近年の燃料費高騰により光熱費が高くなっています。毎月の負担が大きくなり、光熱費を抑えたいと感じる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、光熱費の節約方法や、おすすめの自家発電アイテムについて詳しくご紹介します。光熱費を少しでも抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
光熱費が高い人に考えられる原因
光熱費が高い人に考えられる原因について解説します。
現状の使用量や料金を把握していない
現状の使用量や料金を把握していない人は、意識しないままに光熱費が高くなっている可能性があります。
総務省が発表した家計調査によると、2022年度の一人暮らしの光熱費の全国平均額は月13,098円。内訳は以下の通りです。
- 電気代:6,808円
- ガス代:3,331円
- 水道代:2,116円
- その他:843円(灯油代など)
平均的な料金と比較して高い場合は、契約している会社やプランとの相性が悪いのかもしれません。使用量が平均よりも著しく高い場合は、電気ガス水道の使い方が悪く無駄に使用している可能性が考えられます。
世帯人数によっても変わってきますが、まずは何が原因で光熱費が高くなっているのかを把握することが大切です。
契約会社や料金プランをなんとなく決めた
引越しの際はいろいろな手続きに追われて時間がないため、不動産から紹介された契約会社にそのまま連絡したり、申し込みの際にあまり調べずに契約をしてしまっている人も多いのではないでしょうか。
なんとなくで契約会社を決めてしまった場合、特徴を上手く活用できていなかったり、割高な会社と契約してしまっていることもあるため、まずは今の契約プランを確認してみましょう。
使用量が多い世帯の人が、単身向けのプランで契約してしまっていたり、逆に使用量の少ない人が大人数の世帯向けのプランで契約してしまっていると、無駄に料金を支払っている可能性があります。
ライフスタイルに合わせて時間帯で料金が変わるプランを提供している会社もあれば、携帯会社やネット回線などの他のサービスとセットにすることでお得な還元がもらえるプランなどさまざまです。
自分にとって最適な会社や料金プランを見つけることで、今よりも光熱費を節約できるかもしれません。
無駄に使用している
生活の中で光熱費に対する意識が不足していると、電気・ガス・水道を無駄に使用してしまっている可能性があります。
無理に我慢せずとも、効率的な使い方ができるよう工夫することで、無駄な使用を減らし、結果的に年間の光熱費を抑えることが可能です。
すぐに実践できるおすすめの光熱費節約方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
光熱費の節約方法
すぐに実践できる水道代・ガス代・電気代の節約方法をご紹介します。
水道代の節約方法
お風呂・キッチン・トイレ・洗濯の際に活用できる水道代の節約方法をご紹介します。
1.お風呂での水道代節約方法
生活の中で特に水の使用量が多いお風呂では、水を使いすぎないことがポイントになります。いちいち意識しながら使用するのは面倒ですので、節水シャワーヘッドを取り入れたり浴槽の湯量を少なめに設定するのが簡単でおすすめです。
シャワーはこまめに止めて、水は出しっぱなしにしないよう心がけると良いでしょう。
2.キッチンでの水道代節約方法
キッチンでは、主に食器洗いで水を使用しています。
お皿はなるべく重ねないで洗う範囲を少なくしたり、洗剤の量を減らして流すのに必要な水を減らすことにつながります。また、食器洗いはまとめて洗う方が水道代の節約になるため心がけてみてください。
3.トイレでの水道代節約方法
何度も流さずになるべく1回で流したり、トイレの大小を使い分けて流すことで、効率よく使う水を減らすことができます。
建て替えや引越しのタイミングであれば、節水タイプのトイレを導入することで、日常生活で意識せずとも水道代の節約につながるためおすすめです。
4.洗濯での水道代節約方法
洗濯でも水を多く使いますが、「洗い」のタイミングではお風呂の残り湯を使うのがおすすめです。
また、小分けにして洗濯するよりもまとめて洗濯する方が使う水の量を減らすことができるため、なるべく意識してみてください。
ガス代の節約方法
お風呂・キッチン・ガスファンヒーターで活用できるガスの節約方法をご紹介します。
1.お風呂でのガス代節約方法
生活の中で特にガスの使用量が多いお風呂は、お湯をなるべく冷まさないようにするのがポイントです。
追い焚きを1回減らすだけで約100円の節約が可能になるため、浴槽はフタをしたり、時間を置かないで入浴するなどを意識しましょう。
また、お湯の量や温度を最低限に調整することでガスの使用を抑えることができます。使うお湯を減らすためにもシャワーはこまめに止めるようにしてください。
2.キッチンでのガス節約方法
調理の際に使う火を強火ではなく中火にすることでも1回の調理に使うガス代を減らすことが可能です。
強火の方が早く熱を通しガス代も安く済むように感じますが、鍋やフライパンからはみ出る炎が無駄になってしまうことがほとんどです。
強火で調理する必要がある場合を除いては、中火にする習慣をつけましょう。
3.ガスファンヒーターでの節約方法
ガスファンヒーターは、他の暖房器具と組み合わせることでガスの使用量を減らすことが可能です。たとえば、ガスファンヒーターで部屋を温めたら他の暖房に切り替えて温度を維持する工夫でガス代を節約できます。
ファンヒーターの設定温度を低くすることでもガスの使用が抑えられます。資源エネルギー庁によると、ガスファンヒーターの温度を1度低く設定するだけでも年間で約1,320円の節約が可能です。
電気代の節約方法
電気は生活のいたるところで使用しているため、節約方法としておすすめなのは自家発電をすることです。
その上、自家発電は環境にやさしく、停電になってしまった時でも電力に困らず安心して過ごすことができます。
主に普及している自家発電の方法はソーラーパネル・小型風力発電・ポータブル電源の3つです。
ソーラーパネルは設置やメンテナンスに費用がかかり、設置するスペースがあることが必須ですが、長期的なメリットが多く導入を検討する世帯が増えています。
小型風力発電はスペースや予算がなくても設置することができますが、小型なので発電量が少なく導入のメリットは少ないです。
ポータブル電源は単体で発電することができませんが、比較的少ない費用で面倒な工事もなく使い始めることができるため、導入のハードルが低いことが魅力です。
停電時も持ち運ぶことが可能なため、さまざまな用途で活用することができます。
光熱費を節約したい人におすすめの自家発電アイテム
光熱費を節約したい人におすすめの自家発電アイテムをご紹介します。
ソーラーパネル
ソーラーパネルは太陽光さえあれば発電することができます。
住宅用に屋根や庭に設置する大規模なものは、初期費用やメンテナンス費用がかかりますが、停電時の電気や環境への配慮にもつながるので、機会があればぜひ検討してみてください。
購入して好きなところに設置できる簡易的なソーラーパネルは、大規模なソーラーパネルと比べると発電量は少なくなりますが、大掛かりな設置作業も多額の費用もかからずに導入が可能です。
蓄電池
家庭用に設置可能な蓄電池もおすすめ。コンパクトな設計で設置スペースも比較的小さく、大型スーツケースのように移動が可能な蓄電池もあり、さまざまな用途で使用することも可能です。
置き型の設置にはまとまった初期費用が必要ですが、国が家庭用蓄電池の導入を推進しているため導入費用についての補助金制度が適用できる場合があります。
予算には限りがあり、国や自治体によっても条件が異なるため、対象となっているのか事前に調べてみてください。
ポータブル電源
ポータブル電源は比較的少ない費用で、面倒な工事もなく使い始めることが可能です。
非常時の電力確保だけでなく、アウトドアや庭での活用もできるため豊富な使い道があるため、持っていて損はありません。
光熱費の節約にも使えるポータブル電源「AC180」
【仕様】
容量 1,152Wh
出力 1,800W
同時接続数 8
重量 16kg
本体サイズ 340mm × 247mm × 317mm
AC180は比較的リーズナブルながらも大容量で使い勝手のよいポータブル電源です。ソーラーパネルを使った自家発電で光熱費の節約にも活用できます。
ソーラーパネルでは、晴れた日はわずか3時間でフル充電が可能。コンパクトで取手も付いているため、アウトドアなどのシーンでも気軽に活用することができます。
一家に一台あれば安心。非常時の電力確保としても持ち運びが可能です。