ジメジメとした不快な湿気が続く梅雨の季節。部屋干しの生乾き臭や、クローゼットのカビに悩まされている方も多いのではないでしょうか。そんな時期に大活躍するのが「除湿機」ですが、毎日使うとなると気になるのが「電気代」です。「除湿機は電気代が高い」というイメージをお持ちの方も少なくありません。
本記事では、除湿機を使うことで得られるメリットをおさらいしつつ、3つの種類(コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式)ごとの電気代を徹底比較します。さらに、家計に優しい節約術や、停電時・コンセントのない場所でも快適に除湿機を動かすアイデアまで詳しく解説します。

なぜ梅雨に「除湿機」が必要?得られる3つの大きな効果
「エアコンの除湿機能があるから、わざわざ除湿機を買わなくてもいいのでは?」と思われがちですが、除湿機には単なる湿度低下にとどまらない、梅雨の時期にこそ真価を発揮する優れた効果があります。ここでは、導入することで得られる3つの大きなメリットを解説します。

【図解】
効果1(部屋干し対策):除湿機(A)が乾いた空気を送ることで、濡れた洗濯物(B)に潜む「モラクセラ菌」が消滅し、乾燥時間が大幅に短縮されます。
効果2(クローゼット対策):閉じたクローゼット内に設置されたデシカント式除湿機(D)が、滞留する湿気を強力に回収し、大切な衣類や布団をカビから守る効果があります。
効果3(体感温度・熱中症対策):湿度で熱中症リスクがありますが、湿度が下がると快適に過ごせます(E)。
梅雨時の部屋干しの嫌なニオイを防ぎ、乾燥時間を短縮
梅雨の時期、外に洗濯物が干せないストレスを解消してくれるのが除湿機です。
生乾き臭の原因「モラクセラ菌」の繁殖を抑える
部屋干しの「生乾き臭」の主な原因は、水分を含んだ衣類に雑菌(モラクセラ菌など)が繁殖することにあります。この菌は、洗濯後から乾燥までの時間が長ければ長いほど爆発的に増殖します。
乾燥時間を短縮してカラッと仕上げる
除湿機を使って部屋の水分をスピーディーに取り除くことで、衣類の乾燥時間を大幅に短縮できます。菌が繁殖する前に乾かし切るため、嫌なニオイの発生を根本から防ぎ、お気に入りの服をいつでも清潔に保てます。
クローゼットや押し入れの結露・カビ発生を防止
湿気がこもりやすいクローゼットや押し入れ、靴箱などは、梅雨時に最もカビが発生しやすい危険地帯です。
空気の滞留を防ぎ、湿気溜まりを解消
これらの空間は風通しが悪く、湿った空気がどんよりと溜まりがちです。除湿機をこれらの中に向けて運転したり、狭い空間に設置したりすることで、空気を循環させながら強力に水分を回収します。
大切な衣類や布団などの資産を守る
クローゼットの除湿を徹底することで、お気に入りの洋服、高級な革製品、押し入れの布団などをカビや結露の被害からしっかりと守り、長持ちさせることができます。
体感温度を下げて快適な室内環境を作る効果・「梅雨型熱中症」を予防
人間が感じる「暑さ」は、気温だけでなく湿度に大きく左右されます。
湿度が下がると体感温度が下がる理由
湿度が下がると肌からの汗の蒸発がスムーズになり、気温が同じでも体感温度が下がって涼しく感じられるようになります。これにより、エアコンの設定温度を過度に下げずに済むため、家全体の省エネにもつながります。
油断大敵な「梅雨型熱中症」の対策に
梅雨時はまだ体が暑さに慣れていない(暑熱順化していない)ことに加え、高湿度のせいで汗が蒸発しにくく、体内に熱がこもりやすくなります。これが「梅雨型熱中症」の原因です。除湿機で適切に調湿することは、この隠れた熱中症リスクを下げるためにも非常に有効です。
除湿機の電気代はいくら?種類別(3タイプ)に比較
除湿機は、湿気を集める仕組みによって主に「コンプレッサー式」「デシカント(ゼオライト)式」「ハイブリッド式」の3タイプに分かれます。それぞれ消費電力が大きく異なるため、電気代にも大きな差が生まれます。
ここでは、それぞれの特徴と1時間あたりの電気代の目安(※単価31円/kWhで計算)を比較します。
コンプレッサー式:夏場に強く、電気代が安い(電気代の目安)
エアコンの除湿と同じ仕組みで、取り込んだ空気をコンプレッサーで冷やし、結露させて水分を取り除くタイプです。
コンプレッサー式のメリットと消費電力
気温が高い夏場(梅雨〜夏)に非常に高い除湿力を発揮します。ヒーターを使わないため消費電力が小さく、電気代を最も安く抑えられるのが最大のメリットです。
消費電力の目安:150W〜200W程度
1時間あたりの電気代:約4.7円〜6.2円
デシカント(ゼオライト)式:冬場に強いが、ヒーターを使うため電気代が高い(電気代の目安)
「デシカント」と呼ばれる乾燥剤に水分を吸着させ、その後内部のヒーターで温めて水分を蒸発・結露させて回収するタイプです。
デシカント式のメリットと消費電力
室温が下がっても除湿力が落ちないため、冬場の結露対策や衣類乾燥に最適です。ただし、内部のヒーターを常にフル稼働させるため消費電力が非常に大きく、電気代は高くなります。運転中に室温が上がりやすいのも特徴です。
消費電力の目安:300W〜600W程度
1時間あたりの電気代:約9.3円〜18.6円
ハイブリッド式:一年中使えるが、本体価格が高め(電気代の目安)
コンプレッサー式とデシカント式の両方の機能を併せ持ち、室温に合わせて自動で最適な方式に切り替えるタイプです。
ハイブリッド式のメリットと消費電力
夏はコンプレッサー式、冬はデシカント式として動くため、一年中無駄なく高い除湿力を維持できます。電気代は季節によって変動しますが、デシカント式を単体で使うよりは安く抑えられます。ただし、多機能なぶん本体価格が比較的高価になります。
消費電力の目安:200W〜500W程度(運転モードによって変動)
1時間あたりの電気代:約6.2円〜15.5円
月額シミュレーション:毎日8時間使った場合の家計への影響
実際に、それぞれのタイプを「毎日8時間、30日間」使用した場合の1ヶ月の電気代をシミュレーションしてみましょう。
除湿機のタイプ |
消費電力の想定 |
1時間の電気代 |
1ヶ月の電気代(8時間×30日) |
コンプレッサー式 |
200W |
約6.2円 |
約1,488円 |
ハイブリッド式 |
350W(平均) |
約10.9円 |
約2,616円 |
デシカント式 |
500W |
約15.5円 |
約3,720円 |
家計に優しい選び方の結論
電気代の安さを最優先し、主に梅雨や夏場に使いたい場合は、「コンプレッサー式」を選ぶのが最も家計に優しくおすすめです。
除湿機の電気代を安く抑える!効果的で節約になる使い方
除湿機の電気代は、日々のちょっとした使い方の工夫でさらに抑えることが可能です。効率を最大化して無駄な電力をカットする3つの節約術をご紹介します。
扇風機やサーキュレーターと併用して除湿効率をアップ
部屋干しをする際、除湿機単体で動かすよりも、扇風機やサーキュレーターを同時に回すのが非常に効果的です。
風を当てて水分の蒸発を促す
風を衣類に直接当てることで、衣類の表面から水分が蒸発しやすくなります。また、部屋全体の空気を強制的に循環させることで、除湿機が効率よく湿った空気を吸い込めるようになります。
乾燥時間が半減すれば、電気代も半減
この併用により、乾燥時間を最大で半減できるケースもあります。除湿機の稼働時間そのものをギュッと短縮できるため、トータルの電気代を大幅に節約できます。
湿度設定機能やタイマーを賢く活用する
多くの除湿機には、便利な自動停止・調整機能が備わっています。これらを眠らせておく手はありません。
「おまかせモード」で無駄な運転をカット
目標の湿度(例:50%〜60%)に達すると自動で運転を弱めたり停止したりする「湿度設定機能」や「おまかせモード」を常時ONにしておきましょう。部屋が十分に乾いているのに、フルパワーで運転し続けるといった無駄を防げます。
タイマー機能で消し忘れを徹底防止
外出時や就寝時は、2時間〜4時間のオフタイマーを設定する癖をつけましょう。「うっかり丸一日つけっぱなしにしてしまった」という大損を防ぐことができます。
狭い空間(浴室・洗面所)を閉め切って一気に除湿する
除湿機をかける空間が広ければ広いほど、除湿にかかる時間と電力は増えてしまいます。
部屋干しはリビングよりも狭い部屋へ
洗濯物を干す際は、リビングなどの広い部屋ではなく、浴室や洗面所といった狭い空間に集めるのがコツです。
ドアや窓を閉め切ることで効率最大化
さらに、ドアや窓をしっかりと閉め切って運転します。外からの新たな湿気の流入を遮断し、限られた空間の水分だけを一気に回収できるため、驚くほど短時間でカラッと仕上がります。
停電時やコンセントのない場所でも除湿を止めない方法
梅雨の長雨シーズンや台風の時期は、落雷などによる突然の停電リスクが高まります。また、大切な愛車やガレージなど、コンセント(AC電源)が届かない場所の湿気対策に頭を悩ませている方も多いでしょう。
そうした場所や状況でも、ポータブル電源を活用すれば、除湿機の手を止めることなく快適な環境を維持できます。
コンセントがない場所(ガレージ、車内、キャンピングカー)でのカビ対策
車内やキャンピングカー、独立したガレージなどは、密閉度が高いため一度湿気がこもるとあっという間にシートや内装にカビが広がってしまいます。
電源のない場所でもスポット除湿が可能に
ポータブル電源があれば、コンセントのない場所でもコンプレッサー式やハイブリッド式の除湿機をスマートに設置・稼働できます。週末のドライブやキャンプ前後に数時間動かすだけで、大切な愛車の結露やカビを未然に防ぐことができます。
停電時やアウトドアでも快適な湿度を保つ方法
万が一の災害や梅雨時の停電、あるいは夏のキャンプなどで、ジメジメとした不快な暑さは体力を奪い、熱中症の原因にもなります。
非常時のQOL(生活の質)と安全を保つ
大容量のポータブル電源を避難生活や自宅療養時の備えとして用意しておけば、停電時でも除湿機を動かして寝室の湿度を下げられます。体感温度を快適に保ち、過酷な状況下での熱中症リスクを効果的に下げることができます。
除湿機の利用に便利なおすすめ製品
ここで除湿機と組み合わせて使用するのに便利なポータブル電源を紹介します。
ポータブル電源 AORA 300(2764.8Wh, 3200W)
一体感のあるスマートなデザインで長雨の除湿空間を維持
AORA(アオラ) 300は、超大容量と高出力をすっきりとしたシンプルな筐体に収めた、3kWhクラス世界最小の洗練されたデザインが特徴のポータブル電源です。
消費電力の大きいデシカント式やハイブリッド式の除湿機でも、外部電源なしで24時間以上の連続稼働が可能になります。長雨が続く梅雨の時期、リビングや衣類乾燥スペースに除湿機と一緒に設置しても、インテリアに美しく馴染むフラットなフォルムに仕上がっています。停電時でも長期間にわたり自宅の快適な湿度空間を維持できる、頼れるマスター電源です。
Apex 300ポータブル電源(2764.8Wh, 3200W)
フラッグシップにふさわしい堅牢性と圧倒的なスタミナ
Apex 300は、同じく2764.8Whの超大容量と定格出力3200Wを誇る、BLUETTIテクノロジーの結晶とも言えるフラッグシップモデルです。
ガレージやキャンピングカー、アウトドア環境など、よりタフなシチュエーションでの使用を想定した堅牢な設計が魅力です。定格出力が非常に高いため、消費電力の大きなハイブリッド式除湿機をフルパワーで動かしながら、同時にサーキュレーターや移動式エアコンなどの大型家電を複数接続して稼働させることも余裕でこなします。コンセントが届かない過酷な場所のカビ対策や、災害時のバックアップ電源として最高のパフォーマンスを発揮します。
走行充電器1200W Charger 2
車中泊やキャンピングカーでの結露対策に最適な、オルタネーター接続対応の強力な車載充電器です。ドライブ中のわずかな時間でポータブル電源を最大1200Wという圧倒的なスピードで急速充電。車内で使う除湿機やエアコンの電力を、移動しながら手軽に、かつ効率的に確保できます。
まとめ:最適な除湿機を選んで、電気代を抑えながら快適な梅雨を過ごそう
除湿機の電気代は一見高く感じられますが、夏の梅雨時期であれば「コンプレッサー式」を選ぶことで月々の電気代を約1,500円前後に抑えることが可能です。さらに、サーキュレーターの併用や、狭い空間での密閉除湿といったテクニックを組み合わせれば、より短時間で効率よく家中のジメジメを解消できます。
電気代を賢くコントロールしながら、ライフスタイルに最適な除湿機を選び、憂鬱な梅雨のシーズンをカラッと快適に乗り切りましょう!
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