台風シーズンが近づくと、「どんな備えをしておくべきか」「必要な買い物は何か」と不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、台風の備えとして揃えておきたい防災グッズや買い物リストを徹底解説します。非常時に慌てないための具体的な準備や、おすすめの防災セット、非常食なども紹介。台風への不安を解消し、安心を手に入れましょう。
台風への備えが不可欠な5つの理由とは?
台風が接近すると、「どうか被害が出ませんように」と願う方も多いのではないでしょうか。そう感じてしまうのは、それだけ私たちが台風に慣れているからです。日本では台風を体験する機会が非常に多く、その影響で無意識に警戒心が薄れてしまいがちです。では、なぜ台風への備えが必要なのか。具体的には以下の5つが主な理由です。
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日本は台風の上陸が多い地域である
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停電や断水といったライフラインへの備えが求められる
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数日間の生活を支える備蓄が重要
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被害の拡大を防ぐ対策が必要
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台風が来ると屋外作業が不可能になる
毎年のように台風が襲来するこの国だからこそ、万全の備えが不可欠です。以下では、それぞれの理由を掘り下げてご説明します。
日本は台風の上陸数が世界的に多い国である
日本は、世界でも台風の上陸数が上位に位置する国です。調査によると、日本は世界で3番目に台風が上陸しやすい国とされています。ちなみに、1970年以降における各国の台風襲来ランキングは以下の通り。
順位 |
国名 |
1位 |
中国 |
2位 |
フィリピン |
3位 |
日本 |
4位 |
メキシコ |
5位 |
アメリカ |
※出展:https://www.aoml.noaa.gov/hrd-faq/#most-hit-countries
毎年のように台風がやってくるため、「またか…」と感じてしまうのも無理はありません。とはいえ、台風は大雨や洪水、土砂崩れ、停電など多くのリスクを伴うものです。こうした被害に備えるには、日頃からの対策が欠かせません。
停電や断水による被害に備えるために
台風による大雨は、土砂崩れを引き起こしやすくなります。その影響で広範囲にわたって停電や断水が発生するリスクが高まります。しかも、復旧には数日から数週間かかることもあるのです。
たとえば、平成29年7月の台風3号が襲来した際、北九州では土砂災害が多発し、42名の方が犠牲になりました。同時に、ライフラインの被害も広がり、多くの住民が不自由な生活を余儀なくされています。
「もっと早く対策しておけばよかった」と後悔する前に、事前準備が何より重要です。
数日間は物資が届かない可能性がある
台風による影響で道路が寸断されると、孤立状態に陥ることもあります。そうなった場合に備え、最低でも数日分の備蓄を確保しておくことが大切です。台風の移動速度によっては、復旧作業が遅れる恐れもあります。
「支援がすぐ来ない」「救助もなかなか到着しない」
そんな状況になると、不安は増すばかりです。精神的なストレスも加わるため、日頃から備蓄をしておくと安心でしょう。
被害の深刻化を防ぐため
台風では大雨だけでなく、強風による被害にも注意が必要です。とくに、窓ガラスの破損や屋根の損壊といった事故は命に関わることもあります。
たとえば、飛散防止フィルムを貼るだけでも被害の抑制につながります。また、屋根やベランダの補強をしておけば、家屋の損傷も軽減できるでしょう。
「ちょっとした処置」が、家族と住まいを守るカギになるのです。
台風接近時は屋外作業が危険になる
台風が近づくと、外での作業は一切できなくなります。そのため、屋外の点検や整備は日頃から行っておくことが安全の基本です。
とくに、屋根の補修や植木の剪定などは時間がかかる作業です。台風が来る前に済ませておけば、急な対応に追われることもありません。
日常的に家の周囲をチェックする習慣が、いざというときの備えになります。
【必須グッズ】台風に備えて揃えておきたい防災グッズ7選
ここでは、台風が来る前に備蓄しておきたい防災グッズをご紹介します。おすすめは、値引きされている時期に少しずつ購入しておくことです。災害発生後には多くの商品が品切れとなる可能性が高いため、事前に購入しておくことをお勧めします。
不安になると、人はつい必要以上に買い込んでしまう傾向があります。その結果、商品が不足し、他の人が買えなくなることもありますよね。日頃から備えることは、節約にもつながる賢い習慣になるでしょう。
①:食料品
まず優先すべきは、やはり長期保存が可能な食料の確保です。ただし、食べ慣れないものばかりを買ってしまうと、後々捨ててしまうこともあります。
無理して食べるのはストレスになるので、できるだけ普段から慣れている食品を選ぶのがおすすめです。以下はその一例です。
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カップラーメン
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レトルト食品
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缶詰
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ビスケットや乾パン
備蓄の目安は3〜5日分ですが、1週間分あると安心感が違います。支援が届くまでの時間をしっかりカバーできるはずです。
②:飲料水
断水が発生した際に困るのが、水の確保です。水は飲用だけでなく、洗浄や調理などにも使うため、できる限り多めに備えておきたいものです。
家庭用の目安としては、1人につき3〜5リットルで数日分となります。家族がいる場合は、20リットル程度を目標に備蓄しておくと安心です。
また、アウトドア用の「携帯浄水器」を準備しておくと、雨水や川の水からも飲料水を確保できて便利ですよ。
③:生活用品(日用品)
日用品の備蓄には「ローリングストック」と「スリーピングストック」があります。用途によって分けておくと、無駄なく管理しやすくおすすめ。
種類 |
概要 |
備蓄例 |
ローリングストック |
定期的に消費・補充する(目安:1か月) |
ティッシュ・トイレットペーパー・キッチンペーパー・生理用品・アルコール除菌・常備薬 |
スリーピングストック |
もしものために保管(目安:年1回チェック) |
乾電池・使い捨て食器・ジッパー付袋・制汗シート・マスク・調理用ポリ袋 |
あれもこれも備えるのではなく、本当に必要なものを見極めて備蓄しておくことが大切です。
④:乾電池
停電が起きたとき、電池式の機器は命綱のような存在になります。乾電池の備蓄は1人あたり3日分で17本が目安とされています。
たとえば3人家族の場合、
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あかり用:9本
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ラジオ用:2本
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モバイルバッテリー用:36本
合計47本が必要になります。古い電池から使い、新しいものを買い足す「ローリングストック」を実践するのがおすすめです。
⑤:災害用トイレ
台風による浸水で下水処理が機能しなくなると、トイレが使えなくなってしまうこともあります。そんな事態に備えて、災害用トイレの準備も忘れずにしておきたいですね。
用意するものは以下の通りです。
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洋式便器に設置できる便袋
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排泄物の水分を固める凝固剤
使用後は袋ごと処分する形式なので、衛生面の確保にもつながります。
⑥:モバイルバッテリー
停電時、スマートフォンの充電が切れると連絡や情報収集ができなくなります。そんな時に役立つのが、持ち運び可能なモバイルバッテリーです。
充電用ケーブルをつなげば、簡単にスマートフォンの充電ができます。乾電池式タイプであれば、備蓄した乾電池が続く限りスマホの利用が可能です。
⑦:ポータブル電源
ポータブル電源とは、大型バッテリーを内蔵した高性能な充電機器です。モバイルバッテリーより容量が大きく、出力端子も多彩なので様々な家電製品に対応できます。

たとえば、スマートフォンに限らず、ドライヤーや電気ケトル、コーヒーメーカーなども使えます。取っ手が付いており、室内での移動も簡単にできます。
台風で電気が止まっても、日常生活を維持するうえで非常に心強い存在です。
【あると助かる】台風対策で準備すべきお役立ち防災グッズ6選
台風が接近すると、停電や断水、交通の混乱などさまざまなリスクが生じます。そこで、いざという時に役立つ防災グッズを事前にそろえておくことが大切です。
ここでは「必須じゃないけど、あると助かる」6つの防災グッズを厳選してご紹介します。
①:ラジオ
災害時に欠かせないのが、正確な情報を受け取る手段です。スマートフォンが圏外になる、あるいはバッテリー切れになることも考えられます。そのため、ラジオは非常時の情報収集において非常に信頼性が高いツールといえるでしょう。
防災用のラジオには、手回し発電・ソーラー充電・LEDライト付きのものもあります。中にはUSB端子を備えてスマホを充電できるタイプもあるため、機能を比較して選びましょう。
②:カセットコンロ
台風でライフラインが途絶えると、調理ができなくなるおそれがあります。特に電気・ガス・水道が同時に使えなくなったときの食事の確保が問題です。そんな時に活躍するのが、火を使えるカセットコンロです。
市販のカセットボンベをセットするだけで簡単に使える手軽さも魅力です。軽量なシングルバーナーなら、持ち運びもしやすく、防災バッグにも収まりやすくなります。
③:簡易照明器具
夜間の停電では、明かりの有無が安全性に大きく関わります。懐中電灯だけでは照らせる範囲が限られてしまうため、広範囲を照らす簡易照明が必要です。部屋全体が明るいだけで、心理的にも大きな安心を得られます。
できれば長時間使える充電式タイプを選び、電源が確保できる環境も整えておきましょう。ポータブル電源と併用することで、さらに安心感を高めることができます。
④:養生テープとダンボール
台風では風速25m/sを超える強風に見舞われることがあります。その影響で、窓ガラスが割れて破片が飛び散る事故も報告されています。窓の破損を防ぐためには、事前の補強が欠かせません。
養生テープは貼っても跡が残りにくく、後始末も楽に済みます。さらに、窓にダンボールを貼っておくと、割れた場合の飛散も防げて安心です。
⑤:懐中電灯
夜間の災害では視界が悪くなるため、移動時に事故が起きるリスクも高まります。とくに停電が長時間続くケースでは、明かりの確保が生活の要となります。懐中電灯があれば、暗闇でも安全に行動することが可能です。
家族分の懐中電灯と、それぞれに対応する乾電池をあわせて備蓄しておくと安心です。使用頻度の少ないアイテムだからこそ、定期的な動作確認も忘れないようにしましょう。
⑥:防災バッグ
避難が必要になった際、時間をかけて荷物を準備する余裕はありません。あらかじめ、必要最低限のアイテムをまとめた防災バッグを用意しておくと安心です。
市販の防災バッグは、食料・水・衛生用品・防寒具などがひと通りセットになっています。できれば家族一人につき1袋ずつ用意し、中身も生活スタイルに応じて調整しましょう。
【まとめ買いに便利】台風に備えるおすすめ備蓄セット3選
台風シーズンを前にして、「何を備えておくべきか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、万が一のときに役立つ防災アイテムを厳選してご紹介します。いずれも通販で購入可能なため、忙しい方でもすぐに準備できます。2025年最新のおすすめグッズを、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
通販で買えるおすすめ防災セット
本格的な防災対策をしたい方におすすめなのが、【防災士監修 30点避難セット(1人用)】です。
このセットは、緊急時に必要な非常食・衛生用品・情報機器・照明・保温アイテムなどをまるごと網羅しており、災害時の「困った!」を徹底的にカバーしてくれます。防災士の監修のもとで構成されているため、内容の信頼性も抜群。
リュック1つで簡単に持ち出せるため、台風による避難が必要になった際にもスムーズに対応できます。これから防災を始めたいという方にも最適な、入門用にも本格派にも安心のセットです。
手軽に揃えられる非常食セット
食の備えがまだの方には、「7年保存【非常食1人3日分セット】 非常食そなえBOXミニ【水なし】」がおすすめです。
このセットには、3日間分の栄養バランスに優れたレトルト食品が一式そろっており、加熱袋や発熱剤、食器類も付属。水や火を使わずに温かい食事がとれるため、ライフラインが止まった災害時でも、安心して食事ができます。
主食・副菜・スイーツまで含まれたバリエーション豊富なメニューで、「非常食=味気ない」というイメージを払拭。長期保存(7年)も可能なため、台風シーズン前のまとめ買いにも最適です。
災害時に役立つ防災リュック
最低限の備えを手軽に持ち運びたい方には、【防災士監修 33点防災リュックセット】がぴったり。
この商品は、火や水に強く汚れにくい防炎・防水・防汚素材を使用した非常用リュックです。暗闇で光る蓄光材や反射材も3カ所に使われており、停電時の避難にも最適。
特に、女性や高齢者でも無理なく背負えるサイズと設計になっているため、家庭用の備えとしてはもちろん、職場や車載用としても重宝します。「防災用品の中身は自分で揃えたいけど、防災リュックは安心なものを使いたい」という方におすすめです。
【停電対策&電源確保】災害の備えにおすすめのポータブル電源2選
停電時の電源確保は、避難生活の質を大きく左右します。ここでは、大容量モデル・簡易用それぞれのおすすめポータブル電源を2機種を厳選しました。ライフラインを支える電力をしっかり確保するために、目的に合った機種選びが重要です。
【長時間停電に備えるなら】大容量のApex 300(2764.8Wh、3200W)
Apex 300は在宅避難や長時間の停電時に圧倒的な安心感を与えてくれます。2764.8Whの大容量と3200Wの高出力で、冷蔵庫やIH調理器など家庭用家電を長時間稼働できます。
EV車への充電も可能なほどのパワーで、複数人世帯や在宅療養者がいる家庭にもおすすめです。Wi-Fiルーターや照明器具といった日常機器の連続使用にも十分対応し、災害時でも自宅を避難所に変える性能を備えています。
【持ち運ぶなら】軽量設計のBLUETTI AORA 30 V2(288Wh、600W)
軽量・コンパクトを重視するならAORA 30 V2がぴったりです。容量は288Whながら、定格600W出力でスマホ、LEDライト、小型扇風機などの利用に十分対応します。
約4.3kgの本体は非常時の持ち出しにも最適で、避難所でも場所をとりません。AC出力に加えて、USB-AとUSB-Cも搭載しており、家族全員の充電をカバーできます。停電初期の数時間を快適に乗り切るには、頼もしい1台です。
台風に備えるなら利用シーンを想定しよう
災害時に備えてポータブル電源を準備するなら、「どこで使うか」「どれだけ使うか」を基準に使い分けるのがおすすめです。
まず、自宅での停電対策には大容量タイプがぴったりです。冷蔵庫や照明、スマホの充電など、普段の生活をなるべく保ちながら過ごすためには、長時間の電力供給ができる大容量のポータブル電源が安心。ソーラーパネルと組み合わせれば、復旧まで数日かかっても電気を自給できます。
一方で、避難所や車中泊など「持ち運ぶ」場面では軽量設計の簡易タイプが便利です。軽量でコンパクトなので持ち出しやすく、スマホの充電やLEDライト、ラジオの使用など、必要最低限の電力をまかなうのに適しています。
つまり、「在宅避難」には大容量モデル、「移動避難」には簡易モデルというように、用途に合わせて準備しておくと、いざというときにも慌てず安心です。どちらか一方に絞るよりも、両方そろえておくことで災害への備えがより万全になります。
BLUETTIのポータブル電源で「フェーズフリー」な暮らしを実現
災害時だけでなく、日常でも活用できる「フェーズフリー」の考え方が、ポータブル電源選びでも注目されています。フェーズフリーとは、平時と非常時の境目をなくし、普段の生活で使いながら非常時にも役立てる発想のこと。
ポータブル電源は、キャンプや屋外作業、アウトドア調理などにも活躍するため、災害時専用にせず、日常の中で使い慣れておくことができます。そうすることで、いざという時に迷わず使える安心感につながります。
台風に備え、普段から心がけておきたいポイント
モノの備えだけでなく、“行動”の備えも重要です。台風への備えは、いざという時のために日頃から準備しておくことが肝心です。とくに、家族で緊急時の行動を話し合うことや、ハザードマップの確認は欠かせません。これらを事前に共有しておくことで、いざという時にも落ち着いて行動できます。
緊急時の行動について家族で共有しておく
避難時の連絡手段や集合場所については、家族の間で日頃から決めておくことが重要です。電話がつながりにくくなる事態も想定し、NTTの災害用伝言ダイヤルなどの使い方も確認しておきましょう。電話以外の連絡手段を考えておくと、さらに安心です。
自宅や職場周辺のハザードマップを確認しておこう
ハザードマップとは、地震や津波、浸水など自然災害の被害範囲とリスクを地図で示したものです。「洪水」「津波」「内水」などの種類ごとに用意されており、各自治体の窓口や公式サイトで入手できます。まずは、自宅や勤務先の周辺がどういったリスク地域にあるかを調べておきましょう。
避難情報の取得方法を事前に調べておく
台風の接近時には、避難情報をスムーズに受け取ることが大切です。テレビやインターネットに加え、停電を想定してラジオも備えておくと安心です。また、多くの自治体ではメール配信サービスも提供しているため、事前に登録しておくと役立ちます。
普段から近所の人と関わっておくことも大切
普段からのあいさつや会話を通じて、ご近所とのつながりを持っておくと非常時に助け合いやすくなります。たとえば、高齢者や小さなお子さんのいるご家庭を把握しておくことで、いざというときの支援がしやすくなります。日頃のちょっとした交流が、災害時の心強い助け合いにつながるのです。
台風に備えて確認しておきたい家まわりのチェック項目
台風が接近すると、外での作業は危険を伴うため難しくなります。だからこそ、普段から家まわりの点検をしておくことが重要です。ここでは、台風前に確認しておきたいチェックポイントを具体的にご紹介します。
屋根の状態を事前にチェックしておく

屋根は強風の影響を最も受けやすい箇所のひとつです。高所での作業は危険が伴うため、双眼鏡などを使って安全に点検しましょう。
スレートの浮きや瓦のずれ、破損があれば補修が必要です。異常を見つけた場合は、早めに専門業者に相談するのが望ましいでしょう。
雨どいや側溝を定期的に掃除しておく
雨どいにゴミが詰まると、雨水があふれて家屋にダメージを与えることもあります。落ち葉や泥などの堆積は、浸水や腐食の原因にもなりかねません。
側溝や排水溝の掃除も忘れずに行いましょう。併せて、破損やひび割れがないかも点検しておくと安心です。
庭木の剪定や支柱の固定を行っておく
庭木が風にあおられて倒れると、家や車に被害が出る恐れもあります。事前に剪定して風の通り道を確保しておくことが倒木防止につながります。
幹が細くて不安定な木は、支柱でしっかりと固定しておくとより安全です。台風シーズン前には必ずチェックしておきたい項目です。
車庫や車両の保護状態を確認しておく
車庫がある場合は、屋根やシャッターの固定状態を点検します。車を屋外に置く場合、飛来物から守るため車カバーを活用するのがおすすめです。
また、車庫の柱にぐらつきがないか、ドアの開閉に異常がないかも確認しましょう。風で舞った物が車体に当たるリスクにも備えておきたいですね。
アンテナや屋根の固定状態を確認しておこう
アンテナや屋根の部材が強風で飛ばされると、非常に危険です。屋根と同様に、アンテナの設置状況やサビの有無も確認しておきましょう。
接続部が緩んでいないか、固定金具にガタつきがないかを見ておきます。修理が必要な場合は、早めの対応を心がけましょう。
窓の補強は早めに行っておこう
台風によって、強風にあおられた物が飛んでくることがあります。その結果、窓ガラスが割れて室内に破片が飛び込む危険性があるのです。こうしたリスクを軽減するには、事前の補強が効果的です。
カーテンやブラインドを閉めておくだけでも、飛散防止に一定の効果があります。さらに、養生テープで「米」型に補強する方法も広く知られています。飛散防止フィルムを貼れば、破片の飛び散りを大幅に抑えることができますよ。
水の備えで断水に備える
台風による停電や断水は、予想より長引くこともあります。そんなときに困らないように、生活用水と飲料水の両方を事前に確保しておくことが重要です。
まずは浴槽に水を張り、トイレや洗浄などに使う生活用水を用意しましょう。もし浴槽がなければ、洗濯機の中やバケツなども代用として使えます。
飲料水は、きれいなポリ容器に水道水を入れて保存します。その際は、必ず手を洗ってから作業を行いましょう。保存容器は直射日光を避け、風通しのよい場所で保管してください。
水道水は消毒成分が含まれるため、常温でも3日程度は飲用可能とされています。少し多めに確保しておくと、心にもゆとりが生まれますね。
まとめ|日頃の備えがあなたと家族を守る力に
台風は毎年のように訪れる自然災害ですが、事前の備え次第で被害を最小限に抑えることができます。今回ご紹介したチェックリストや防災グッズを参考に、できることから少しずつ準備を始めてみましょう。
あなたの行動が、いざというときに家族を守る大きな力になります。