車中泊は、アウトドア活動の一環として人気がありますが、その一方で様々な危険性が潜んでいます。
本記事では、実際に車中泊をしたことのあるキャンパーが車中泊で起こりうる危険と実際に発生した事故について解説し、リスク管理策としてポータブル電源の活用方法をご紹介します。
車中泊の危険性
車中泊は、観光地や自然豊かな場所へのアクセスがしやすく、コストを抑えて宿泊できるため人気がありますが、その一方で安全性についての懸念も存在します。車中泊が危険な理由を以下に紹介します。
理由1: 一酸化炭素中毒のリスクがある
車中泊中にエンジンや暖房器具を使うことで、一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒に陥る危険性があります。
車内の換気が不十分だと、致命的な事態に発展することも。
バッテリーが上がる恐れもあるので、車中泊をするキャンパーは睡眠中はエンジンをかけません。
理由2: 気温の変化による凍死や熱中症の危険性がある
車中泊では、気温の変化により、凍死や熱中症になるリスクがあります。
特に冬場の車中泊では、外気温が急激に下がることで、車内が非常に寒くなり、危険な状況が生じることがあります。
理由3: 悪天候時における災害リスクがある
悪天候時には、車中泊中に土砂崩れや洪水などの自然災害に巻き込まれるリスクがあります。
そのため、車中泊をする場所や天候を事前にチェックすることが重要です。
理由4: 傾斜による体調不良の可能性がある
車中泊時に車が傾斜していると、睡眠中に体調不良を引き起こす可能性があります。
また車に負荷がかかるだけでなく、災害に巻き込まれたり車が転落する恐れも。
傾斜地での車中泊は避けるようにしましょう。
理由5: 防犯面でのリスクがある
車中泊中に車のドアを施錠せずに過ごすと、不審者に襲われる危険性があります。車中泊時には、必ず車を施錠し、周囲の安全を確認しておきましょう。
車中泊の危険に関する実際の体験談・事例
車中泊は、多くの人にとって新しい体験であり、実際に行ってみると想像以上のリスクがあることがあります。以下では、実際の体験談や事例を紹介し、車中泊における注意点について説明します。
●「エンジンのかけっぱなし」で一酸化炭素中毒に
新潟県で積雪中にが車中泊中にエンジンをかけっぱなしにして暖を取ろうとした結果、一酸化炭素中毒になり女性が亡くなりました。
車中泊時には、換気を十分に行い、ポータブル電源などを使った安全な暖房方法を選ぶことが大切です。
●「車内の暖房器具」が原因で火災が発生した
車中泊中に石油ストーブやカセットコンロなどの暖房器具を使っていたが、火災が発生し車両が全焼する事故がありました。
車中泊での暖房は、火を使わない安全な方法を選びましょう。
●「傾斜地に停車していた車」が動きあわや大参事に
車中泊ではありませんが、ブレーキをしていても車が傾斜地で勝手に動くことがあります。
車中泊の際には、平坦な場所での駐車を心掛けることが重要です。
雪が残る坂道を下る無人の車が…小1の3人、大声で「助けて!」危険知らせ事故防ぐ
●「車内で調理」をしボヤが発生
車中泊中に車内で調理を行った結果、火災が発生し、また一酸化炭素中毒の恐れもあった事例があります。
車中泊での調理は、車外で行うか、安全な調理器具を使用することが求められます。
●「外に出た際に車内のドアをロック」してしまい、車外に閉じ込められた
車中泊中に外に出た際に、車内のドアをロックしてしまい、車外に閉じ込められた事例があります。
鍵を持ち歩くか、予備の鍵を用意しておくことで、このようなトラブルを避けることができます。
●「施錠をせずに」車中泊の女性が不審者に襲われた
ある女性が車中泊中に寝ていたところ、不審者に襲われる事件が発生しました。
車中泊時には、必ず車を施錠し、周囲の安全を確認しておくことが重要です。
●「冷暖房を付けずに」熱中症や低体温になった
車中泊中に冷暖房を使わずに過ごした結果、熱中症や低体温症になる事例があります。
適切な室温を保つために、車の暖房や冷房では泣く、ポータブル電源等を利用した安全な暖房・冷房方法を使いましょう。
ガスを使わない「ポータブル電源」で危険性を排除できる!
車中泊での危険性を回避するために、ガスを使わない「ポータブル電源」を活用する方法があります。
ポータブル電源は、さまざまな用途で利用でき、キャンプ以外でも利用可能です。
キャンパーも推奨のポータブル電源とは?
● ポータブル電源の基本的な機能と特徴
ポータブル電源は、充電式の電源であり、コンセントやUSB端子がついているため、様々な電気製品を使用することができます。
また、石油やガスを使わないため、火災の危険性が低く、一酸化炭素中毒の心配もありません。
● 車中泊でポータブル電源を活用するメリット
ポータブル電源を車中泊で活用することで、暖房や冷房、調理器具などの電気製品を安全に使用できます。
また、充電式であるため、車のバッテリーに負担をかけずに済みます。
また太陽光発電を使うことで、電源の心配が無くなります。
車中泊で太陽光発電のポータブル電源を利用するメリットは、RVやバンの生活のための最高の太陽発電機でも解説しているので参考にしてください。
用途別!キャンパーがおすすめする車中泊ポータブル電源
車中泊に欠かせないアイテムの1つが、ポータブル電源です。
電気が必要な照明や調理器具、スマートフォンやノートパソコンなどの充電に使用します。
しかし、どのようなポータブル電源を選べばよいか迷うこともあります。
ここでは、用途別にキャンパーがおすすめする車中泊ポータブル電源を紹介します。
● 冬場におすすめのポータブル電源
冬場の車中泊では、暖房器具が必須です。
電気ヒーターなどを使用する際には、大容量で安定した出力が得られるポータブル電源がおすすめ。
● BLUETTI AC60&B80
45db以下の静音で夜のアクティビティも楽しく
出力600W、容量403Whのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載のポータブル電源。
本体サイズが290mm × 205mm × 234mmで重量が9.1kgなので、普段使いでもコンパクトに利用可能です。
音も45db以下なので、夜間での使用も場の雰囲気を壊しません。
また、AC60に拡張バッテリーのB80をつなげれば、最大容量は2,015Whになります。
小型の冷蔵庫であれば10時間稼働可能になるので、夜遅くまでキャンプで飲む人にもおすすめです。
● BLUETTI AC200MAX大容量ポータブル電源
大容量ポータブル電源で、キッチンをそのまま車の中に
2048Wh大容量、2200W高出力のBLUETTI AC200MAX大容量ポータブル電源を使えば、冷蔵庫だけでなく炊飯器やホットプレートでも安定して使用できます。
ガスを使わないため一酸化炭素中毒の恐れも無く、災害時にも活躍できる製品です。
スマートフォンやタブレットも、数十回以上の充電、ノートパソコンであれば数回充電出来ます。
ケトルや電子レンジの使用におすすめのポータブル電源
瞬間的に大電力が必要な電気製品を使用する場合には、ピーク出力が高い製品が適しています。
車中泊での快適な生活を送るために、適切なポータブル電源を選びましょう。
BLUETTI AC200MAX大容量ポータブル電源の詳細を見る
● BLUETTI EB200Pポータブル電源 | 大容量
2200Wの大出力で安定した電化製品の使用が可能!
2048Wh大容量、2200W高出力のBLUETTI AC200MAXと同じ容量・出力の製品ですが、機能を落とすことで安くなっている製品です。
車でも安心して利用ができます。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンの充電はもちろんのこと、カメラやドローンの充電にも適しています。また、キャンプやアウトドアでの電源供給にも頼りになる存在です。
BLUETTI EB200Pポータブル電源 | 大容量の詳細を見る
ポータブル電源の活用し車中泊を安全に過ごそう
車中泊は、自然に近い環境で過ごすことができることから、多くの人にとって非常に魅力的な旅行方法です。
しかし、車中泊は安全に過ごすための知識や準備が必要です。
特に、夜間に車内で過ごす場合は、暖房や照明、充電などの電力が必要となります。
そこで、ポータブル電源を活用することで、車中泊中の危険性を軽減し、安全に過ごすことができます。
また、ポータブル電源を選ぶ際には、使用目的や必要な電力量、バッテリーの種類などを考慮することが重要です。
車中泊を安全に過ごすためには、火を使わない暖房や調理方法を選ぶことや、駐車場所を適切に選ぶことも重要です。
また、防犯対策や緊急時の備えなど、リスク管理策を十分に行いましょう。
ポータブル電源を活用し、様々なリスクに備えた上で、快適で安全な車中泊ライフを楽しんでください。