たくさん電気を使った覚えがないのに電気代が高かったら驚きますよね。原因が分からないままその高い状態が続いてしまうと、支出が増え大変です。
この記事では、世帯人数別の電気代の平均とともに、電気代が使っていないのに高い理由と、電気代の節約方法をご紹介します。
請求されている電気代が適正料金なのかを知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
世帯人数別の電気代の平均
電気料金が相場より高いかどうかを知るには、平均値をチェックする必要があります。
世帯人数別の電気代の平均額をご紹介しますので、自分の電気料金と比較しながら確認してみましょう。
一人暮らし |
6,808円 |
二人暮らし |
11,307円 |
三人家族 |
13,157円 |
四人家族 |
13,948円 |
出典:家計調査(2022年) 家計収支編 総世帯:世帯人員・世帯主の年齢階級別
一人暮らしの電気代の平均
一人暮らしの電気代の平均額は月6,808円です。
家族世帯と比べて電気使用量は少なく、電気代の大部分を占めているのは基本料金です。
暖房器具の使用が増える冬の時期は料金が跳ね上がりますが、一人暮らしの平均的な電気代としては、1万円を超えない程度であることが分かります。
二人暮らしの電気代の平均
二人暮らしの電気代の平均額は月あたり11,307円。一人暮らしの電気代と比較すると、1.6倍程度です。
電気を使用する人数が増えるので電気代が一気に高くなります。
2人が別々に電気を使うと使用量が多くなってしまうので、なるべく同じ部屋で過ごすように意識してみると良いでしょう。
三人家族の電気代の平均
三人家族の電気代の平均額は月あたり13,157円。一人暮らしの電気代と比較すると、1.9倍程度です。
二人暮らしと比べて増加率が少ないため、二人以上の場合は大きく料金が変わらないことが分かります。
電力会社を契約する際は、電気使用量が多い世帯向けのプランを選ぶようにすると良いでしょう。
四人家族の電気代の平均
四人家族の電気代の平均額は月あたり13,948円。一人暮らしの電気代と比較すると、2倍程度です。
三人家族と同様に、人数が増えても大きく料金が変わらず、増加率もさらに少なくなっていることが分かります。
家族の生活スタイルがバラバラになると、その分だけ電気使用量も多くなってしまうので、食事の時間を合わせるなどの工夫が大切になるでしょう。
電気代が使ってないのに高い理由
使った覚えがないのに、電気代がいつもより高くなってしまった場合に考えられる理由を4つ紹介します。
- 電気代が高騰している
- 電気の使用量が多くなっている
- 古い家電を使用している
- 契約している電気のプランが合っていない
以下で詳しく解説しますので、当てはまっていないか確認してみてください。
1.電気代が高騰している
生活スタイルを変えていないのに電気代が高くなった場合、まず考えられるのは電気代の高騰です。
近年、世界情勢や円安の影響で発電の燃料となる液化天然ガスや原油の値上がり、電気代の値上げが止まりません。
2024年も2,3,4,5月に電気料金が値上がりすることを発表している大手電力会社も多数あります。
料金が上がる場合は事前に公表されているので、契約している電力会社のWebサイトで情報を確認してみてください。
2.電気の使用量が多くなっている
電気料金の値上がりの影響ではない場合は、電気使用量を確認して多くなっているか確認してみましょう。
電気使用量は電力会社のWebページで確認することもできますし、検針表でも確認することができます。
使用家電によっても使用量は変わりますので、直近数ヶ月の電気使用量と比べて多くなっているかをチェックしてみてください。
時間帯で電気使用量を確認できるところもありますので、普段の生活を思い出しながら心当たりがないか思い出してみましょう。
3.古い家電を使用している
新しい家電製品は無駄な消費電力をカットする省エネ性能が発展しています。
家電製品の数は少ないはずなのに電気使用量が多いと感じた場合は、古い家電を新しくすることを検討しても良いでしょう。
小さいものであれば、一般電球をLED電球に変えるだけでも7〜8割の電力をカットすることができます。
新しい家電にすることで、生活の質を上げるだけでなく、節電につながることもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
4.契約している電気のプランが合っていない
電気料金や使用量に大きな変化がないにもかかわらず、平均よりも電気代が高い場合は契約しているプランが合っていないのかもしれません。
電気使用量が多い世帯が一人暮らし向けのプランで契約をしていると、電気料金単価が割高に請求されてしまいます。
最近はオール電化向けのプランや携帯料金とセットにできるプランがある電力会社も増えているので、生活スタイルに合ったプランを探してみましょう。
ポイント還元やキャンペーンを活用することでお得に電気を使うことができます。
電気代が使っていないのに高いときの節約方法
電気代が高いと生活を圧迫してしまう恐れがあります。電気代が高いときの節約方法を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
待機電力を減らす
すぐに実践できる方法としておすすめなのが、待機電力を減らすことです。
電気使用量の5%が待機電力といわれており、ひとつひとつは小さなことですが、積み重ねることで電気代を抑えることにつながります。
コンセントを繋げたまま付けっぱなしにすると、待機電力がかかるので、長時間使わない家電製品はプラグを抜くようにしましょう。
こまめな抜き差しは面倒なので、スイッチでオンとオフを切り替えられる節電タップを導入することをおすすめします。
電力会社と料金プランを見直す
電気料金が平均よりも著しく高い場合は、料金プランを見直すことが大切です。
電気使用量が少ない世帯であれば、一人暮らし向けのプランで契約すると良いでしょう。
ほかにも、日中は家を空けており夜間の使用が多い生活スタイルであれば、深夜電力が割安になるプランもあります。
ガスとセットで契約することでセット割が適用される電力会社もあるので、料金シミュレーションをしながら最適な料金プランを探してみましょう。
無駄な電気をカットする
こまめに電気を消したり、主電源を落とすようにして無駄な電気をカットすることも電気代の節約につながります。
冬場は暖房器具を使用する機会が増えますが、配置を工夫したり、なるべく着込んで設定温度を低くすることも大切です。
冷蔵庫は詰め込みすぎず、開閉時間をできるだけ短くすることで、庫内の温度調整を短縮することができます。
洗濯や乾燥機はなるべくまとめ洗いをして、小分けにしないほうが節電になるのでおすすめです。
自家発電で節約する
電力会社からの電気使用量を減らす方法として新たに提案したいのが自家発電です。
屋根にソーラーパネルを設置して、蓄電池と組み合わせながら自家発電だけで自給生活をしている人もいます。
しかし大きな規模の自家発電は発電量も増える分、設置のハードルも高いです。
最近では、小型のソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせることで、リーズナブルに自家発電することができます。
うまく活用することで電気代の節約につながるので、興味のある人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
AC180:自家発電可能の大容量ポータブル電源
【仕様】
容量 1,152Wh
出力 1,800W
同時接続数 8
重量 16kg
本体サイズ 340mm × 247mm × 317mm
AC180は、小型のソーラーパネルと組み合わせることで自家発電が可能な、大容量ポータブル電源です。
1,152Whという大容量にもかかわらず、比較的リーズナブルに入手することができます。
非常にコンパクトでお家での保管がしやすく、取手がついているので持ち運びもしやすい形状です。
晴れていればわずか3時間でフル充電が可能で、アウトドアなどのシーンでも気軽に活用することができます。
停電の際でもある程度の生活電力をまかなうことが可能なので、非常用電源としても持っておきたいアイテムです。
簡単に導入しやすいポータブル電源ですので、自家発電に興味がある人はぜひ検討してみてください。