この記事では、大雪で停電が起きたときの対処法や、停電時にも安心な電力確保グッズをご紹介します。
大雪のタイミングは気象庁からの発表である程度予測することができるので、停電が起きる可能性を見越して事前に備えておくことが大切です。大雪での停電に備えておきたい人はぜひご覧ください。
大雪時に気をつけたい習慣
大雪で停電が起きる可能性があるとき、まずはどのような行動を習慣にすれば良いのでしょうか。混乱しないよう、事前に覚えておきたい対処法を解説します。
気象庁の情報をこまめに確認する
まずは気象庁から発表される最新の気象情報をこまめに確認し、注意しておくことが大切です。気象庁からの発表では、段階に応じて注意報や警報が発表されることがあります。
テレビやラジオを流しっぱなしにしておいたり、携帯の気象アプリで通知が来るように設定したりするなど、最新の情報を確認しやすい状況にしておきましょう。
不要不急の外出は控える
次に不要不急の外出は控えるようにしましょう。
大雪時は積雪や路面凍結による事故や、歩行中に転倒してしまう恐れがあります。そのため、日程を変えられる用事であれば事前に済ませるか後回しにするようにしてください。
やむを得ず外出する場合は、いつもより時間に余裕を持って、移動の際は細心の注意を払って行動するよう心がけましょう。
雪崩に注意する
大雪の際に最も気をつけるべきは雪崩です。積雪の多い斜面、増水した河川や池の周囲には近づかないように注意しましょう。
雪解けが始まっているエリアや雪玉がコロコロ落ちているなどの雪崩の兆候があるエリアを見つけたら、すぐにその場から離れるといった対策が必要です。また、万が一のときの避難場所を確認しておくと安心です。
給湯器が凍結しないようにする
急激に寒くなると給湯器が凍結し故障してしまう恐れがあります。
給湯器には凍結防止機能がついているため、電源をオフにしないようにしましょう。また、配管にタオルやチューブを巻いたり、蛇口から水を出し続けることで配管が凍らないように対処することも大切です。
大雪での停電に備えておきたい4つの対策
大雪時に事前に備えておきたい停電対策を4つご紹介します。きちんと準備しておくことで、非常事態でも落ち着いて行動することができるでしょう。
1.非常食や水の備蓄
大雪の前には万が一に備えて水や食料の備蓄をしておきましょう。
世帯の人数に合わせて少なくとも3日分、可能であれば1週間は備えておく必要があります。大雪予報が出てからは店頭の商品が品薄になるため、日常的に最低限の備蓄をしておくと安心です。
また、断水などのライフライン障害も発生しやすいため、飲料水だけでなく生活用水の備蓄もしておくと良いです。水道水をポリタンクに貯めておいたり、お風呂の水を張ったりといった対策ができます。
食料に関しては、調理をしなくても食べられる缶詰やインスタント食品を用意しておくのがおすすめです。板チョコやビスケット、乾パンなどの非常食を常備しておくと良いでしょう。
余裕があれば、カセットコンロなどを準備しておくと、簡単な調理が可能になるので食べるものの幅が広がります。少しでもストレスを軽減できるように、普段からよく口にするものや好きな食べ物を用意しておくのがおすすめです。
2.電気を使わない暖房器具や防寒具の用意
大雪時の停電の際は、電気を使う暖房器具が使えなくなるため室内の気温が下がってしまう恐れがあります。そのため、電気を使用しない暖房器具を用意しておくことが大切です。
下記のような、電源が必要ない暖房をあらかじめ用意しておくと便利でしょう。
- 使い捨てカイロ
- 石油ストーブ
- カセットガスストーブ
- 湯たんぽ
3.情報を得られる機器
停電時でも継続して情報を得られる機器を用意しておくと、外の状況を的確に判断することができるため安心です。
電気が止まるとテレビやパソコンは使えなくなるため、あらかじめスマホでラジオアプリや停電アプリをインストールしておきましょう。
ただし、非常時では携帯回線が使えなくなってしまう可能性もあるため、情報を得るためのラジオを用意しておくと安心です。
バッテリーの消費を抑えたい場合は、手回しタイプの充電式ラジオを用意しておくと、電気を使わずに情報を得ることができます。
4.停電時にも使える電力を確保しておく
大雪による停電時にも使える電力を確保しておくと、スマホなどの電子機器を充電することができるため安心です。
簡易的な物であれば、ソーラー充電式のモバイルバッテリーや乾電池の用意をしておくと役に立ちます。
手軽なモバイルバッテリーも便利ですが、事前に充電しておかなければなりません。ポータブル電源など長時間使用可能な電力を確保しておくと、より快適に過ごすことができるでしょう。
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大雪による停電時にも安心な電力確保アイテム
電力確保グッズを備えておくと、大雪による停電時にも安心です。電化製品の多い現代では電気が全く使えないのは不便なだけでなく、不安な要素でもあります。
蓄電可能なポータブルバッテリーや蓄電池は、ソーラーパネルなどの発電可能な機材と組み合わせることで自家発電しながら電気を使うこともできるので便利です。
蓄電池
蓄電池は家庭用に設置可能なのでおすすめです。コンパクトな設計で設置スペースも比較的小さく、大型スーツケースのように移動が可能な蓄電池もあり、さまざまな用途で使用することができます。
設置には初期費用がかかりますが、国が家庭用蓄電池の導入を推進しているため導入にかかる費用についての補助金制度を活用できる場合もあります。
ソーラーパネルと組み合わせて自家発電をするのはもちろん、電力会社から供給した電気を蓄えておくことができるため、突然の停電にも備えることが可能です。
ポータブル電源
ポータブル電源は充電が必要ですが、大雪による停電時でも電力を蓄えておくことができるためおすすめです。
比較的コンパクトで持ち運びができるものも多く、さまざまな環境で利用できるので非常に便利。長期にわたる停電時でもスマホのバッテリーを心配する必要がありません。
機種によっては、電子レンジやLED照明などの家電を使うこともできるので、電気が止まっていても、比較的いつも通りに過ごすことができます。
生活に必要な電化製品はもちろん、電気毛布やエアコンなどの暖房器具も使用することができ、寒さで凍える心配もありません。
「AC200MAX」大容量ポータブル電源
【仕様】
容量 2,048Wh
出力 2,200W
同時接続数 16
重量 28.1kg
本体サイズ 420mmx 280mm x 386.5mm
大雪による停電時でも使える大容量のポータブル電源「AC200MAX」。
大容量高出力のため、電子レンジやエアコンなどの電化製品を動かすこともできます。暖を取ることができる電気毛布は最大18.4時間使用可能です。
最大16台のデバイスを同時に充電可能。
持ち運ぶことができるため、突然の停電時にはもちろん、アウトドアなどのあらゆるシーンで活用できます。ソーラーパネルと組み合わせることで自家発電し、電気を蓄えることも可能です。
まとめ
大雪で停電が起きたときの対処法や、停電時にも安心な電力確保グッズをご紹介しました。事前に備えておくことで、電気がなくても安心して過ごすことができるでしょう。
大雪は予測しやすいですが、停電してしまった際は復旧までに時間がかかったり、寒さへの対策も必要になります。
大雪による停電に備えておきたい人は、ご紹介した対処法やポータブル電源などの電力確保グッズも含めて、ぜひ参考にしてみてください。
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