商品のAC70は、全面バージョンアップされたモデルで、小型モデルの中でも比較的容量の大きい仕様となっています。
コンパクト・軽量モデルで500Wh以上の容量が欲しい方、小型ポータブル電源で2,000Wの高出力タイプを求めている方などには、ぜひ取り入れたい商品です。
AC70は、容量768Wh・出力1000Wというスペックで、小型ポータブル電源の中でも大容量かつ高出力といえます。たとえば、ノートパソコンなら約7時間、扇風機約7.3時間、液晶テレビ約8.2時間、炊飯器約2.9時間、電気毛布約1.7時間連続稼働させられます。
そのため、車中泊をしている間でもテレビが見たい方、調理機器や暖房を使用したい方などにとって使いやすく容量といえます。
出力に関しては、電力リフトモードを使用することで2,000Wの機器にも給電することが可能です。ドライヤーなど消費電力の高い機器を使用する際は、とくに役立つ機能といえるでしょう。
また、フル充電にかかる時間はわずか1.5時間程度なので、充電時間が気になる方にもメリットを感じられます。
小型ポータブル電源選びで容量も重視している方は、BLUETTI AC70も検討してみてはいかがでしょうか
車中泊におすすめのポータブル電源を紹介【大容量】
続いては、車中泊におすすめの大容量ポータブル電源を紹介します。
BLUETTI AC180 大容量ポータブル電源
BLUETTIの大容量ポータブル電源で人気のAC180は、他のモデルと同様にアプリと連携しているほか、耐久性や容量・出力などのバランスがとれています。
大容量ポータブル電源を初めて購入する方や容量1,000Whで十分という方、1時間でフル充電できる大容量ポータブル電源を探している方などは、とくにおすすめの商品です。
AC180は容量1,152Whで、さまざまな製品を長時間使用しやすいといえます。たとえば、ドライヤー約0.7時間、電子レンジ約1.5時間、ヒーター約0.5時間稼働することが可能です。
出力については1,800Wと高く、消費電力の高いドライヤーなどにも給電できます。また、電力リフトモードを使用すれば、2,700Wまで引き上げられます。車中泊で消費電力の高い機器を複数同時に使用したいときは、とくにメリットを感じられる部分です。
出力ポートは、AC100Vコンセント4口のほか、USBのAポートとCポート、DCポート、ワイヤレス充電が搭載されています。また、入力ポートにはソーラーパネル用の端子があるので、発電した電気を貯めながら車中泊を楽しめます。
さらに、これだけの大容量ながら重量わずか約17kgと軽量設計な点も、嬉しいポイントのひとつです。
バランス型の大容量ポータブル電源を探している方などは、この機会にAC180についても検討してみてはいかがでしょうか。
BLUETTI Elite 200 V2 大容量ポータブル電源
新発売のBLUETTI Elite 200 V2は、AI-BMS (バッテリー管理システム)搭載のほか、豊富な出力ポートや17年の長寿命、小型化など、さまざまな点で進化しているモデルです。
最新の大容量ポータブル電源が欲しい方や10年以上稼働できるポータブル電源が欲しい方、出力3,000Wの高出力タイプを探している方などは、とくに取り入れたい商品といえます。
Elite 200 V2は2,073.6Whと前段のAC180よりも大容量で、より多くの製品を長時間稼働させたいときにもぴったりです。また、出力に関しては2,200Wなので、ドライヤーや電子レンジといった商品電力の高い製品を同時に使用できるスペックを持っています。さらに、電力リフトモードを使用すれば、3,300Wまでの消費電力に対応することが可能です。
これだけの大容量ながらサイズは従来品より約40%コンパクトになっており、車内のかぎられたスペースでも余裕をもって配置できます。さらに、最大9台のデバイスへ同時給電できるため、調理機器やその他電子機器を活用しながら車中泊を楽しむことが可能です。
本体には自動車グレードのバッテリーが搭載されており、耐久性の高い仕様です。また、AI-BMS (バッテリー管理システム)がバッテリーをリアルタイムで監視しているため、信頼性も高いといえます。
サイクル数は驚異の6,000回で、約17年稼働できる長寿命な仕様です。長くポータブル電源を使用していきたい方にとっては、メリットを感じられるでしょう。
ちなみに本体のバッテリー残量や状態などを確認したりモードを切り替えたりしたいときは、専用のBLUETTI アプリから簡単に操作できるようになっています。
BLUETTI AC300+B300K
BLUETTI AC300+B300Kは、家庭用蓄電池レベルの容量を求めている方などにおすすめの大容量ポータブル電源です。
本製品は、AC300マスターモジュールという本体に加えて、拡張バッテリーのB300Kが付属しています。容量は2,764WhとElite 200 V2よりも大きく、拡張バッテリーを4台接続すれば最大22,118.4Whまで増やせます。最大容量の場合は、エアコン約10時間、ドライヤー約7.7時間、電子レンジ約16.6時間、ヒーター約5.5時間稼働させることが可能です。
また、非常に容量が大きいモデルではあるものの、充電時間わずか約1.6時間という点も使いやすく嬉しいポイントです。
出力については3,000Wと、他のモデルよりもさらに高出力となっています。また、オプションのP030Aを使用すれば、定格出力を6,000Wに引き上げられるのが強みのひとつです。ドライヤーなど高い消費電力の機器を複数同時に長時間使用できるのは、家電製品を多数使用する方にとってメリットの大きなポイントといえます。
また、200V電源に対応しているため、オール電化住宅や200V機器を使用したい方にとってもメリットがあります。
そのほかには、停電時に役立つUPS機能が搭載されており、パソコンなどのデータ破損・消失を防いでくれます。
本体の操作や電力使用量のチェックなどについては、他のモデルと同様にBLUETTIの専用アプリから行うことが可能です。
充電は、AC100Vコンセントだけでなくソーラーパネルにも対応しています。車中泊の期間が長く、バッテリーの残量不足を心配している方は、ソーラーパネル入力対応のBLUETTI AC300+B300Kもおすすめです。
まとめ
ポータブル電源は車中泊との相性がよく、調理などさまざまな場面で役立ちます。また、車中泊に合ったポータブル電源を探すときは、容量と出力、入力・出力ポート、耐久性などを総合的に見ながら判断するのが大切です。
車中泊に適したポータブル電源を探している方やさまざまな容量のポータブル電源から選びたい方は、今回の記事を参考にしながらBLUETTIのポータブル電源システムを検討してみてはいかがでしょうか?
BLUETTIでは、ポータブル電源、バックアップ電源、ソーラーパネルなどを販売しております。今回紹介したように車中泊にも適したサイズ・容量・出力のポータブル電源も多数取り扱っており、キャンプ好きな方にも選びやすいラインナップです。
また、種類によってはバッテリーの拡張機能が搭載されていたり、UPSやパススルー機能なども活用したりできます。さらに、バックアップ電源タイプであれば、より大きな容量を求めることが可能です。
まずは、お気軽に公式サイトで各種製品を拝見してみてください。