震度4・5・6強の地震とは?揺れ方・被害と地震対策を解説

震度4・5・6強の地震とは?揺れ方・被害と地震対策を解説

震度4から6強の地震に関する解説イメージ

日本に住んでいる以上、地震はいつどこで発生してもおかしくない災害です。しかし、「震度5強」や「震度6強」と聞いて、具体的にどのくらい揺れるのか、どのような被害が出るのかを正確にイメージできる人は意外と少ないかもしれません。本記事では、気象庁の基準に基づき、震度4から震度6強までの揺れの程度や想定される被害について詳しく解説します。さらに、いざという時に命と生活を守るための防災対策や、停電時に役立つポータブル電源の備えについても紹介します。

震度とマグニチュードの違いを知る

地震のニュースで必ず耳にする「震度」と「マグニチュード」ですが、それぞれ表しているものが全く異なります。

震度とマグニチュードの違い図解

マグニチュード(M)とは:地震「そのもの」のエネルギー

意味: 地震の震源(地下の岩盤が破壊された場所)から放出されたエネルギーの全体量を表します。

・数値の特徴: 1つの地震につき、マグニチュードは1つしかありません。

・規模の目安: 数値が「1」増えると、地震のエネルギーは約32倍になります。「2」増えるとなんと約1000倍にもなります。

震度とは:特定の場所での「揺れの強さ」

私たちがいる場所(地表や特定の街)で、どれくらい強く揺れたかを表す指標です。

・数値の特徴: 同じ1つの地震でも、場所によって震度は異なります。一般的に、震源から近いほど、また地盤が軟らかい場所ほど揺れは大きくなります。

・規模の目安: 日本の気象庁の基準では、「0〜7」までの10段階(5と6はそれぞれ「弱・強」に分かれる)で表されます。

震度4・5弱・5強・6弱・6強はどのくらい?一覧で比較

地震のニュースで頻繁に耳にする「震度」ですが、数字が一つ上がるだけで体感や被害の規模は大きく変わります。まずは、それぞれの震度がどのくらいの揺れを指すのか、全体像を一覧で比較してみましょう。

日本の「震度」の階級について

日本の気象庁が定めている震度階級は、私たちが感じる揺れの強さや、周囲の状況を客観的に評価するための指標です。

気象庁が定める震度階級の基本

震度は現在、0から7までの10段階(5と6はそれぞれ「弱」と「強」に分かれます)で設定されています。数字が大きくなるほど揺れが強く、被害も甚大になります。特に震度4を超えると、多くの人が恐怖を感じ、生活インフラへの影響も出始めます。

気象庁震度階級一覧表

震度4はどのくらい揺れる?

震度4は、日常生活の中で「かなり強い地震だ」と明確に感じるレベルです。パニックになるほどではありませんが、確実に対策の必要性を実感する揺れと言えます。

屋内で感じる揺れと被害

屋内にいる場合、ほとんどの人が揺れに気づき、驚いて動作を止めるほどの強さです。

体感と家具への影響

座っている人はもちろん、歩いている人も揺れを感じます。吊り下げている電灯などは大きく揺れ、座りの悪い置物が倒れることがあります。ただし、重い家具が倒れることは稀です。

屋外やインフラへの影響

屋外でも変化は見られますが、大規模な被害には直結しにくい段階です。

電線や建物の状態

電線が揺れているのがはっきりとわかり、自動車を運転していても揺れに気づく人が出始めます。通常、この段階で停電や断水が広範囲で発生することは少ないですが、老朽化した設備には注意が必要です。

震度5弱・5強はどのくらい揺れる?

震度5弱・5強になると、生活への直接的な被害が発生し始めます。恐怖を感じて身の安全を図りたくなるレベルです。

震度5弱の揺れと被害目安

震度5弱は、大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる揺れです。

生活への支障度合い

棚にある食器や本が落ちることがあり、固定していない軽い家具は移動したり倒れたりする危険があります。窓ガラスが割れるケースも出てくるため、素足で歩くのは危険です。

震度5強の揺れと被害目安

震度5強になると、自力で行動することが難しくなってきます。

歩行の困難さと室内の危険

物につかまらないと歩くことが非常に困難になります。固定していないテレビが台から落ちたり、タンスなどの重い家具が倒れたりすることがあります。ブロック塀の倒壊などの危険も高まるため、屋外への避難にも細心の注意が必要です。

震度6弱・6強はどのくらい揺れる?

震度6弱・6強は、日常が一瞬にして奪われる激しい揺れです。このレベルになると、事前の対策が生死を分けることもあります。

震度6弱の揺れと被害

震度6弱では、自分の意志で動くことが極めて困難になります。

立っていることが困難

立っていることができず、這って動くことしかできない場合があります。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものが多くなります。ドアの枠が歪んで開きにくくなり、部屋に閉じ込められるリスクも発生します。

震度6強の揺れと被害

震度6強は、気象庁の階級でも最大級の揺れであり、甚大な被害をもたらします。

這って動くことしかできない状態

自分の意志で動くことはできず、飛ばされることもあります。固定していない家具はほとんど倒れ、場合によっては飛んでくることもあります。耐震性の低い木造建物は傾いたり、倒壊したりするものが多くなります。

震度6強ではどんな被害が起こり得る?

震度6強の地震が発生した場合、家の中の被害だけでなく、街全体に深刻なダメージをもたらします。

建物やインフラへの甚大なダメージ

揺れの強さにより、建物の構造自体に致命的な損傷が生じる可能性が高いです。

木造住宅・鉄筋コンクリート造への影響

耐震基準を満たしていない古い木造住宅は、倒壊する危険性が非常に高くなります。鉄筋コンクリート造の建物でも、壁に大きな亀裂が入ったり、一部が損壊したりする被害が想定されます。

地盤や道路への影響

地割れが発生したり、大規模な地すべりや山崩れが起きたりすることがあります。道路が寸断されることで、救急車や消防車などの緊急車両が到着できなくなる「孤立状態」になるリスクも深刻です。

地震で停電・断水などライフラインに起こり得ること

強い地震が起きると、私たちの生活を支えるライフラインが長期間ストップする可能性があります。

地震によるライフライン停止のイメージ

停電リスクと復旧までの時間

地震の直後、最も高確率で発生するのが停電です。

過去の震災における停電事例

発電所の自動停止や電柱の倒壊などにより、広範囲で停電が発生します。復旧までに数日から数週間かかるケースもあり、夜間の灯りの確保やスマートフォンの充電、冷蔵庫の保冷ができなくなるなど、生活に大きな支障をきたします。

断水やガス供給の停止

電気だけでなく、水道やガスも停止することがあります。

復旧が遅れやすい地下インフラ

水道管やガス管は地下に埋設されているため、電気に比べて被害状況の確認と復旧に時間がかかります。飲み水やトイレの水の確保は、在宅避難において死活問題となります。

強い揺れを感じた直後に取るべき行動

実際に強い揺れに襲われた時、パニックにならずに適切な行動を取れるかが重要です。

地震発生時の身を守る行動イラスト

発生直後(0秒〜30秒)の基本行動

地震が発生した瞬間に最も優先すべきは、自分の身を守ることです。

命を守る「シェイクアウト」

「姿勢を低くし、頭を守り、揺れが収まるまで動かない(Drop, Cover, Hold on)」が基本です。丈夫な机の下に潜り込み、クッションやカバンなどで頭を保護してください。

揺れが収まった後(1分〜2分)の行動

激しい揺れが収まったら、次の危険を回避するための行動に移ります。

火の元の確認と出口の確保

揺れが落ち着いたら、火を使っていた場合はすぐに消火します。また、建物が歪んでドアが開かなくなるのを防ぐため、玄関や窓を開けて避難経路を確保してください。焦って外へ飛び出すのは、落下物の危険があるため絶対に避けましょう。

地震と停電に備えて平時から準備すること

震度6強のような大地震が起きても被害を最小限に抑え、地震後の生活を維持するためには、日頃からの備えが欠かせません。

家具の固定と室内の安全対策

大地震でのケガの原因の多くは、家具の転倒や落下物によるものです。

転倒・落下防止グッズの活用

L字金具や突っ張り棒、耐震マットなどを使って、タンスや冷蔵庫、テレビなどをしっかりと固定しましょう。また、寝室には背の高い家具を置かないなどのレイアウトの工夫も重要です。

非常持ち出し袋と備蓄の確認

ライフラインが停止した状態でも数日間生活できるよう、物資の備えが必要です。

H4:ローリングストック法のすすめ 最低でも3日分、できれば1週間分の飲料水(1人1日3リットル)と食料を備蓄しましょう。普段から食べているものを少し多めに買い置きし、使った分だけ買い足す「ローリングストック法」が手軽でおすすめです。

停電に備えるポータブル電源の導入

地震後の停電対策として、現在非常に注目されているのがポータブル電源です。

災害時に活用するポータブル電源

BLUETTIがおすすめする災害用バッテリー

情報収集のためのスマートフォン充電や、夜間の照明、寒さ対策のヒーターなどを動かすために、大容量のバッテリーがあると安心です。

AORA 100 V2(1024Wh / 1800W)

地震後の停電時に通信や生活家電を支える人気モデルです。


日本の生活スタイルを徹底的に研究して誕生したフェーズフリー発想のモデルで、高出力なのにコンパクトで軽量なため、日常使いやアウトドアにも大変に便利です。

AORA 200(2073.6Wh / 2200W)

家族の人数が多い場合や、より長引く停電にも対応する高出力大容量モデルです。


高層マンションに居住されている方や高齢者や小さな子どものいる方の在宅避難のストレスも大幅に軽減できます。

震度に関するよくある質問

最後に、震度についてよく寄せられる疑問について解説します。

震度7と震度6強の違いは何ですか?

震度6強のさらに上には「震度7」が存在します。

気象庁の定義と被害の限界

震度7は「耐震性の高い建物でも傾いたり、大きく破壊されたりするものがある」レベルの揺れです。計測震度で6.5以上の揺れはすべて「震度7」として扱われるため、これ以上上の階級は存在しません。

震度階級は世界共通ですか?

日本のニュースで聞く「震度」は、実は日本独自のものという疑問です。

日本独自の指標(気象庁震度階級)

日本の気象庁が発表する10段階の震度階級は、日本独自の指標です。海外では「改正メルカリ震度階級(12段階)」などが使われることが多いため、海外の地震ニュースを見る際は注意が必要です(マグニチュードは世界共通です)。

まとめ

この記事では、震度4から震度6強までの揺れの程度や被害の状況について解説しました。震度5強以上になると自力で行動することが難しくなり、震度6強では家具が飛び交い、家屋が倒壊する甚大な被害が予想されます。 地震の発生そのものを防ぐことはできませんが、家具の固定や非常食の備蓄、そして長引く停電に備えたポータブル電源の導入など、事前の対策で被害を大幅に減らすことは可能です。本記事を参考に、今日からご自宅の防災対策を見直してみてはいかがでしょうか。

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