東京での一人暮らしでかかる光熱費の平均額はいくら?光熱費が高い人におすすめの節約方法も解説
世界情勢や円安の影響で燃料費が高騰し、以前よりも光熱費が高くなっています。毎月の負担が大きくなり、光熱費を抑えたいと感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、東京での一人暮らしでかかる光熱費の平均額や、光熱費が高い人におすすめの節約方法について詳しくご紹介します。光熱費を少しでも抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
東京での一人暮らしの光熱費について
東京での一人暮らしでかかる光熱費の平均額は他の地域と比べて高いのでしょうか。
東京での一人暮らしの光熱費は高いのか
一人暮らしの場合は家を空ける時間によっても光熱費に差があります。また、ライフスタイルや使用している家電の数や種類によってもさまざまです。
まずは東京での一人暮らしの光熱費がどのくらいかかるのかを確認してみましょう。
総務省が発表した家計調査によると、東京を含む関東での一人暮らしの光熱費平均額は、2021年度で月10,660円でした。
【内訳】
電気代:4,963円
ガス代:3,136円
水道代:2,209円
その他:352円(灯油代など)
同じく2021年度の別地域では北海道・東北地方の月14,728円が一番高く、東京などの関東地方は最も安い近畿地方の月10,253円に次いで安い金額となっていました。
そのため、東京での光熱費は全国的に見ても比較的高くないことが分かります。
寒い時期は光熱費が高くなりやすい
冬に気温が下がりやすい北海道・東北地方の光熱費が一番高いことからも分かるように、寒い時期は光熱費が高くなりやすいです。
そのため、特に1月から3月は推奨される温度に設定したり防寒服を着込むことで、必要以上に暖房器具を使わないように心がけると、光熱費を抑えることができるでしょう。
なぜ東京での一人暮らしで光熱費が高いのか
東京に住んでいる一人暮らしの人は、なぜ光熱費が高くなってしまうのでしょうか。
いつどのくらい使用しているのかを把握していない
いつどのくらい使用しているのかを把握していない人は、使っている量を意識しないために光熱費が高くなっているのかもしれません。
まずは、いつどのくらい使用しているのかを把握し、何が原因で光熱費が高くなっているのかを把握することが大切です。
たとえば一人暮らしの平均的な料金と比較して高い場合は、契約している電力会社やプランとの相性が悪いのかもしれません。
使用量が平均よりも著しく高い場合は、電気ガス水道の使い方が悪く無駄に使用している可能性が考えられます。
今のプランをよく調べずに契約した
光熱費はどこも変わらないのではないかと、今のプランをよく調べずに契約をしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
たとえば一人暮らしの人に合わせたプランもあれば、家族住みの世帯に合わせたプランもあります。
他のサービスと合わせることでお得になったり、カードを登録することでポイント還元がもらえるプランなど、さまざまあります。
よく調べずに契約した場合、プランの特徴を理解していないために上手く活用できていなかったり、割高なプランでの契約になっている可能性があります。
今の契約プランを確認し、光熱費のシミュレーションと照らし合わせながら、ライフスタイルに合わせた料金プランを契約することが大切です。
電気・ガス・水道を無駄に使用している
お金を払って使っているという意識が日常的に不足していると、電気・ガス・水道を無駄に使用してしまい、光熱費が高くなっている場合も考えられます。
それぞれの使用量を減らすことで、トータルの光熱費を抑えることが可能です。ひとつひとつは小さな節約ですが、意識の積み重ねで、年間の光熱費を抑えることにつながります。
簡単に始められる光熱費の節約方法を以下でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
光熱費が高い人におすすめの節約方法
すぐに実践できる水道代・ガス代・電気代の節約方法をご紹介します。
水道代の節約方法
水道代の節約方法として大事なポイントは、水を出しっぱなしにしないこと。
歯磨きやシャワー、食器洗いなど生活のさまざまなシーンで使用する水はこまめに止めることを意識しましょう。
また、生活の中で特に水の使用量が多いのはお風呂です。節水シャワーヘッドを取り入れたり浴槽の湯量を少なめに設定することで、こまめに意識するのが苦手な人でも簡単に節水することができます。
食器洗いで気をつけたいのは、お皿を重ねないこと。そして食器はまとめて洗うこと。
お皿を重ねてしまうと底の部分まで汚れてしまうため、少しでも洗う範囲を少なくするためには重ねないことがポイントです。
一人暮らしの場合は特に一回あたりの食器の量が少ないため、まとめて洗う方が水道代の節約になります。
洗濯でも水を多く使いますが、「洗い」のタイミングではお風呂の残り湯を使うのがおすすめです。
こちらも一人暮らしの場合は洗濯量が少ないため、小分けにして洗濯するよりもなるべくまとめて洗濯する方が使う水の量を減らすことができます。
トイレでは何度も繰り返し流すことは避け、大小を使い分けて流すことでも、無駄な水を減らすことが可能です。
ガス代の節約方法
ガス代の節約方法として大事なポイントは、使用するお湯の量を減らすことです。
生活の中で特にガスの使用量が多いお風呂。追い焚きを1回減らすだけで約100円の節約が可能になるため、浴槽はフタをしてお湯が冷めないようにしましょう。
お湯の量や温度を最低限に調整することでガスの使用を抑えることができるため、使うお湯を減らすためにもシャワーはこまめに止めるようにしてください。
一人暮らしの場合だと、お湯を張るよりもシャワーの方が節約になりますので、どちらにするか迷った日はシャワー単体を選ぶことをおすすめします。
キッチンでは、調理の際に使う火を強火ではなく中火にすることでも1回の調理に使うガス代を減らすことが可能です。
一人暮らしだと一度に調理する量が少ないため、作り置きでまとめて調理することでもガスの節約につながります。
ガスファンヒーターなどの暖房器具は、他の暖房器具と組み合わせることでガスの使用量を減らすことが可能です。
カーテンを閉めたり温める部屋を制限することでも効率的に暖かくすることはできます。
資源エネルギー庁によると、ガスファンヒーターの温度を1度低く設定するだけでも年間で約1,320円の節約が可能なので、設定温度は最低限に抑えるよう意識してみてください。
電気代の節約方法
電気代の節約方法としておすすめなのは自家発電。
発電ができるソーラーパネルや小型風力発電と、蓄電ができるポータブル電源を組み合わせることで簡単に自家発電することが可能です。
ソーラーパネルは長期的なメリットが多く導入を検討する世帯が増えていますが、設置やメンテナンスに費用がかかります。
国や自治体が補助金制度を用意している場合もあるため、導入を検討している方は対象になるかも含めてぜひ検討してみてください。
小型風力発電はスペースや予算がなくても設置することができますが、小型なので発電量が少なく、導入するメリットはあまり無いといえるでしょう。
ポータブル電源は比較的少ない費用で、面倒な工事もなく使い始めることができます。小型のソーラーパネルと組み合わせることで自家発電を気軽に導入することも可能です。
停電時も持ち運ぶことが可能なため、万が一の電力確保としても活用できます。
自家発電にも最適なポータブル電源
自家発電にも最適なポータブル電源をご紹介します。
「AC180」リーズナブルで始めやすいポータブル電源
【仕様】
容量 1,152Wh
出力 1,800W
同時接続数 8
重量 16kg
本体サイズ 340mm × 247mm × 317mm
AC180は比較的リーズナブルで一人暮らしの自家発電にも適したポータブル電源。1,152Whの容量は一人暮らしの使用電気を賄うことも可能です。
日中は仕事に出ていてあまり電気を使わない場合などは特に、日中に充電し、夜は充電したポータブル電源から電気を供給するような効率的な使い方ができます。
コンパクトで取手も付いているため、アウトドアへの持ち出しなど、多用途で使うことができるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。