知っておきたい、家庭防災の基本

 私たちは自然の恩恵を受けながら、同時に自然のリスクも抱えているという島国に生きています。自然と共に生きる為に、自然の脅威から身を守る「防災」の意識を持たなければなりません。そうでなければ、いざという時に適切な判断や行動が出来なくなってしまいます。
 今回は、「知っておきたい、家庭防災の基本」として、どのような自然災害にも共通する重要性の高い項目を皆様にお伝えしようと思います。

      「天災は忘れた頃にやって来る」――私たちもよく耳にするこの言葉は、19世紀に物理学者・随筆家として活躍した寺田寅彦さんが語ったものだとされています。また、同氏は次のような言葉も残しました。「国家を脅かす敵として天災ほど恐ろしい敵はないはずである」。今の時代、「本当にその通りだ」と誰もが納得できる警句となります。

     私たちは自然の恩恵を受けながら、同時に自然のリスクも抱えているという島国に生きています。阪神大震災や東日本大震災といった大規模な地震災害はもとより、台風・豪雨・洪水・豪雪・噴火といった自然災害にも注意を向けなければなりません。

     私たちは自然と共に生きる為に、自然の脅威から身を守る「防災」の意識を持たなければなりません。そうでなければ、いざという時に適切な判断や行動が出来なくなってしまいます。

     しかし、いざ「防災の意識を持とう」と言われても、具体的に何を学び、何に注意すれば良いのかと聞かれると、なかなか答えに窮する方が多いと思います。

     そこで今回は、「知っておきたい、家庭防災の基本」として、どのような自然災害にも共通する重要性の高い項目を皆様にお伝えしようと思います。

     まずは、「状況別の防災」について説明をします。

     自然災害が起きた時、皆様は「屋外」か「屋内」、そのどちらかにいる事になります。
    「屋外」では「老朽化した建物(ブロック塀や看板など)から離れる」「ビルのガラスから遠ざかる」「災害が予見される場合はエレベーターなどの密室に入らない」といった具合に、出来る限り安全性・耐久性の高い施設や公園などに移動する意識と行動が求められます。「屋内」でも「大きな家具・インテリアやガラスから離れる」「暖房器具やガスを消す」といった安全対策が重要です。また、「屋内」では停電に備えて「モバイルバッテリーや予備電源」を確保しておく事も大切です。

     次に、「ライフスタイル別の防災」について説明をします。

     「普段、家にいない事が多い」というライフスタイルを送られている方は、「職場で立ち往生をしてしまう」「備蓄品や非常用グッズを持ち出せない」「身内と遭えない」「近所づきあいが無いので助け合いの輪に入れない(どこにアプローチすれば良いのか分からない)」といったリスクがあります。これについては、普段から家族と災害時の行動について話し合ったり、職場で災害時の対策マニュアルを作ったりと、いつ起きても何らかの行動を冷静に行える為の想定準備をしておく事が重要です。「子どもが学校や保育園・幼稚園に通っている」というライフスタイルの場合も、施設側が設けているマニュアルに目を通し、子どもとも災害時行動についてよく話し合っておきましょう。また、「女性」「乳幼児」「妊婦」「高齢者」「障がいを抱える方」「外国人」「要介護者」といった具合に、自然災害時に物資確保や移動に特別な配慮が必要なライフスタイルの状況もあります。こちらについては個別の事情に応じ、家族だけではなく地域社会と連携を取れるようコミュニケーションやマニュアル確認を行っておく必要があります。

     こうした基本防災の点を踏まえて、今度は実際の被災地から学びを得てみましょう。
     東日本大震災で被災された方の意見をとりまとめた『被災地から学ぶ かぞくの防災』の中に書かれている「震災時に困った事」という項目の中で、普段はあまり自然災害と結びつかない視点が見えてきました。それが「子どもたち」に関するものです。
     学校や保育園にそのまま避難した子どもたちは、両親がいない生活環境の中で大きな不安を抱えて、パニックに陥ることがあったと言います。その後の避難生活においても、子どもたちは長期化する生活の混乱によって著しいストレスを抱える傾向にありました。大人のように自分を律して行動することは難しいので、これは自然災害時における重要な課題のひとつであると考えられます。そんな時に現場で本当に役立ったと言われるものが、子ども向けのDVDや絵本だったそうです。しかし、このDVDの視聴も停電時や避難所の電力使用の制約がある中での使用は難しいものとなります。ですから、予備電源を確保しておく事が、この意外な課題からも重要である事が分かります。DVDプレーヤーやパソコンだけではなく、ラジオ、懐中電灯、ワンセグ機器、パソコン、スマートフォン、暖房器具といった電子機器はすべて電力が必要です。
     生活の基盤となっている電力を予備として確保しておくことは、防災の基本法則のひとつであると言えるでしょう。

     現在、市場に出ている予備電源(ポータブル電源)には様々なタイプがあります。

     防災に役立つものを選ぼうとする場合、まずは【容量】について確認をしてみる必要があります。停電時の電源として代替出来る電池容量は「1000Wh以上」が目安です。この容量であれば、先のDVDプレーヤー、パソコンはもちろん、テレビ、ホームシアター、ポータブル冷蔵庫、扇風機、電気毛布といった主要な電子機器を稼働させることが出来ます。

     ただし、使いたい電子機器によっては予備電源の【定格出力(予備電源側が安定して出せる出力)】【周波数(日本は東日本50Hz・西日本60Hz)】も確認をする必要があります。この点については定格出力の数値が大きく、周波数が50Hz/60Hzどちらにも対応している予備電源を選べば安全に使えると言えます。

     そして、【出力端子(コンセント形状)】についても注意が必要です。予備電源の主な出力端子は、家庭で一般に使われているAC出力ポート、車載機器を使うことが出来るDC出力ポート、小型電子端末でよく使用されているUSBポートの3種類があります。

     それぞれの端子が幾つあるのか、自分が予備電源を使うシーンを想定しながら、それに見合った出力端子を選びましょう。

     以上が、「知っておきたい、家庭防災の基本」のお話でした。いつ自然災害が起きても対応が出来るよう、意識から準備まで、しっかりと防災の構えを行っておく事が大切です。

      「天災は忘れた頃にやって来る」――寺田寅彦

        「天災は忘れた頃にやって来る」――私たちもよく耳にするこの言葉は、19世紀に物理学者・随筆家として活躍した寺田寅彦さんが語ったものだとされています。また、同氏は次のような言葉も残しました。「国家を脅かす敵として天災ほど恐ろしい敵はないはずである」。今の時代、「本当にその通りだ」と誰もが納得できる警句となります。

       私たちは自然の恩恵を受けながら、同時に自然のリスクも抱えているという島国に生きています。阪神大震災や東日本大震災といった大規模な地震災害はもとより、台風・豪雨・洪水・豪雪・噴火といった自然災害にも注意を向けなければなりません。私たちは自然と共に生きる為に、自然の脅威から身を守る「防災」の意識を持たなければなりません。そうでなければ、いざという時に適切な判断や行動が出来なくなってしまいます。

       しかし、いざ「防災の意識を持とう」と言われても、具体的に何を学び、何に注意すれば良いのかと聞かれると、なかなか答えに窮する方が多いと思います。そこで今回は、「知っておきたい、家庭防災の基本」として、どのような自然災害にも共通する重要性の高い項目を皆様にお伝えしようと思います。

      防災の意識を持とう

       まずは、「状況別の防災」について説明をします。

       自然災害が起きた時、皆様は「屋外」か「屋内」、そのどちらかにいる事になります。「屋外」では「老朽化した建物(ブロック塀や看板など)から離れる」「ビルのガラスから遠ざかる」「災害が予見される場合はエレベーターなどの密室に入らない」といった具合に、出来る限り安全性・耐久性の高い施設や公園などに移動する意識と行動が求められます。「屋内」でも「大きな家具・インテリアやガラスから離れる」「暖房器具やガスを消す」といった安全対策が重要です。また、「屋内」では停電に備えて「モバイルバッテリーや予備電源」を確保しておく事も大切です。

       次に、「ライフスタイル別の防災」について説明をします。

       「普段、家にいない事が多い」というライフスタイルを送られている方は、「職場で立ち往生をしてしまう」「備蓄品や非常用グッズを持ち出せない」「身内と遭えない」「近所づきあいが無いので助け合いの輪に入れない(どこにアプローチすれば良いのか分からない)」といったリスクがあります。これについては、普段から家族と災害時の行動について話し合ったり、職場で災害時の対策マニュアルを作ったりと、いつ起きても何らかの行動を冷静に行える為の想定準備をしておく事が重要です。「子どもが学校や保育園・幼稚園に通っている」というライフスタイルの場合も、施設側が設けているマニュアルに目を通し、子どもとも災害時行動についてよく話し合っておきましょう。また、「女性」「乳幼児」「妊婦」「高齢者」「障がいを抱える方」「外国人」「要介護者」といった具合に、自然災害時に物資確保や移動に特別な配慮が必要なライフスタイルの状況もあります。こちらについては個別の事情に応じ、家族だけではなく地域社会と連携を取れるようコミュニケーションやマニュアル確認を行っておく必要があります。

      災難の時には予備電源を確保

       こうした基本防災の点を踏まえて、今度は実際の被災地から学びを得てみましょう。
       東日本大震災で被災された方の意見をとりまとめた『被災地から学ぶ かぞくの防災』の中に書かれている「震災時に困った事」という項目の中で、普段はあまり自然災害と結びつかない視点が見えてきました。それが「子どもたち」に関するものです。
       学校や保育園にそのまま避難した子どもたちは、両親がいない生活環境の中で大きな不安を抱えて、パニックに陥ることがあったと言います。その後の避難生活においても、子どもたちは長期化する生活の混乱によって著しいストレスを抱える傾向にありました。大人のように自分を律して行動することは難しいので、これは自然災害時における重要な課題のひとつであると考えられます。そんな時に現場で本当に役立ったと言われるものが、子ども向けのDVDや絵本だったそうです。しかし、このDVDの視聴も停電時や避難所の電力使用の制約がある中での使用は難しいものとなります。ですから、予備電源を確保しておく事が、この意外な課題からも重要である事が分かります。DVDプレーヤーやパソコンだけではなく、ラジオ、懐中電灯、ワンセグ機器、パソコン、スマートフォン、暖房器具といった電子機器はすべて電力が必要です。
       生活の基盤となっている電力を予備として確保しておくことは、防災の基本法則のひとつであると言えるでしょう。

      ポータブル電源を選ぶときのポイント

       現在、市場に出ている予備電源(ポータブル電源)には様々なタイプがあります。

       防災に役立つものを選ぼうとする場合、まずは【容量】について確認をしてみる必要があります。停電時の電源として代替出来る電池容量は「1000Wh以上」が目安です。この容量であれば、先のDVDプレーヤー、パソコンはもちろん、テレビ、ホームシアター、ポータブル冷蔵庫、扇風機、電気毛布といった主要な電子機器を稼働させることが出来ます。

       ただし、使いたい電子機器によっては予備電源の【定格出力(予備電源側が安定して出せる出力)】【周波数(日本は東日本50Hz・西日本60Hz)】も確認をする必要があります。この点については定格出力の数値が大きく、周波数が50Hz/60Hzどちらにも対応している予備電源を選べば安全に使えると言えます。

       そして、【出力端子(コンセント形状)】についても注意が必要です。予備電源の主な出力端子は、家庭で一般に使われているAC出力ポート、車載機器を使うことが出来るDC出力ポート、小型電子端末でよく使用されているUSBポートの3種類があります。

       それぞれの端子が幾つあるのか、自分が予備電源を使うシーンを想定しながら、それに見合った出力端子を選びましょう。

       以上が、「知っておきたい、家庭防災の基本」のお話でした。いつ自然災害が起きても対応が出来るよう、意識から準備まで、しっかりと防災の構えを行っておく事が大切です。

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