思い立ったらすぐ!予約不要で今日行けるキャンプ場
秋冬キャンプの魅力
キャンプといえば夏!と考える人も多いのですが、秋冬キャンプには春夏とは違う魅力がたくさんあります。秋は自然のなかにうつろう変化を最も楽しむことができる季節です。紅葉に染まる山、黄金色の水辺の夕陽、色彩あざやかな景色のなかで、のんびりと心と身体を休めてみませんか。
冬キャンプもまた異なる魅力があります。キャンパーを悩ませる虫もおらず、気候が安定していて晴天率も高め。街なかではなかなか感じることのできない厳しい自然の寒さのなかでテントを張り、たいせつな人と焚き火で暖をとりながらくつろぐ冬のキャンプは一度体験すると忘れられない思い出になります。
アウトドア人気の高まりとともに人気のキャンプ場の予約は争奪戦です。なかなか予定が見えなかったり、今日急にキャンプに行きたい気分になったときに便利な、予約不要のキャンプ場をご紹介します!(枠内の情報は2023年10月末のものとなります。訪れる前に公式連絡先にて事前の確認をおすすめします。)
【関東近郊】予約不要のキャンプ場 5 選
① 小滝沢キャンプ場(茨城)

出典:茨城県ホームページ
茨城県高萩市は花貫渓谷の上流部に位置する市営の無料キャンプ場。車の乗り入れは禁止で、キャンプ場から徒歩1〜2分のところにある駐車場に車を停めて荷物を運搬する必要があります。(階段があるため、カートやワゴンの使用が難しい場所があるので注意が必要です。)都心から2時間とは思えない深い緑に囲まれて川遊び、渓谷歩きに登山などアウトドアを存分に楽しむことができます。紅葉の名所としても人気の場所なので、秋は美しい景観を求める人々でにぎわいます。(紅葉まつり期間中はキャンプ禁止となるため事前の確認をおすすめします。)
ウェブサイト |
http://www.takahagi-kanko.jp/page/page000032.html |
住所 |
〒318-0103 高萩市大能地内 |
電話番号 |
0293-23-7316 |
利用案内 |
無料 フリーサイト(10区画程度) 近隣駐車場(駐車可能台数)10台 |
② 嵐山渓谷月川荘キャンプ場(神奈川県)

出典:嵐山町ホームページ
都心からわずか1時間でアクセスできる嵐山渓谷の景勝地は幅広い年代が楽しめるキャンプ場です。秋は渓谷の見事な紅葉のなかでテントを張ることができます。清流・槻川の川原やハンモックを楽しむことできる林間、直火で焚き火OKの芝生サイト等、なんと6つもある豊富なフリーサイトが魅力です。ファミリー客が少なめで、ソロキャンパーが多いことが特徴です。車で15分ほどのところに玉川温泉があるので寒い夜にも安心です。
ウェブサイト |
https://tukigawasou.jimdofree.com/ |
住所 |
〒355-0225 埼玉県比企郡嵐山町鎌形2604 |
電話番号 |
0493-62-2250 |
利用案内 |
営業時間:9:00~18:00 (通年利用) チェックイン 10:00 チェックアウト 翌10:00 入場料:300円/人 (小学生未満は無料) 駐車場:普通車700円 テント泊料金: 持ち込みテント料 800円/人 こども(3歳から5歳) 440円 |
③ 青根キャンプ場(神奈川)

圏央道相模原ICから車で25分。通年営業で、キャンプ場に隣接して天然温泉「いやしの湯」もあるので秋冬キャンプにおすすめ。サウナも楽しめます。バンガロー、電源付きサイトは要予約ですが、川沿いや山側、広場等の環境に予約不要のフリーサイトがあります(約100張)。秋は紅葉に色づく山々に囲まれてのキャンプ、毎年11月にはキャンプ場主催の花火大会も開催されます。
ウェブサイト |
https://aonecamp.jp |
住所 |
〒252-0162 神奈川県相模原市緑区青根807 |
電話番号 |
042-787-1380 |
利用案内 |
チェックイン8:00 チェックアウト10:00 大人(中学生以上)780円 子供(3歳〜小学生)550円 駐車料金 乗用車(1泊) 1,200円 |
④ 精進湖キャンピングコテージ(山梨)

富士山を眼前に望み、これ以上ないほどの雄大な景色のなかで湖畔キャンプを楽しむことができる精進湖キャンピングコテージ。精進湖は富士五湖の一つであり、世界文化遺産に登録されています。波のない湖面に壮大な逆さ富士がうつり、幻想的な空間が広がります。日常を忘れる空間で寝起きし、富士山を見ながらのバーベキュー、精進湖での釣り、夜には満点の星空、日中にはハイキングコースもあり、アウトドアを満喫することができます。
ウェブサイト |
https://shojiko.jp/index.html ※キャンプサイト利用ページ https://shojiko.jp/doc/campsite.html |
住所 |
〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進495 |
電話番号 |
0555-87-2005 |
利用案内 |
受付時間 9:30〜17:00 チェックアウト12:00 ※利用料金 小学生以上 1,000円/人 普通車 2,000円/台 |
⑤ 道志の森キャンプ場(山梨)

出典:BAMBI CAMP
道志川の支流の三ヶ瀬川沿い約2キロにわたって広がる予約不要のフリーサイト。川のそばや林の中など好きなサイトを選ぶことができるのでリピーターも楽しめます。サイトを見つけてから管理棟で料金の支払いをするシステム。(管理の方の巡回時に支払うこともできますが、その場合の料金は少し高くなります。)夏は川の水を利用した大きなプールで家族連れに人気な賑やかなキャンプ場ですが、秋は紅葉のなかでの落ち着いた雰囲気のキャンプが楽しめます。
ウェブサイト |
https://doshinomori.jp/ |
---|---|
住所 |
〒402-0223 山梨県南都留郡道志村10041 |
電話番号 |
0080-4444-2440 (9:00〜18:00) |
利用案内 |
・管理等受付の場合 1人(3歳以上)800円/人(繁忙期も同額) 自動車 1,000円/台 ・巡回時受付の場合 1人 1,000円/人 自動車 1,000円/台 ※駐車料金は繁忙期は1,500円〜2,000円となるのでウェブサイトで要確認 |
【関西近郊】予約不要のキャンプ場 5 選
① 笠置キャンプ場(京都)

大阪や京都から近く、リーズナブルなことで人気の高いキャンプ場。笠置大橋下の河川敷にある約3万㎡と広大なフリーサイトで、車の横付けも可能です。
混雑具合によっては入場制限がかかる場合があるので、ホームページ上のライブカメラから状況を確認することをおすすめします。最寄りの「笠置駅」までなんと徒歩4分という珍しい駅に近いキャンプ場なので、あとからほかメンバーと合流する場合にはとっても便利です。
ウェブサイト |
https://kankou-kasagi.com/kasagi-camp/ |
住所 |
〒619-1303 京都府相楽郡笠置町笠置栗栖4 |
電話番号 |
0743-95-2011 |
利用案内 |
※宿泊 大人(中学生以上)1,000円/人 小学生 600円/人 ※日帰り (8時から17時まで) 大人(中学生以上)500円/人 小学生 300円/人 |
② 丸山県民サンビーチ(兵庫)

出典:MFCOutdoor
宿泊無料(駐車料金有料)、入場時間フリーのビーチに面したテントサイト34区画のキャンプ場。
キャンプサイトまで車の乗り入れができず、駐車場からは広いビーチでギアを運ぶ必要があるので注意が必要です。海の前なので、秋冬はかなりの強風が吹くことがあるので対策が必要です。
夏は海水浴で賑わい、秋冬は名物の牡蠣を買って美味しいバーベキューを楽しむキャンプ客がみられます。またテントの目の前のビーチでは、手軽に釣りを楽しむことができます。
ウェブサイト |
https://www.city.ako.lg.jp/kensetsu/kankou/shisetsu/kanko/maruyama.html |
住所 |
〒678-0221 兵庫県赤穂市尾崎字丸山2296-3 |
電話番号 |
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利用案内 |
【駐車料金】キャンプ場コインパーキング(車収容台数105台) 令和3年11月1日(月曜日)から駐車場が有料 終日60分:200円※入庫から30分以内の出庫は無料 入庫後24時間:最大500円※最大料金は繰り返し |
③ 光滝寺キャンプ場 (大阪)

関西圏では数少ない大阪府にあるキャンプ場。大阪市街からは車で1時間30分、河内長野市街からは約30分でアクセスできる便利のよさ。ぱっと思い立ってすぐ行ける、まさにそんなキャンプ場です。
キャンプ場から歩いて5分ほどの場所には落差9mの光滝があり、15分で荒滝、30分で御光滝、40分で大滝と、秋には紅葉を感じながら見どころのあるハイキングを楽しむことができます。
ウェブサイト |
https://takihata.jp/tentSauna.php |
住所 |
〒586-0072 大阪府河内長野市滝畑1392-甲 |
電話番号 |
0721-64-1977 |
利用案内 |
※冬季の利用は湖畔観光(上記電話番号)まで要問合せ ・入場料(清掃協力費) 1人/300円 ・駐車場 1台/1500円(1日) ・バイク 1台/500円(1日) ※宿泊で2日駐車の場合は2日分の料金が必要 |
④ 田辺川湯キャンプ場(和歌山)

出典:田辺川湯キャンプ場
和歌山は熊野の自然豊かな場所に位置する田辺湯川キャンプ場。川原に設営できるオートキャンプサイト、芝地のテントサイトから設営場所を選ぶことができます。
熊野本宮大社まで車で約 10 分のここは秋になると紅葉がとっても美しい場所です。
そして冬は、なんといっても温泉がおすすめ!
徒歩 5 分の場所には川底から絶えず湧き出す 70 度以上の源泉と熊野川支流の大塔川が程よく混ざることで有名な川湯温泉があります。例年 12月から2月末まで「仙人風呂」という冬季限定の公衆浴場を楽しむことができます。冬の澄んだ青空や星空を見ながら開放的に温泉を楽しむことができます。
ウェブサイト |
https://tanabe-kawayu-camp.com/ |
住所 |
〒647-1717 和歌山県田辺市本宮町川湯1288 |
電話番号 |
0735-42-1688 |
利用案内 |
利用人数、車(バイク)の台数で料金決定 大人(中学生以上) 1,200円 /人 子ども( 0 歳〜小学生) 700円 /人 車 700円 /台 (全長 7 m以上のキャンピングカーは別途料金) バイク 1 台 200 円 ※日帰り利用も 1 泊料金と同じ チェックイン 午前 8 時〜午後 5 時 |
⑤ 谷瀬つり橋オートキャンプ場(奈良)

長さ297m、高さ54mの巨大な谷瀬の吊り橋から約1km上流の川原に位置するキャンプ場。バンガローやログハウス、一部の区画サイトは予約制ですが一般サイトは予約なしで宿泊可能。17時から20時にライトアップされる迫力ある吊り橋を眺めながら、バーベキューやキャンプファイアーを楽しみましょう。チェックインは早朝6時から最長で翌日の17時まで利用が可能です。五右衛門風呂にロープ遊具など、アウトドアを満喫できるので家族連れにも人気が高いキャンプ場です。
年末年始をのぞいて通年で営業をしているので、寒い時期には雪中キャンプを楽しむことができるかもしれません。
ウェブサイト |
http://totsukawa-web.com/tanise-autocamp/ |
住所 |
〒637-1103 吉野郡十津川村大字上野地8 |
電話番号 |
0746-68-0118 |
利用案内 |
入場時間 6:00~17:00まで 小人300円/大人500円 キャンプサイト テント(1張)1,000円/駐車(1泊)2泊目半額1,000円 ※年末年始は要確認 |
秋冬キャンプの必需品【防寒対策】

寒い季節のキャンプは暖かい焚き火や食事を非日常の空間で楽しむことができます。そんな秋冬キャンプで、最も気をつけなければいけないことは「防寒対策」。特にこれまで紹介したような予約不要のキャンプサイトは高規格の電源サイトではないフリーサイトがほとんどのため、快適で安全なキャンプのために防寒対策が必須です。
① 服装
冬のキャンプは重ねて着込むことで日中夜間の寒暖差に対応することができます。肌着は吸水速乾性のあるもの、その上には保温性と通気性にすぐれたもの、さらにその上に防水・防風性にすぐれたもの、など適切な素材のものを着込むことによって秋冬キャンプの天候に合わせることができます。
② テント
テントスカートの下からの風を防ぐだけで、内部がずいぶんとあたたかくなります。簡単に石をのせたり、テープで貼ってふさいだり、自作のスカート下の風よけを作って防ぐことができます。また、銀マット(アルミシート)をテントと地面の間に敷くことで保温性がよくなり地面からの寒さがやわらぎます。
③温浴施設
温泉に入ると身体の芯からあたたまることができます。秋冬キャンプは近くに温泉施設のあるキャンプ場を選ぶと2倍楽しむことができますね。
キャンプ場での快適な滞在をサポート:ポータブル電源
予約不要のキャンプサイトはフリーサイトが多く、駐車場からキャンプサイトまでギアを移動しなくてはならないことも多々あります。ただでさえ荷物が多くなる秋冬キャンプ、大型の電源には安心感はありますが、荷物の場所を取る上に重たいために運ぶのに一苦労。ポータブル電源は1泊キャンプに足りる小型で持ち運び可能な軽量タイプがおすすめです。
小型ポータブル電源 BLUETTI AC70

2023年10月新発売のBLUETTIの最新機種AC70はそんなキャンパーのニーズにぴったりの製品です。本体サイズは310(幅)×256(高さ)×210(奥行)mm、重量は約10.2kgと比較的軽量。片手で持ち運べる一体型のハンドルなので、移動もらくらく。
AC出力が2つ、USB-AとUSB-Cの出力がそれぞれ2つあるので、家族やグループでのキャンプで同時にスマホを充電する場面でも大丈夫。USB-Cは100W出力なのでたいていのガジェットへの出力は問題ありません。
BLUETTI AC70は秋冬キャンプの強い味方。最新の電力リフト機能(※)を搭載しているので、電気ポットやドライヤーの温め家電をキャンプ場で使用することができます。
(※電化製品の定格電圧を下げることによって、電気ポットやドライヤーなど定格消費電力2000W以下の電熱線(電阻)搭載の家電でも使用可能)
またAC入力850Wの「高速モード」では、45分で80%、1.5時間でフル充電することが可能。「そうだ!今からキャンプ行こう!」と思い立ってから充電しても大丈夫。さらに、最大500Wのソーラーパネルからの充電に対応しているので、キャンプ場に到着してからも太陽光で最速2時間でフル充電が可能です。
BLUETTI AC70と電気毛布で快適な睡眠を【防寒対策】
日中は上記の対策や換気を行いながら石油ストーブで防寒対策を行うことで寒さを防ぐことができます。しかし就寝時には、一酸化炭素中毒による事故の危険性からストーブは必ず消す必要があるため、別の安全な防寒対策が必要です。電気ヒーターやホットカーペット、こたつなどが秋冬キャンプの防寒ギアとして挙げられますが、最も役に立つといわれるものは「電気毛布」。消費電力が少なく、長時間の睡眠のあいだ暖をとるのに最適です。シュラフの下に敷けば低温やけどが心配な小さな子どもでも安心です。
毛布の性能や大きさにもよりますが、一般的な電気毛布の消費電力は50〜100W程度です。容量が768Whのポータブル電源AC70は睡眠時間中の使用にちょうど良い大きさです。シュラフの中にいれたり、下に敷いたり、状況に応じて毛布の使い方を変えて温かく安全な夜を過ごしましょう。より詳しく知りたい方は「冬の旅行やアウトドア活動に!電気毛布に最適なポータブル電源」を御覧ください。
その他にも「冬キャンプは初心者におすすめ!魅力と必要な持ち物を徹底解説」を読んで秋冬キャンプの装備を整えて、この秋冬、キャンプに出かけましょう!
まとめ:予約不要のキャンプ場と秋冬キャンプの対策
本記事では、関東と関西近郊の予約が不要で、思い立ったらすぐ行けるキャンプ場を5ヶ所ずつ紹介しました。海や山や湖と、いずれも秋冬の豊かな自然の中で過ごすことのできるキャンプ場です。イベント開催等の場合もあるので、実際に訪れる際は公式ホームページ等での確認をおすすめします。
予約なしで行けるキャンプ場のほとんどが電源サイトではないため、秋冬キャンプの際はしっかりとした防寒対策をとることが求められます。何点かの寒さ対策とあわせて電気毛布が使用できる容量のポータブル電源の携行をおすすめしました。
キャンプに出かける人数等で必要なものは変わってきますが、その際にも本記事や関連記事を参考にしていただけたら幸いです。